自己紹介で初めてアフリカ大陸を訪れその魅力に取り付かれ、タンザニアに移住してから今までを3回にわけて書かせていただきました。読んでいただけましたでしょうか。
まだ読んでいないという方はぜひ1話から読んでみてください。
↓1話はこちらから↓

今回は、タンザニアに移住してきてからの仕事にスポットをあてて書いてみたいと思います。
タンザニアに移住してきた当初は、自分で起業して商社をやろうと考えていました。商材としては、日本の中古車販売会社から販路開拓をお願いされていたのと、前職でタイのバンコクにて鉱業スクラップを取り扱っていたため、タイへの鉱業スクラップの輸出やタイから衣類などの輸入などを考えていました。しかし移住してきてすぐに盗難被害に遭い全財産を失い、1日1回食事を摂るのがやっとの生活になってしまったので、この起業が実現することはありませんでした。
生きていくためにはすぐにでも仕事が必要な中、友人の伝手でカジノのキャッシャー兼マネージャーの職を得ました。オーナーがギリシャ人で、日本に来たことがあり日本贔屓だったため、カジノのことを全く知らない中働かせてもらえることになりました。従業員のうち外国人は1割くらいで、期間を決めて出稼ぎに来ている人たちばかりでした。南アフリカ人、マケドニア人、フィリピン人などがいて一緒に働きました。夜勤で、横暴な態度のお客さんもいたりと、なかなか慣れずにいたところ、ある日勤務中に日本人がお客さんとしてやってきました。
その方が任期を終えて日本に帰るため、会社が後任を探すと思うが興味はあるかと聞かれ、面接を受けに行き、無事に採用されました。日系企業の電池工場で営業マネージャーとして働きました。自分の倍以上の年齢の部下ができ、営業のことだけでなく、セールスマンにパソコンの使い方を教えたりと、業務は多岐に渡っていました。また、タンザニア各地にお客さんがいたため、毎月地方への出張も多くあり、実際に電池が多く使われている鉱山を見に行ったりと充実した日々を送っていました。
そんな中、急遽工場の閉鎖と撤退が決まり、慌ただしく次の仕事を探すことになりました。丁度妊娠をしており、出産後に環境の変化もあったため短期間でしたが、日系の自動車部品を販売する会社で働きました。
その後東アフリカへの進出を考えていた現職の上司に出会い、日系現地法人のトラック販売会社の立ち上げ、現地責任者として働いています。主な業務としては、日本から中古のトラックを購入し、現地で販売しています。また空いた時間で、友人と運営している一般社団法人で集まった寄付で孤児院支援も行っています。自分のできる範囲で、当初タンザニアに移住した目的であった貧困支援に関われていることに感謝をしています。支援している孤児院では毎月、両親や親戚などから虐待を受けたりして逃げてきた子どもたちが保護されています。子どもたちの壮絶な話を聞く度に、大人が抱える自尊心の低さや精神の不安定さの捌け口に子どもがされていると感じています。タンザニアでも高所得層を中心にウェルビーイングを高めることの大切さが知られてきていますが、本当に必要な人たちには届いていないと感じるので、今後そのために活動をしていきたいと思っています。

また、タンザニアにはお洒落な雑貨や手作り石鹸やスキンケア商品、料理に重宝するスパイスなど素晴らしい商品が沢山あります。長年住んでいるからこそ知っているこのような商品を紹介して販売するオンラインショップを開設したいと考えています。
今後の展望も含め熱く語ってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
一緒にやってみたいなど声を掛けて貰えたら嬉しいです。
海外で働く場合、労働ビザが必要となり、また国によっては賃金の差が大きく、仕事を選ばないと生活が成り立たなくなることも考えられます。私は、タンザニアの滞在許可や労働ビザの情報などをあまり調べないまま移住してきてしまい苦労しましたが、最新情報を常に自分で調べ知っておくことは重要だと感じます。
参考にしてみてください。
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