カメルーン在住の某邦人です。カメルーンや仏語圏アフリカに関する情報を発信していきます。どうぞよろしくお願いいたします。

元カメルーン・ヤウンデ在住の外山です。

この記事では、これからカメルーンの首都ヤウンデを訪れる予定の方、あるいは駐在・長期滞在を予定している方に向けて、現地生活に欠かせないスーパーや食材店の情報をご紹介します。

2026年8月までヤウンデに住んでいた筆者が、実際に日常的に利用していたスーパーや生活必需品店を中心に、現地での買い物事情をまとめました。

なお、本記事で紹介する情報は2026年8月時点のものです。店舗の移転や閉店、新規出店などにより状況が変化している可能性がありますので、最新情報は現地でご確認ください。

西洋系スーパー

カメルーンにはフランス系を中心とした西洋系スーパーが複数進出しています。

ヨーロッパの食材や輸入品が豊富で、西洋料理を作るための食材には困りません。カメルーンは、歴史的経緯から特にフランス文化の影響が強いこともあり、チーズやハムの品揃えは非常に充実しています。

筆者自身、毎週末の買い出しで好みのチーズやハムを探すのが楽しみのひとつでした。

一方で、アジア系食品も多少は販売されていますが、多くはフランス経由で輸入された商品です。日本や東アジアの食材を探すのであれば、後ほど紹介する中華食材店の方がおすすめです。

Carrefour(カルフール)

カメルーン最大規模のフランス系スーパーマーケットです。

海外ではフランチャイズ展開を行っており、カメルーン国内のCarrefourは日本の総合商社・豊田通商株式会社の子会社であるCorporation For Africa & Overseas(以下CFAO社)が運営しています。

ヤウンデ市内には、

  • Warda店(Bastos地区←外国人が多く住む地区)
  • Ekie店(Ekie地区←ヤウンデの南部。中心地から30〜40分ほど車でかかる)

の2店舗があります。

Bastos地区について詳しくはこちらをチェック。

特にWarda店は規模が大きく、ショッピングセンター「PlaYce」の中に入っています。なお、このPlaYceも同じくCFAO社が運営しています。

ショッピングセンター「PlaYce」の外観
ショッピングセンター「PlaYce」の外観

↑ショッピングセンター「PlaYce」の外観

Warda店の売場面積は、PlaYceの公式サイトによると約4,000㎡。フランス語圏では、この規模の大型店舗を「Hypermarché(仏語風の発音で「イーペルマルシェ」)」と呼び、一般的なスーパーより一段大きいカテゴリーに分類されます。

カルフールWarda店の入口

↑Warda店の入口

カルフールWarada店でおすすめのチーズコーナー

↑筆者の好きなチーズコーナー。ここで筆者のお気に入りのブリー(クリーミーな味のチーズ)を購入していました。

カルフールEkie店の外観

↑こちらがEkie店。Bastosやヤウンデ中心地から車で30〜40分ほどかかります。意外と外国人のお客さんも筆者が買い物した時に数人いました。

SPAR(スパー)

オランダ発祥のスーパーマーケットチェーンです。

Carrefour Bastos店から車で数分の場所にあり、「Carrefour(カルフール)」で探したけれど見つからなかった」という商品がある場合によく利用していました。

店舗はショッピングセンター「Star Mall」の中にあります。

館内には人気アイスクリームチェーンのCold Stoneも出店しており、買い物ついでの休憩にも便利です。さらに、2階建ての商業施設自体がヤウンデでは珍しく、エスカレーターが設置されていることも小さな見どころとなっています(笑)。

SPARの外観

↑SPARの外観

SPARの店内の様子
SPARの店内の様子

↑店内は綺麗で、商品も丁寧に陳列されています。先に紹介したCarrefourが巨大のため、普通サイズのスーパーで、綺麗に商品がまとまっているSPARを使用する層もいます。

Super U(スーパー ユー)

こちらもフランス系スーパーです。

Bastos地区とGolf地区の境界付近に位置しており、Golfエリアに住む方にとっては非常に便利な立地です。

比較的新しくオープンした店舗のため、店内はモダンで清潔感があります。

品揃えも充実しており、快適な買い物環境を重視する方には特におすすめです。

Super Uの外観

↑Super Uの外観。

Casino

ヤウンデで最も古参の西洋系スーパーです。「Carrefour(カルフール)」など、上記で紹介したスーパーができる前には、外国人の駐在員はよくCasinoで買い物をしていたとのこと。

市内中心部とBastos地区に店舗があります。
施設自体はやや年季を感じさせるものの、日常生活に必要な食料品や生活用品は一通り揃っています。

また、日本人コミュニティの間では、店舗に併設されているケバブ店が美味しいと評判でした。

BastosにあるCasinoの外観

↑BastosにあるCasinoの外観。Casinoは元々フランスのスーパーですが、フランスの元祖Casinoは数年前に倒産してしまいました。また、謎は解けていませんが、カメルーンのCasinoロゴは、フランスで見かける小規模スーパー「Franprix」のロゴとなぜか一緒です。(もしくはただ似ているだけ?)

