日本ルワンダビジネスコミュニティ(JRBC)運営メンバーの一員。面白記事では主にロジスティクスやサプライチェーン、また農業分野などを担当させていただきます。


みなさま、こんばんは!

さて、本日は火曜日ということで農業セクター関連の記事を2本ご紹介いたします。

まず初めにルワンダにて医療用の大麻栽培が輸出市場向け限定で承認されたというニュース、その次に成長中のアグロビジネスに向けて資金提供を行うAgroMinds Elevator Pitch Challengeにて3名の受賞者が選出されたというニュースをご紹介しています。

ぜひ最後までお読みください!


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記事1:「ルワンダ政府;医療目的での輸出用大麻栽培を承認へ」

英題:「Rwanda to allow cultivation of cannabis for medical purposes」

記事リンク:

http://www.xinhuanet.com/english/2020-10/14/c_139439217.htm

内容と背景:

本日は火曜日ということで、農業関連の話題をお伝えいたします。

まず初めにルワンダにて、急成長している米国と欧州連合市場をターゲットに、医療目的での輸出用大麻栽培が許可されたというニュースをご紹介いたします。

以前よりこちらの投稿でもたびたびご紹介していますが、ルワンダの農業セクターでは近年生産性の低い伝統的な農法から最先端技術を活用した生産性の高い近代的な農法への転換、また園芸作物など高付加価値な農産物の輸出による外貨の獲得などが目指されており、今回の決定も後者の一貫であると考えられます。

記事によるとルワンダ開発委員会(RDB)は先週13日火曜日、高価値の治療用作物の栽培、加工、輸出に関する規制ガイドラインを承認した12日月曜日の閣議決定を受け、ルワンダ政府が近く医療用大麻栽培のライセンスを発行する見通しであると発表しました。

RDBは声明の中で、今回の発表により高価値の農業と農産物加工において大規模な輸出収入と雇用機会が生み出されることに期待していると述べ、近々大麻に関心のある投資家からのライセンス申請の受け取りが始まるだろうとの見解を示しています。

一方RDBは、ルワンダで生産される医療大麻は輸出市場専用であると強く強調し、医療目的以外での国内消費を禁止している従来の規制法を変更する見通しはないと述べています。ルワンダのDaniel Ngamije保健相もまた、大麻の栽培と輸出に関するガイドラインは政府により厳格に整備され、法律上犯罪である喫煙など娯楽目的での大麻の乱用は厳しく取り締まっていくと警告しています。

RDB取締役会のCEOであるClare Akamanzi氏によると、大麻の栽培を許可された人は皆CCTVカメラや監視塔などを含む、治安当局により承認された協力な治安プログラムを持っている必要があるようです。

現在のルワンダの刑法では麻薬の使用は2年の懲役で罰せられ、麻薬の販売に関しては最大20年の懲役、重度の場合は終身刑として罰せられるようですが、関連記事によるとルワンダでは大麻使用による逮捕はほぼ毎日行われているようです。今回の決定によりルワンダ国内での大麻の乱用が増加しないことを願うばかりです。

Ngamije氏によると現在ルワンダは医療目的で大麻の輸入を行っており、今回の決定により今後は輸出も可能となります。ルワンダが高付加価値である医療用大麻の輸出により、世界の医学研究に貢献を示し、輸出収入として外貨を獲得することができるのか、今後の動向に注目したいところです。

関連記事:

  1. 「Rwanda to grow medical cannabis for export」Link

記事2:「AgroMinds Africa Elevator Pitch Challengeにて3名の受賞者が選出される

英題:「3 finalists announced for AgroMinds Africa Elevator Pitch Challenge

記事リンク:

内容と背景:

続いても農業関連の話題をお伝えいたします。

この度、戦略的アドバイザリー、トレーニング、および開発サービスを通じサハラ以南アフリカの新興アグリビジネスセクターに対して付加価値の提供に取り組む IESO Agribusiness Consult が主催する AgroMinds Elevator Pitch Challengeの受賞者が発表されました。

AgroMinds Elevator Pitch Challengeは、成長中のアグリビジネスに資金を提供することを目的としたコンテストであり、今年11月に開催されるAgroMinds Africa Challenge イベントの前段階にあたるものです。コンテストではアフリカの20カ国から400を超えるエントリーが寄せられ、12名のファイナリストから最終的に3名の受賞者が選出されました。

まず優勝し6,000ドルの賞金を受け取ったのは、Helen Wairagu氏の所有するケニアのTrasteaでした。Trasteaはお茶のバイヤーらがケニアのお茶の生産者から最適なブレンドや品種を見つけて購入できるようにするプラットフォームを運営しています。ホームページによると、プラットフォームではケニア国内にて受賞歴のある生産者からのみ調達したお茶を販売しており、商品の高い鮮度と品質が強みであるようです。

続いてTrasteaに次ぎ2位に選ばれたのは、Joshua Gyan氏率いるガーナのMr. Kitchen Foodsでした。Mr. Kitchen Foodsは地元の農産物加工の高付加価値化を目指し、2017年より添加物や防腐剤を含まない食品や製品の製造に取り組んでいます。

またMr. Kitchen Foodsに次ぎ3位に選ばれたのは、Blessed Mutowo氏率いるジンバブエのスタートアップPro-fresh Companyでした。記事によると同社はトマト、キャベツ、また豚の生産に従事するアグリベンチャーであるようです。

コンテストの受賞者である上記3社は現在、IESO Agribusiness Consultの主催する1ヶ月の農業促進プログラムを実施しています。

IESO Agribusiness ConsultにてAgroMinds Africa Challengeのエグゼクティブディレクターを務め、研究およみアグリビジネス開発の責任者でもあるSteven Odarteifio氏は、スタートアップとビジネスのエコシステム内で、アフリカの若者らが大陸のアグリビジネス革命の主役になれるよう動機付けを行うことは急務であると述べ、大陸内のアグリビジネスセクターの発展におけるコンテストの重要性を主張しています。

冒頭でも少しご紹介した、今年11月にガーナの首都アクラで開催予定である AgroMinds Africa Challenge では、これまでアフリカの38カ国から7,400件のエントリーがあり、3段階の審査を経て現在は30名のファイナリストが選出されています。こちらのコンテストでは受賞者が15万ドルもの株式資金を獲得することができるようです。

これまでこちらの投稿でも多くご紹介してきていますが、コンテスト形式で受賞者が資金を獲得できるようなイベントは近年アフリカで盛んに開催されています。ビジネスの初期段階にありながら今後の成長を見込んで出資を受けられる、アクセラレーターやインキュベータープログラムとも呼ばれるこのようなイベントは、若者の起業家精神を促進する上で大きなインパクトがあると考えられます。

Pick! Up アフリカでは今後もこのようなイベントの紹介記事を通じて、農業だけでなくアフリカ大陸の様々なセクターにて今後活躍が見込まれるスタートアップをご紹介していければと思います。

関連記事:

「教育、物流、農業分野で注目を浴びるテック系スタートアップをご紹介!(面白記事 Vol. 123)記事1」Link


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