Pick-Up! アフリカの運営メンバーです! ルワンダで留学・インターン・プロサッカーチームの練習生をやっていました。 X→Hiro_Pick_Up

こんにちは!Pick-Up! アフリカです!!

アフリカに、ついにF1が帰ってきます!

2026年10月13日、世界最高峰の自動車レース「F1(フォーミュラ1)」が、ルワンダでのグランプリ開催に向けた10年間の契約締結を正式に発表しました。実現すれば、1993年の南アフリカGP以来となるアフリカ大陸でのF1開催です!

ルワンダのポール・カガメ大統領も、公式発表の中で「Today belongs to Africa.(今日はアフリカの日です)」と喜びを表明しています。

初開催は2030年代前半を予定しており、首都キガリ近郊には新しいサーキットが建設される計画です。

今回は、F1公式発表をもとに、アフリカ開催の歴史や開催時期、注目のサーキット建設計画について詳しくご紹介します!

F1がアフリカに帰ってくる!

F1が最後にアフリカで開催されたのは、1993年3月14日の南アフリカGPです。開催地はヨハネスブルグ近郊のキャラミ・サーキット。当時のレースでは、フランス出身のアラン・プロストが優勝し、伝説的ドライバーのアイルトン・セナが2位に入りました。

南アフリカGPが行われたキャラミ・サーキット
南アフリカGPが行われたキャラミ・サーキット
Ossewa / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

しかし、その後30年以上にわたって、アフリカ大陸でF1のレースが開催されることはありませんでした。

転機となったのは2024年12月。ルワンダの首都キガリで開催された国際自動車連盟(FIA)の総会で、ポール・カガメ大統領がF1の招致を正式に表明。「アフリカにレースの興奮を取り戻したい」と意欲を示しました。

ルワンダの大統領ポール・カガメ氏
ルワンダの大統領ポール・カガメ氏
写真:Mut.Greg / Wikimedia Commons(CC0)

そして2026年10月13日、ついにF1とルワンダの10年間の開催契約が正式発表されました!

実現すれば、ルワンダはモロッコ、南アフリカに続く、アフリカで3カ国目のF1開催国となります。

ルワンダGPはいつ開催される?

ルワンダでのF1開催が正式に決まりましたが、実際にレースが行われるのはいつなのでしょうか?

2026年10月13日のF1公式発表によると、ルワンダ政府との間で10年間の開催契約が締結され、初開催は2030年代前半を予定しています。

ただし、具体的な開催年や日程はまだ決まっていません。

F1は公式発表で、初開催について「ブゲセラに新設されるサーキットが完成した後」と説明しています。つまり、今後のサーキット建設の進捗が、初開催時期を左右することになります。

サーキットはどこに建設される?

新たなF1サーキットが建設されるのは、ルワンダの首都キガリから南に約40km離れた東部州ブゲセラ地区です。

F1の公式発表によると、サーキットは現在建設が進められているブゲセラ国際空港(新キガリ国際空港)に隣接する場所に建設される予定です。

設計を担当するのは、元F1ドライバーのアレクサンダー・ブルツ氏が率いる「WurzDesign」と、マレーシアのセパン・サーキットなどを手がけた「Tilke Engineers and Architects」です。

ブゲセラに新設されるサーキット設計担当者のアレクサンダー・ブルツ氏
設計担当者のアレクサンダー・ブルツ氏
David Merrett / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、トリミング済み)

注目したいのは、ルワンダならではの地形を生かしたコース設計です!

「千の丘の国」と呼ばれるルワンダの高低差を利用し、ドライバーにとって挑戦的で、観客にも迫力あるレースを楽しんでもらえるサーキットを目指しています。

美しい丘陵が広がるルワンダ
美しい丘陵が広がるルワンダ
Pick-Up! アフリカ撮影

また、F1開催時だけでなく、年間を通じてモータースポーツ大会や国際会議、エンターテインメントイベントなどに活用する構想も発表されています。

なお、2026年10月時点では最終的なコースレイアウトは設計中で、サーキットの全長やコーナー数などの詳細はまだ明らかになっていません。

開催までに残された課題は?

F1ルワンダGPの開催契約が正式に締結されましたが、実際にレースが行われるまでには、まだいくつかの課題が残されています。

最大の課題は、やはり新サーキットの建設です。

F1の公式発表では、初開催はブゲセラ地区のサーキット完成後とされています。また、F1を開催するためには、国際自動車連盟(FIA)が定める最高水準のサーキット規格「Grade 1」に適合する必要があります。

この規格では、コースの設計だけでなく、安全設備なども審査対象となり、FIAによる検査を経てライセンスを取得することが求められます。

さらに、世界中から訪れる観客を受け入れるためには、建設中のブゲセラ国際空港や、会場までの交通アクセスなど、周辺インフラの整備も重要になります。

F1は公式発表の中で、初開催の日程やサーキット開発の進捗、レース開催に関する詳細について、今後順次発表するとしています。

現地に住んでいた身からすると、かなりタイトなスケジュールだなという印象です。
建設中の新キガリ国際空港は当初計画から合計で9年もの遅れが発生しています…

時期完成・開業予定ブゲセラ国際空港開発の主な動き
2017年2019年完成予定起工式を実施。第1期工事が開始
2019年計画見直し再設計のため工事が一時停止。カタールとの新たな開発計画へ移行
2023年2026年完成予定拡張された新空港の建設を推進
2024年2027〜2028年開業予定RwandAir経営陣が開業見通しを修正
2025〜2026年2027年完成・2028年半ば開業予定政府が新しいスケジュールを説明

また、首都キガリを離れると設備が整ったホテル(お湯が十分に出る、トイレの水がきちんと流れるなど)も限られており、大量に観光客を受け入れる体制にはまだ程遠いと言えます。

終わりに

いかがだったでしょうか。

30年以上ぶりとなるアフリカでのF1開催に向け、大きな一歩を踏み出したルワンダ。新サーキットの建設や周辺インフラの整備など、今後の動向から目が離せません!

Pick-Up! アフリカでは、今回の記事を第1弾として、ルワンダ現地のメンバーによる独自取材も交えながら、F1開催までの道のりを継続的にお届けする予定です!

サーキット建設の進捗や現地の人々の声など、日本ではなかなか得られない情報も発信していきたいと考えています。

今後の記事もぜひお楽しみに!

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