Pick-Up!アフリカ メンバーです。 ルワンダ共和国に1年間留学していました。 Instagram→@o0yr021 X→@Ayumi_Africa

こんにちは!Pick-Up!アフリカのAyumiです。

今回のシリーズでは、東アフリカに位置する内陸国、ルワンダの食文化について、詳しくご紹介します。

1年間ルワンダの南部・フーイェに留学している間、ルワンダ人にルワンダ料理を何度もご馳走になりました。食べることが大好きな私は、つい10kgも太ってしまったほどです…。

★今回ご紹介する料理の例をチラ見せ★

紹介したいものが多すぎるので、4回のブログに分け、

第1弾(今回):ルワンダの国民食7種類

第2弾:ルワンダの国民的な軽食4選

第3弾:ルワンダの飲み物

第4弾:ルワンダで豊富に生産される農作物

を紹介していきます。最後までお付き合いください♪

ルワンダ国民食① Agatogo(アガトゴ)〜オールインワン煮込みボウル〜

⇧南部フーイェのローカルレストランで食べたAgatogo

ルワンダ国民が日常ベースで食べる料理の一つが、栄養満点のアガトゴ

普通は、食用バナナ(たまにジャガイモ)、お肉(ヤギや牛)、野菜をトマトと一緒に煮込んだものです。

一言で表すと、「オールインワン煮込みボウル」が適切でしょうか。

⇧首都・キガリのホストファミリーに作ってもらったアガトゴ。

味付けは塩とニンニクをベースとするシンプルな味で、素材の旨みが体に染み渡ります

ルワンダのPili Pili(ピリピリ)という唐辛子のような香辛料を使って辛くする人もいます。

ルワンダ国民食② Ugali(ウガリ)・Kaunga(カウンガ)〜アフリカの代表的な主食〜

 ⇧キャッサバから作ったウガリ

Ugali(ウガリ)とは、キャッサバという芋を粉にしたものを、お湯で練った主食を指します。

Kaunga(カウンガ)とは、とうもろこしの粉をお湯で練った主食のことです。

ルワンダに限らず、アフリカ全土で広く食べられています(原材料や呼び方、定義は地域によって様々)。

キャッサバのウガリは少し酸味があることが多く、苦手だと感じる日本人も少なくありません。ですがモチモチしていて腹持ちも良く、作るのが非常に簡単です。

⇧とうもろこしのカウンガとと牛肉ソース

⇧キャッサバのウガリとチキンソース

一緒に食べるソース(おかず)には色々な種類があり、別の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。

★あわせて読みたい★
⇧クリックで記事を読む⇧

ルワンダ国民食③ Brochette(串焼き)〜みんなのごちそう〜

 ⇧右奥の串焼き。ヤギ肉を使っています。

国民が喜んで食べるのが、ヤギ肉の串焼きです。ルワンダではお肉の中でもヤギを食べることが多く、他の食材と比べると少しお高めなため、特に貧困地帯では貴重なご馳走です。

トマトやコンソメなどを使って味付けすることが多いです。

⇧ヤギ肉のホルモン、ジンガロも絶品。

首都・キガリを中心としたいくつかのレストランでは、ヤギ肉のホルモンを串焼きにした、Zingaro(ジンガロ)を食べることもできます。

ルワンダ国民食④ Isombe(イソンベ)〜草のシチュー〜

⇧イソンベ(牛の足でダシを取ったもの) 
⇧上の緑色がイソンベ。

イソンベとは、キャッサバの葉をマッシュして煮込んだ料理です。味付けは言葉で説明するのが難しいのですが、一言で言うと、ほうれん草よりは葉の青い香りを感じるシチュー、といった感じです。

こちらも日本人の中では好き嫌いが分かれる料理です。

お米やウガリなどと一緒に食べます。

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★思い出をちょっぴり★

イソンベを作るため、同じ寮に住んでいたブルンジの学生が200円くらいで牛の足(皮も毛も付いたままの生足…)を買ってきて、写真のように包丁で時間をかけて皮を削っていました(牛の足が3本映っています)

あまりにもグロテスクだったので思わず叫んでしまいましたが、小さい頃からキッチンで母親から料理をさせられてきた彼女は、平気な顔で黙々と削っていきます。
日本では見えない所でこういった作業をしてくれる人がいることを、忘れてはいけないなぁと感じました。

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ルワンダ国民食⑤ Ifiriti(イフィリティ)〜日本とはレベチの格別フライドポテト〜

ルワンダでは、特に外食をする時、そして家庭によっては家で日常的にフライドポテトを食べます。そしてこのフライドポテト、日本のフライドポテトとはレベチで美味しいのです…。

ルワンダに来た日本人は、私も含め口を揃えて「ルワンダのフライドポテトはなんでこんなに美味しいんだろう…」と呟いてしまうほど、ジャガイモが甘くて中身がしっかりしていて美味しいんです

⇧メインディッシュ+フライドポテトのセットがレストランやカフェで良く見られます。

 

日本にいるルワンダ人に理由を聞いたところ、「日本では一度冷凍したフライドポテトを使うお店が多いけど、ルワンダでは揚げたてしか出さないからだ」と言われましたが、本当にそれだけなのでしょうか…。

ルワンダ国民食⑥ Ibishimbo(イビシンボ)〜原産豆の煮込みもの〜

⇧ルワンダの伝統料理。イビシンボ、ヤムイモ、カボチャの煮物です。

ルワンダでは安価に手に入る食べ物の一つとして、Ibishimbo(イビシンボ)という赤い豆があります。レッドキドニーに似ていますが、ルワンダ現地で育つローカルの品種です。

⇧煮込んだイビシンボとカウンガ。

このイビシンボは、煮込んでご飯やカウンガと一緒に食べることが多いです。味付けは塩ベースでとってもシンプルです。

ルワンダ国民は小さい頃よく家庭で食べてきたのと、安価で質素なご飯だと考えているのか、「イビシンボはもう飽きた」と言う声もよく聞きます。

ルワンダ国民食⑦ ビュッフェスタイル〜遠慮なんていらない豪快さ〜

これは料理とは少しズレるのですが、ルワンダの食事スタイルはビュッフェが何かと多いんです。

会議中の食事やレストランでのランチなど、様々な場面でビュッフェスタイルで食事が提供されます。

最大のポイントは、みんな本当に遠慮なく沢山盛り付けることです。

⇧調子に乗って盛り過ぎた!と思いきや、現地のルワンダ人は女性も男性も関係なく、この2倍は盛っていました。盛り付けの美しさなんて考えず、とにかく沢山食べることが命。

ビュッフェの内容は、ご飯やスパゲッティ(柔らかすぎるものが多い)、フライドポテト、アガトゴ、豆料理、葉物やキャベツの炒め物、肉など。

お肉は高級なので、一人一切れまでに制限されることも多いです。

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以上、ルワンダの国民食7種類をご紹介しました!気になった料理はありましたか?

次回はルワンダの国民的な軽食をご紹介しますので、お楽しみに!

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★あとがき★

ルワンダは小さい国で、日本人からの認知も比較的少ないため、このブログシリーズを書いても多くの人には読んでもらえないかな…と思いましたが、ルワンダに滞在し、ルワンダを愛する日本人として、より多くの人にルワンダに興味を持っていただきたいので、書き残すことにしました。

ルワンダにおいて食事の場は人と人との繋がりの場です。また、ルワンダ(や周辺国)では、来客に対してほぼ必ず手料理を出すという素敵な文化があります。みなさんも、ルワンダに行ったらぜひローカル飯を楽しんでください!(衛生面だけは気をつけないといけませんが…)


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