Pick-Up!アフリカのメンバーです。アフリカ歴は2週間です!これからルワンダ留学1年間予定です!ルワンダ大好きです!

皆さんはじめまして。

特定非営利活動法人Colorbathの代表を務めております吉川です。 

2026年1月、レックスバート・コミュニケーションズさんにもご協賛いただき、アフリカ・マラウイで「Social Innovators Forum Africa 2026(SIFA)」を開催しました。

今回は、その概要と当日の様子を現地からレポートします。

1. 共創の波はここから。マラウイ過去最大規模のフォーラム 

SIFA 2026とは?

2026年1月30日、マラウイ共和国の首都リロングウェにて「SIFA 2026」を開催しました。

SIFAは、前身の大学生向けビジネスコンテスト「Malawi Future Entrepreneurs Challenge(MFEC)」を引き継ぎ、2025年4月の開催に続く3回目となります。

 

Colorbath、NTTドコモビジネスエンジニアリング株式会社、Nsona Entreprises(現地パートナー企業)、 University of Lilongwe(現地大学)の4者共催のもと、マラウイを起点としたクロスセクター・クロスナショナルなネットワーキングによってイノベーションの波をつくることを目的に開催しています。

今回はさらに規模を拡大し、パブクリック、プライベート、アカデミアの各セクターから国を超えて約350人が一同に会し、新たな可能性が開かれる機会となりました。

 

オープニングセッションでは、当時の青少年・スポーツ・文化省大臣(Ministry of Youth, Sports and Culture)(現・資源省大臣(Ministry of Natural Resources))のスピーチがあり、「若者は開発の周縁にいるのではなく、マラウイの発展の中心にいる。彼らが変化の担い手であり、問題解決者であり、そして自らの力でリーダーとなることができる」と力強く語り、参加者を鼓舞しました。 

マラウイ青少年・スポーツ・文化省大臣(当時)によるスピーチの様子 

午前中のメインプログラム「Malawi Future Entrepreneurs Challenge(MFEC)」では、革新的なビジネスアイディアをもつ若者によるプレゼンコンペティションが開催されました。

事前審査を通過した9名が登壇し、既存の枠にとらわれない想像力あふれるフレッシュな提案が披露されました。

会場にはエネルギッシュな熱気が満ち溢れました。

MFECの様子。オーディエンスも熱心に耳を傾けていました。

MFECで優勝したのは「Malawi Online Museum」アイディアの発表者でした。

午後は、ICT、観光、農業の3つのテーマでパネルセッションを開催しました。政府高官やマラウイを代表する企業のCXO、国際機関職員など、国際経験豊かなプロフェッショナルが登壇し、示唆に富む議論が展開されました。

⇧パネルセッションの様子 会場からも沢山の質問が寄せらた

なかでも、農業セッションに登壇したマラウイの国立大学・LUANARの副学長Emmanuel Kaunda氏の言葉が印象的でした。 

「従来の考え方を続けると、イノベーションを起こすには何百年もかかる。イノベーションとは、なぜ物事が現状のまま行われているのか、そしてどうすればより良くできるのかを問うことから始まる。すでに同じ道を歩んでいる人々と繋がり、アイデアを洗練させ、指導を受ける場が必要がある。」 

会場に併設されたネットワークラウンジでは、若手起業家によるショートプレゼンテーションや、ビジネス経験豊かなプロフェッショナルによる1 on 1のコーチングを終日実施しました。

エキスパートの知見を求め、熱心に耳を傾ける若者たちの真剣な眼差しが印象的でした。

1 on 1コーチングの様子 大志を抱く学生たちの真剣な姿 

また、今回は日本・マラウイの企業計11社に協賛をいただき、ブースエリアも活況を呈しました。

ブースエリアの様子

会場では、レックスバート・コミュニケーションズさんのパンフレットも配布させていただき、学生を 中心に多くの若者が関心を寄せていました。

各企業ブースでは参加者が積極的に立ち寄って、質問を交わすなど国境を超えた交流が生まれました。 

レックスバート・コミュニケーションズさんの資料にも学生を中心に関心が寄せられた 

マラウイの若者たちにとって、将来の選択肢は決して多くありません。

オープニングセッションのスピーチでも、15歳から35歳までの若者の41.4%が就労・就学・職業訓練のいずれも受けていない現状が指摘され、従来の就労のあり方を変革する必要性が述べられました。

国境を超えた出会いがイノベーションを後押しをする

しかし、今回のSIFAで感じたのは、マラウイには光の当て方を変えることで輝くイノベーションの原石が数多く眠っているということです。 

イノベーションとは、従来の仕組みや考え方に対して、革新的なアイデアや技術を取り入れ、新たな価値を生み出すことです。

さらに私たちは、イノベーションを単なる技術革新だけでなく、新たな出会いによるシナジーや、思いが交差して生まれるコラボレーション、既存の枠組みを超えた世界との出会いによって生まれる価値創造の可能性も含めた概念であると考えます。 

SIFAのタイトルにも”Innovators”を掲げた通り、SIFAは価値創造を担うすべてのイノベーター(革新者)のためのイベントです。

SIFAはマラウイの才能あるイノベーターに光を当てる

参加者から嬉しい声も

MFECに登壇した学生から次のような心強い言葉をいただきました。 

「様々な組織がボーダーを超えて集まるというとても意義のあるイベントだった。こうしたイベントはこれまでマラウイにはなかった。このようなプラットフォームがあることで、私たちはすべての力を結集して、個人としてだけでなく、国として成長できるのだと思う。」 

MFECに挑戦した学生たち 彼らの挑戦は、またここから広がる 

彼らのような原石がクロスセクター、クロスナショナルな人々、多様な考えや思いと出会うことでシナジーが生まれ、マラウイの未来は外に向かって大きく開かれていきます。

今回のSIFAは、そのポテンシャルが大きな実感を伴って示された場となりました。 

ひろがれ、セカイ 〜「支援」をこえた、その先に〜 

これは、私たちColorbathが大切にしているミッションです。 

SIFAを通じて私たちが目指す国際協力は、支援の先にあります。 

それは、国や人種を超え、マラウイと対等な立場に立つパートナーとして共に成長していくことです。 

SIFAがクロスセクター・クロスナショナルな共創のプラットフォームになることで、マラウイの人々に開かれる可能性が広がります。

同時にSIFAに参加する日本人にとっても、マラウイの人々と交流し、その考え方に触れることで得られる新たな視点があります。 

マラウイもSIFAも、まだ進化の途中にあります。 

次回はさらに規模を拡大し、マラウイからアフリカへ、そして世界へインパクトを届けるフォーラムへと高めていけるよう、これからも現地とともに歩みを進めてまいります。

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