みなさん、こんばんは!

昨日から記事の更新スタイルを変えて、毎日更新をしてみることになりました。
3記事ずつの更新になるので、前よりも気軽に読んでいただけるのではないかと思います。
本日の更新は、コロナウイルス対策、アフリカンアート、スタートアップについての3本です。

それでは、お楽しみください!


記事:『South Africa is leading the continent’s coronavirus testing challenge boosted by private labs』

記事リンク:https://finance.yahoo.com/news/south-africa-leading-continent-coronavirus-193257699.html

内容と背景:

はじめに、南アフリカがアフリカ大陸のコロナウイルス検査の課題を先導していることについて書かれている記事をシェアします。

この記事では、他のアフリカから先陣を切って、南アフリカのコロナウイルス検査が進んでいる状況とその理由について解説しています。

南アフリカは、迅速に国境を閉鎖したこともあり、コロナウイルスの数値はまだ比較的低い状況ですが、(1,462例、5人の死亡、(4月3日時点))混雑した都市部へウイルスが到来した場合、手洗い用のきれいな水へのアクセスが不足しているため、自己免疫不全の問題から大きな被害を被ることが予測されています。

このような状況から、南アフリカの政府は、コロナウイルス検査に注力をしてきました。その結果、4月末までに24時間で約36000のテストが可能となった。ということを報じています。

記事の中では、他のアフリカの国について、他の国にはこのような資源はなく、ジンバブエで検査されたウイルスは316人で陽性が9人、死亡例が1人であったとし、ナイジェリアは1日あたり1500検査に増加したが、3月22日までに152名しか検査されていなかったという報告がある。ということが報じられていました。

他の国との違いとその理由について、南アフリカは長年にわたるHIV蔓延への対応により、研ぎ澄まされた大規模な健康調査と疾患追跡機構はテストと監視を行うノウハウを持っているということが理由として挙げられています。

南アフリカはサハラ以南のアフリカで最も先進的な国の1つですが、HIV感染症の数は世界で最も多く、約770万人が感染していることから、この壊滅的なHIVの蔓延に対応して、南アフリカは世界で最も多産なHIV研究拠点の1つを持っています。2つのウイルスの間には多くの類似点があり、過去15年間HIVに取り組んできた多くの人々がSARS-CoV-2に介入して研究できるということです。

国として培ってきたノウハウを、先駆的な形でこのように生かしている南アフリカの取り組みには、今後も注目できそうです。

関連記事:

  1. 「One week into lockdown, how is S Africa faring in COVID-19 fight?」Link
  2. 「South Africa’s leadership in HIV research is galvanizing to tackle coronavirus and develop tests」Link
  3. 「African Scientists Successfully Sequence Local COVID-19 Genome」Link

記事:『Sotheby’s has had its biggest jump in bidders for African art, thanks to a stay home lockdown』

記事リンク:https://finance.yahoo.com/news/sotheby-had-biggest-jump-bidders-180509801.html

内容と背景:

お次は、アフリカンアートに関する記事をシェアします。

サザビーズ(Sotheby’s)は、ロックダウンのおかげで、アフリカの芸術の入札者で最大の跳躍を遂げました。

英国政府は、現在国内で34,000の感染と3,000の死に瀕しているコロナウイルスの蔓延を遅らせるために、公衆の2人以上の集まりをすべて停止する指令を出しました。

サザビーズは、ロンドンの有名なオークションハウスで、首相の指示から数日後に最新のアフリカンアートの現代アートの販売を開始する予定だったため、土壇場でこのカテゴリで初めてオンラインのみの販売に切り替わりました。 

アフリカ21か国の58人のアーティストによる100点以上の作品を特集し、オークションは3月27日から3月31日まで行われました。売り上げが290万ドルになり、1年前から比べ、入札数が46%も大幅に増加しました。また、販売の入札者のほぼ30%が40歳未満であり、デジタルセールがアートオークションの一般的な購入者よりも若い顧客を引き付けている可能性があるということがわかりました。

記事の中では、最近ではアフリカ各地での展覧会が認知度を上げていることもあり、過去10年間に世界中のコレクターと商業的関心がアフリカンアートに集まってきているという情報がありました。

また、新進のアフリカのアーティストだけではなく、以前の世代の古典的なアフリカの芸術もまた、新たな関心を呼び起こしているようです。

20世紀で最も愛されるアフリカ人アーティストの1人であるベンエンウォンウーの絵画は、オークションデビューで305,000ドルで販売されました。エンウォンウーの最新の発見であるクリスティーンは、昨年10月にサザビーズから140万ドルで販売され、当初の推定価格の7倍以上になりました。彼の最も有名な肖像画、チュチュは、「ナイジェリアのモナリザ」と呼ばれることが多いナイジェリアの王女アデトゥトゥアデミリュイ(ツトゥ)の描写であり、ライバルのロンドンオークションハウス、ボーナムを通じて、2018年に160万ドルという記録的な売り上げを記録しました。

この記事のなかでは、実際に取引されていたアフリカンアートの個性的な絵も載せられています。

不安な日々が続く毎日ですが、原色を綺麗に取り入れたアフリカンアートの絵やオブジェをおうちに飾ってみるのも、気分が明るくなって良いのかもしれませんね。


記事:『Three African startups selected for Google for Startups Accelerator on SDGs』

記事リンク:https://ventureburn.com/2020/04/african-startups-selected-for-google-for-startups-accelerator-sdgs/

内容と背景:

SDGsの17の課題解決に関して何度かこちらでも取り扱ってきました。中には、アフリカの国々のほとんどが目標に対して実現が難しいことや、実現のために更に多くの投資が必要になることなどの話題とともに、実際に課題を解決しそうなイノベーティブなアイディアやスタートアップの取り組みなどがあることなども取り扱ってきました。

今回はGoogle社が昨年11月に募集したアクセレレーションプログラムに関してです。先日選ばれたスタートアップが発表され、11社のうち、アフリカから3社(ケニアとナイジェリア)から選ばれました。今回選ばれた企業は5ヶ月間のプログラムのもと、Google社のエンジニアとともに自らのプロジェクトに取り組みます。

今回選ばれたアフリカのスタートアップには、医療関係の取り組みと農業関連の取り組みを行っている会社です。医療関係では、緊急医療への応答を提供するプラットフォームを提供するスタートアップが、またもう一つは、持病を抱える患者に対してサポートを行うサービスを提供するなど、アフリカで医療分野での一つの大きな死者を抱える原因となっている、アフターケアにフォーカスしたソリューションを提供する企業が選ばれました。また農業分野では、ポストハーベストロス(収穫後損失)に対して取り組むサービスとして、再生可能なエネルギーを活用したコールドストレージ(冷蔵など)を提供するようです。

彼らのプログラム後の成長も気になるところです。

関連記事:

  1. Kenyan, Nigerian startups selected for Google SDG-focused acceleratorLink

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