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こんにちは!Pick-Up!アフリカです。
今年8月は第9回アフリカ開発会議(通称TICAD、Tokyo International Conference on African Development)が開催されます。
TICAD期間中は、日本とアフリカ諸国による重要な首脳級会議が開かれるだけでなく、民間企業や市民社会も参加するサイドイベントがあります。
その中に、Business Expo & Conferenceという一大イベントがあります。
今回は、Business Expo & Conferenceに焦点を当てつつ、そもそもTICADとはなんぞや?そしてTICADに参加するにはどうしたらいいのか?について解説します!
アフリカ開発会議(TICAD)とは
TICADとは、名前の通りアフリカの開発をテーマとする会議ですが、日本政府が主導しており、外交的な性格を強く持つものでもあります(外務省のTICADページはこちら)。
過去の開催場所は横浜、ケニア、チュニジアなどがあり、今年の第9回TICADは横浜で開催されます。
TICADは、実は30年以上の歴史があり、第一回は1993年に開催されました。
2003年までは、アフリカ諸国を援助対象として捉え、開発援助を念頭に議論がなされてきました。
しかし、2008年の第4回TICADを皮切りに、アフリカをビジネスのパートナーとして関係強化を測る方向性が打ち出され、ビジネスや投資を促進するイニシアチブが立ち上げられました(参考)。
そういった日アフリカのビジネスを促進するためのイニシアチブの一つに、TICADのサイドイベントである「TICAD Business Expo & Conference」があります。
日アフリカのビジネスを促進する!TICAD Business Expo & Conferenceとは

TICAD Business Expo & ConferenceとはJETRO(日本貿易振興機構)が主催しているTICADの併催イベントです(イベントサイトはこちら)。
8月20日(水曜)〜22日(金曜)に、パシフィコ横浜のホールB・Cで行われます。
JETROの発表によると、今回のイベントは以下の4つのゾーンで構成されます。
ゾーン名 | 詳細 |
Japan Fair | アフリカ各国から来日する政治要人・財界人に向けて日本企業(過去最多の196社・団体)が出展し、アフリカにおけるビジネス機会の創出を目指すもの。 企業の事業内容によって種類が分かれており、今年は以下の通り。 ・アフリカで活躍する日本企業(63社) ・質の高いインフラ(55社) ・保健衛生改善(24社) ・フードバリューチェーン(23社) ・人材育成(14社) ・気候変動対策(14社) ・都市問題対策(3社) ・ポップカルチャー(2社) |
Africa Lounge | 日本のビジネスパーソンを対象に、アフリカ各国政府が投資・ビジネス情報を展示。 |
イベントステージ | 日本企業によるセミナーやテーマ別パネルディスカッションが行われる。 |
テーマ展示 | JETROが「ポップカルチャー」と「イノベーション」のテーマで展示を行うもの。日本によるビジネス展開のポテンシャルや、日本とアフリカの未来を切り開く革新的なアイディアや技術が紹介される。 |
前回日本で開催されたのは2019年のTICAD7で、同様にパシフィコ横浜にて開催され、来場者数は約21,000人に上りました。
参加した日本企業・団体は156(うち中小企業は81)でしたが、今年は196社・団体(うち中小企業107社)と増加しており、全体の集客数もさらに多くなることが予測されます。
来場を希望される方は、以下の事前申込フォームをご提出ください。
https://www.jetro.go.jp/form5/pub/odd/ticad_pre-reg_en
(イベントサイト(JETRO)はこちら)
ビジネスのパートナーとしてのアフリカと共に価値を作っていこうという流れは、日本に限らず多くの国で見られます。
中国や中東諸国、インドなどが活発に進出している中で、日本もアフリカ市場でいかに活躍できるかが問われています。今回ご紹介したTICADのサイドイベントは、日アフリカのビジネスを促進する大きな原動力となりそうです。

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