アフリカと聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

壮大なサバンナ、美しい大自然、陽気な人々…。私もそうした魅力に惹かれ、アフリカ各国を旅しました。

でも、現実はそれだけではありません。

実際に現地を訪れると、「これ、危ないかも…」と感じた瞬間やそのような話を聞いたことが何度もありました。

この記事では、私たちPick-Up!スタッフがアフリカ渡航中に実際に遭遇した「危険な目」を8つにまとめました。

被害にあったエピソードと、そこから学んだ対策や対処法もセットで紹介しています。

これからアフリカを訪れる方にとって、「知っていれば防げること」が一つでも増えれば嬉しいです。


1.スリ・窃盗・強盗

アフリカ旅で一番よく耳にするのがこのジャンル。街を歩いてただけなのに、気づいたらネックレスが消えてた…なんてことも。油断大敵、カバンのチャックは常に意識!

カテゴリー事例対策・対処法
所持品を盗られるケニア歩いてたら一瞬止まったところで着けていたネックレスを引っ張られて取られた✅現地の警察に被害届をだし、その証明書を帰国後保険会社に請求する
所持品を盗られるタンザニア夜歩いていたら、オートバイに乗り鉈を持った3人組に脅され所持品を奪われた。道を歩いているところを後ろからオートバイで来てひったくられる事例もあり。✅夜暗くなってから出歩かない
✅出歩く場合には、UberやBoltなどを使用し乗車情報を友人と共有する
✅極力持ち物を減らす
所持品を盗られるルワンダ、南アフリカ、タンザニアお手伝いさんによる窃盗(調味料、現金、金目のもの)✅お手伝いさんは1人に頼り切らず、数名に頼む
✅手癖の悪い人には信頼していないということを示す
✅信頼してくれる人からの紹介がおすすめ
✅初回にわざと洋服の中にお金をいれておいて、盗まないか(初日の態度は大切)
✅見えるところに金目のものは置かず、鍵がかかるところに置く
✅若い人には特に注意
所持品を盗られるルワンダあまり親密度の高くない寮のルームメイトにイヤホン・現金を盗まれた✅帰国する前など忙しい時には貴重品に注意する
✅現金をそのまま持たず、キャッシュレスにする(ルワンダの場合はMoMopay)
スリの標的にされるモロッコ夜、人の目が行き届きそうにない迷宮都市の細い道を歩いていたら、スリに狙われていると感じた瞬間があった✅大人数で歩く(1人歩きしない)
✅貴重品を持っている気配を極力出さない
南アフリカ夜のガソリンスタンドで、隣に停車していたミニバスの乗客からスリを狙われていた✅安全な場所で休憩する
✅すぐに車に乗る
強盗南アフリカ門番を雇っていたが、少しの隙に家の中に入られ、銃で脅され、金目のものを全て盗られた✅抵抗せず、相手の求めているものを渡す
✅警察を呼ぶ
✅日々の生活がわからないように同じ道順は使わない、同じ時間に通らない
詐欺ルワンダMTN業者(通信会社)を装い、電話で送金をしろという詐欺。知り合いが受けた損失は1000〜2000円程度だったが、最近ルワンダで頻発しているらしい。✅不審な電話には出ない、出ても対応しない

2.急な病気

現地の水や食べ物が合わないこともあるので、体調管理は命を守る第一歩!現地の医療機関が万全ではないこともあるので、病気の予防もとても重要になります。

カテゴリー事例対策・対処法
マラリアケニアマラリアが悪化してしまい、立ち上がれなくなった。友人が夜中おぶって病院まで連れて行ってくれた✅いざという時に助けてもらえる友人と家の場所を共有しておく
✅家の近くにある24時間対応の病院の連絡先を携帯に登録しておく
食中毒ルワンダ首都キガリに滞在中、食中毒(果物のスムージーで)になり、夜中に高熱になった✅日本大使館の、緊急時連絡先(営業時間外にかけることのできる、携帯電話番号)に連絡。病院に行くことを勧められ、国内で最も大きな病院であるKing Fisalにタクシーで行き、点滴を打ってもらった。待ち時間が非常に長いので、辛い時は近くのスタッフに声をかけ、順番を早めてもらうことができるのでおすすめ。
胃腸炎、感染症ケニア胃腸炎や日本で経験したことのない感染症などにかかった✅近くの病院で検査してもらった
✅アフリカでしか治療できない病気や日本では手に入らないく薬があるため、病院にいくことをおすすめする
✅レシートや領収書は帰国までとっておき、証明書と一緒に保険会社に提出

3.クレジットカード・ATMでのトラブル

カードがATMに吸い込まれて戻ってこない!?そんなことが起こりえるのが、アフリカ。お金関係のトラブルは焦るので、自己管理がかなり重要。

カテゴリー事例対策・対処法
カードが吸い込まれたタンザニアATMでお金をおろした際に、カードが出てこなくなった。ATMの機械に記載されていた番号に電話をして翌日にそこから最寄りの銀行の支店で返却してもらえた。✅カードが機械から出てこないことは時々あるので、焦らずATMに記載されている連絡先に電話する
✅カードが手に入るのは翌日以降になる可能性もあるので、飛行機に乗る前などは、なるべくATMを利用しないようにする
カードの二重払いルワンダルワンダで最も大きな病院であるKing Fisalに高熱のため行った際、カードでの支払いが二重払いとなっていた✅対応してくれないことも多いが、その場でレシートを確認するなど対処することが大切
手数料南アフリカ空港のATMでお金を引き出そうとしたら手数料が高かったため、取り消ししたらどちらにせよ700円近く手数料とられた。✅空港のATMで出来るだけお金をおろさない事
✅南アフリカはクレカが使えるので田舎にいかない限り、基本現金を持ち歩く必要はない
ATMでの殺人未遂南アフリカ道端のATMでお金をおろしている時に拳銃を突きつけられて全て奪われた✅警備員が常駐しているようなショッピングモールや銀行内のATMなど、安全な場所でお金はおろす

