ナイジェリア発の新しい配送アプリ 「Ozi(オジ)」 がローンチしました。なんと、全世界で約4600億ドル規模といわれる宅配市場に、ブロックチェーン技術とコミュニティの力で革命を起こそうとしているようです。

Oziがユニークなのは、「旅のついでに荷物を届ける」というアイディア。例えば、ラゴスからアブジャへ車で向かう途中に、誰かの荷物を届けてちょっとした副収入を得ることができる仕組みです。逆に、配達コストが高すぎて困っている人にとっても、手頃な価格で信頼できる「旅人配送」を頼める形です。

<Oziの特徴>
身分証と電話番号認証による本人確認で、安全性をしっかり確保
リアルタイムの荷物追跡機能付きで安心
★希望者には保険オプションもあり
★ブロックチェーンを活用し、取引の透明性を強化

「ただの配送アプリじゃなくて、みんなが得をするコミュニティなんです」と語るのは、共同創業者でCTOのクリスチャン・チメ氏。旅人も、荷物を送りたい人も、お互いを助け合いながら収入や利便性を得られる新しいモデルを目指しているとのこと。

そしてCEOのイケナ・アニ氏も、「空の車で移動するなんてもったいない! 荷物を運んで、その旅を収入に変えましょう」と力強くアピール。ナイジェリアを最初のローンチ国に選んだのも、市場としてのポテンシャルを信じているからだそうです。

現在は、公式サイト(www.ozionline.com) から誰でも登録可能とのこと。


このOzi、まさに「旅と経済のシェアリングエコノミー」って感じですね!今後アフリカだけでなく、他の国にも広がっていきそうです。

ちなみに、当サイトを運営しているレックスバートコミュニケーションズ株式会社のルワンダにおける関連企業WiredInでは、過去にまったく同じコンセプトのアプリを実験的に開発し、ルワンダで運用を試みたことがあります。安全性や追跡、保険というところでの難しさや、マーケットサイズというところで、現在は中断していますが、どのように解決しているかを見ることで、また改めてルワンダでトライしてみようかとも思います。

この件に限らず、アフリカでは多くの国があり、それぞれの国でいろいろなアイディアが展開されています。かつて日本でタイムマシン経営と謳い、アメリカで流行ったものを日本に持ち込むビジネスモデルもありましたが、アフリカでも同様にどこかの国で話題になったサービスの類似サービスをいち早く別の国で展開していくといった形も、ある意味ビジネスモデルとしてはありなのではないかと、記事をみて思ったところです。

アフリカのいろんな国でのイノベーションをウォッチしてみてはいかがでしょう?Pickupアフリカでもテック系記事も増やしていきたいと思いますので、またチェックしてみてください!

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