フランスを旅行したことのある人なら見かけたであろう「Franprix」のロゴ

↑フランスを旅行したことのある人なら見かけたであろう「Franprix」のロゴ(Wikipediaより抜粋)

中心街にあるCasinoの店内の様子

↑中心街にあるCasinoの店内。かなり年季を感じさせる建物です。

中華食材店

カメルーンには多くの中国人が暮らしており、それに伴ってヤウンデ市内にも複数の中華食材店があります。

醤油やごま油といった基本的な調味料から、冷凍食品、豆腐、東アジアで使用する野菜まで手に入るため、日本人を含むアジア系駐在員にとって欠かせない存在です。

難点を挙げるとすれば、価格表示がほとんどないこと。会計時まで総額が分からないのは少しスリリングです(笑)。ただ、野菜類は西洋系スーパーで購入するよりも安い場合が多いほか、輸入品の商品については、確かに関税の影響で高くは感じるものの、物価高の東京と比べたら、価格帯は変わらないかもしれません。

名の無き中華食材店①「Cozy Pool近くの中華食材店」

Bastos地区にあるフレンチレストラン「Cozy Pool」の隣にあります。

黒い門を開くと、この中華食材店があります。看板らしい看板がなく、一見すると食材店には見えません。

しかし店内には、

  • 醤油
  • 料理酒
  • ごま油
  • ラー油
  • わさび
  • カレールー

など、日本人になじみ深い食材が数多く並んでいます。さらに豆腐や枝豆といった東アジア系食材も購入可能です。
冷凍コーナーでは餃子などの総菜も販売されています。

Cozy Pool近くの中華食材店の肉・野菜コーナー

↑入り口の門を開けると、お肉および野菜コーナーがあります。右手に店内への入り口があり、調味料や冷凍食品が売っています。

Cozy Pool近くの中華食材店の店内の様子

↑店内には中華系の食材や調味料などがずらっと。

Cozy Pool近くの中華食材店にある日本風カレールー

↑日本風カレールーも購入できます。

Cozy Pool近くの中華食材店によくいる可愛い猫

↑かわいい猫がよく店内にいます。

名の無き中華食材店②「幹線道路沿いの大型中華食材店」

ヤウンデ北方面へ向かう幹線道路沿いにある大型店舗です。

Bastos中心部からは少し離れていますが、2階建ての比較的大きな店舗で、

  • 野菜・果物
  • 調味料
  • 冷凍食品
  • 中華菓子
  • 日用品

など幅広い商品を取り扱っています。中華系食材店の中では特に品揃えが豊富な印象でした。

名の無き中華食材店③「Chez Wou近くの中華食材店」

中華料理店「Chez Wou」から少し北西へ進んだ場所にあります。外観は完全に一軒家で、食材店とは思えない雰囲気ですが、①と同じく門を開けて中に入るスタイルです。

新鮮な野菜のほか、餃子が美味しいと評判です。また、敷地内には火鍋を楽しめるスペースもあります。

Xinhualian Supermarket

Bastos地区にある中華系ホテル内の小規模スーパーです。

規模は大きくありませんが、

  • 野菜
  • 肉類
  • 中華系調味料

などを購入できます。

日本大使館から最も近い中華食材店でもあり、大使館関係者が仕事帰りに立ち寄ることもあると聞いていました。

カメルーンで滅多にお目にかかれない牛肉の薄切り肉

↑カメルーンで滅多にお目にかかれない牛肉の薄切り肉も売っています。(ただ、すごく硬かったです)

なお、カメルーンのスーパーで売られているお肉は、鶏肉、牛肉、豚肉、羊肉が多い印象を受けました。ただ、売られている部位や切り方に関してはフランスを踏襲しているように感じました。例えば、牛タンは、日本のような薄切りではなく、牛の舌丸ごと、といった感じです。フランスでスーパーに行かれたことがある方は、想像が着くかもしれません。ぜひ「Langue de boeuf」と調べてみてください。イメージが湧くと思います。

日本のように薄切り肉は基本売られておらず、上記の中華スーパーで見かけた牛肉の薄切りは非常にレアでした。

インド系のスーパー

東アフリカほど知られてはいませんが、カメルーンでもインド系コミュニティは経済界で大きな存在感を持っています。

輸出入業や小売業を営む人も多く、インド系スーパーも市内で営業しています。

MAHIMA(マヒマ)