4.カージャック

「車であれば安心!」と思いきや、むしろ狙われるケースも…。走っている最中に狙われることもあるので、対処法は要チェック。

カテゴリー事例対策・対処法
駐車時南アフリカ南アフリカで駐車してたら前の車の窓ガラスを割って鞄を奪いとっていく泥棒をみた✅車内に大事なものを置かない
✅クルマのなかでもスマホをいじらない
走行時南アフリカ車通りの少なく、街灯もないような道で集団に狙われる
大抵、走っている車の前に車が停まり、こちら側を動けなくしたところで車を奪われる
✅深夜帯(23時以降)の運転を避ける
✅とにかく速く運転する(時速100km以上)
✅対向車とギリギリの距離で走る
✅何があっても道路上で外に出ない

5.賄賂

なんでそれでお金取るの!?って言いたくなる場面も多々あり。変にキレずに、でも押し切られない交渉のバランスが大切。

カテゴリー事例対策・対処法
賄賂タンザニア・運転中にスピードを2kmオーバーしていると止められた・運転中に信号が黄色だったと止められた・労働局職員にビザ申請中にオフィスに来られ、警察に連行され逮捕されパスポートを没収される。訴えを取り下げてもらうために賄賂を払い交渉。✅賄賂を払わないで解決できれば一番だが、あまり意地を張ったり正義を振りかざしたりせず、穏便に済ませ今後のために友好関係を築くようにつとめるのが一番
✅払う金額に関しては言いなりにならず交渉すること(個人の意見です)
賄賂タンザニア、マラウイタンザニアとマラウイの国境で警察から賄賂を要求された✅「荷物検査するから個室に入って」と誘導されると、そこには2人の警察官がいた。泣いたら解放された。

6.モラハラ・セクハラ

「電話番号教えて」「かわいいね」なんて言われるのは日常茶飯事。身の危険につながるので、危ないかもとなる前に対処する必要があります。時にはしつこさMAXな人もいるので、距離感と無視力は旅の重要なスキルです。また、日本人同士でのセクハラやモラハラにも注意。

カテゴリー事例対策・対処法
セクハラウガンダ夜10時頃に上司が家に突然やってきて、家の中に入れて欲しいと言われる。拒否したところ、翌日から仕事を回してくれなくなった。✅普段から露出を控える。独身であることはできるだけ隠す
✅毅然とした態度を日頃からとる
セクハラケニアホームステイ先で、おじさんから胸を触られた✅酔っぱらっている時は2人でいる空間をさける

7.忘れ物

バスやタクシーで…レストランの座席に置きっぱなしにしてしまって…気づいたときには手遅れ。旅先では気を張ってるつもりでも、こういうことが起きてしまうことも。特にお金周りは大変!

カテゴリー事例対策・対処法
財布タンザニアレストランに財布を置き忘れた。数時間後に気付いて戻ったが、なかった。✅普段使わないカード等は財布に入れておかない
✅無駄にお金を財布に入れておかない
財布南アフリカ大学内の食堂で財布をなくして、カードを全てとめた。✅カードは日本から複数枚持っていく
✅忘れ物センターにいく
✅カードの止め方を事前に確認しておく(一時止めるようなことができるカードもあったので活用できるかも)

8.事故

アフリカは交通量が多く、運転が荒いこともあるため注意が必要…事故を未然に防ぐ方法と、いざという時にどうすべきかを知っておこう。

カテゴリー事例対策・対処法
衝突タンザニア運転中に割り込みをしてきたバジャジ(オートバイ)にぶつけられた✅車は保険にきちんと入っておく(できればComprehensive)
✅事故があった後に逃げるバイクやバジャジもいるので、可能であれば鍵を取る
✅車を動かす前に携帯で写真を撮っておく
✅被害が少ない場合は話合いで解決しても良いが、ひどい場合はしっかり警察を呼んで調書を取ってもらう。
衝突ルワンダモト(バイクタクシー)に載っている最中、交差点で正面衝突しそうになった✅モトは基本的に利用しない
✅ゆっくり走ってもらうよう根気よく伝える
運転ミスエスワティニ道路の脇にあった穴にタイヤが落ちた✅日本でいうJAFのようなものは値段が高い、なかなか来ないと現地の人が言うので、通りすがりの色々な人に手伝ってもらい、みんなで持ち上げた

いかがでしたでしょうか?

せっかくのアフリカ旅行・留学・渡航、嫌な思い出で終わらないようにするには、対策や対処法を知っておくことがとても重要!外務省や大使館の情報なども参考に安全なアフリカライフを満喫してください!

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