Bastos地区や中心部近くに位置する人気店です。

インドや中東系の食材が充実しており、スパイスや調味料を探す際には重宝します。

また、併設されているインド料理レストラン「MAHIMA」(スーパーと同じ名前)も人気です。

筆者や周囲の駐在員の間では、「ヤウンデで最も美味しいインドカレーが食べられる店」としてよく名前が挙がっていました。

MAHIMAの外観

↑MAHIMAの外観。

KHUMAYAS(クマヤス)

ヤウンデ中心部にあるスーパーです。

倉庫を改装したような造りで、日本人なら「小型版コストコ」のような印象を受けるかもしれません。

品揃えは西洋系スーパーと大きくは変わりませんが、まとめ買いをする際には選択肢の一つになります。

カメルーン系のスーパー

カメルーンには、カメルーン人が創設したスーパーもあり、2社大手のスーパーがあります。

DÔVV(ドブ)

カメルーン国内で複数店舗を展開するローカルチェーンです。

Bastos地区にも店舗がありますが、正直なところ食品の品揃えや品質面や衛生面では輸入系スーパーに及ばない印象を受けました。

実際、賞味期限がすでに切れたチーズが売っていたことや(筆者はそれに気づかず、購入… 購入後に賞味期限が切れていることに気づきました)、筆者は卵売り場でゴキブリを見かけたこともあります(苦)。

ただし、店舗内の惣菜コーナーは別格です。

特にハンバーガーはぜひ一度試していただきたい一品。目の前で焼き上げられる肉厚のパティはジューシーで、独特のホワイトソースとの相性も抜群です。

ヤウンデ滞在中に食べたファストフードの中でも、特に印象に残っています。

他にも、パン類を購入できたり、カメルーン料理の日替わりメニューも注文できます。

DOVVのパン屋・惣菜コーナー
DOVVのパン屋・惣菜コーナー
DOVVのパン屋・惣菜コーナー

↑DOVVのパン屋・惣菜コーナー

DOVVの日替わりカメルーン料理

↑日替わりでカメルーン料理のお惣菜も出ます。

オススメしたいDOVVのバーガー

↑オススメしたいDOVVのバーガー。肉の旨みが詰まっていてジューシーなパティと、それに合うホワイトソースに病みつきになります。ハンバーガーはチーズ入り・無しだったり、パティがシングルかダブルか選べたりしますが、値段はせいぜい一食250円〜500円くらいだったと記憶しています。

Santa Lucia(サンタルシア)

こちらもカメルーン国内で広く展開するローカルチェーンです。

筆者が滞在していた2026年8月時点ではBastos地区に店舗はありませんでした。ただ、Bastos地区への出店が計画されているんだとか。

筆者が訪れたヤウンデ南部郊外の店舗は非常にモダンで清潔感があり、地元産の商品から輸入品まで幅広く取り扱っていました。

今後さらに存在感が増していく可能性があるスーパーです。

Santa Luciaの外観

↑筆者が行った店舗の外観

Santa Luciaのお惣菜コーナー
Santa Luciaのお惣菜コーナー

↑お惣菜コーナー

Santa Luciaの店内の様子
Santa Luciaの店内の様子

↑店内の様子。綺麗に商品が陳列されています。

Santa Luciaに売っているヨーロッパからの輸入品

↑カメルーン系のスーパーですが、ヨーロッパからの輸入品も売っていました。

レバノン系の食材店

フランス語圏アフリカでは、レバノン系コミュニティも経済活動の重要な担い手として知られています。

カメルーンでも建設業や貿易、小売業などで活躍しており、ヤウンデにはレバノン系食材店もあります。

Leen Market

Bastos地区にあるレバノン系食材店です。

店舗自体は日本のコンビニ程度の規模ですが、レバノン料理に欠かせない食材が揃っています。

例えば、ホムスというひよこ豆のペーストに必要な食材(ひよこ豆の缶詰や、胡麻ペーストの「タヒーニ」など)が揃っています。日本ではあまり馴染みのない中東食材が購入できるのが面白いですね。

料理好きな方や、中東料理に興味のある方は覗いてみる価値があるでしょう。

まとめ

ヤウンデには、西洋系・中華系・インド系・レバノン系・ローカル系と、想像以上に多様なスーパーや食材店があります。

普段の買い物であればCarrefourやSuper U、アジア食材なら中華食材店、南アジアや中近東のスパイスならMAHIMA・レバノン食材店というように使い分けることで、日本人でも比較的不自由なく生活できます。

駐在や長期滞在を予定している方は、ぜひ本記事を参考に、自分に合ったお気に入りのお店を見つけてみてください。

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