★目次★
こんにちは!Pick-Up! アフリカです!
今回は久しぶりの観光ブログ、舞台はモロッコの首都ラバトです!
モロッコといえば砂漠が楽しめるメルズーガ、海岸リゾートのアガデール、アラビアンマーケットが目玉の観光地となっているマラケシュ・フェズ、商業都市カサブランカ、青の街で有名なシャウエンなどがおすすめ観光地として挙げられがちです。
しかし!私はあえて注目度の低い首都ラバトをおすすめ観光地として推奨します。
- どんな街なのか
- なぜおすすめで、どんな人におすすめか
- 何があるのか
この3点をお伝えします!
ラバトってどんな街??

ラバトを一言でいうと、綺麗に整備された、観光地化されすぎていない首都です。
12世紀にムワッヒド朝の時代に発展し、その後、1912年にフランス保護領となった際に行政の中心として整備されました。1956年のモロッコ独立後も首都となっています。
特に、旧市街や城塞などの歴史的建造物だけでなく、20世紀に整備された近代的な都市計画も評価され、2012年に「ラバト:近代都市と歴史都市、共有遺産」としてユネスコ世界遺産に登録されています(参照:Rabat, Modern Capital and Historic City: a Shared Heritage, UNESCO)。
とにかく、街並みが非常に綺麗です。
なぜおすすめで、どんな人におすすめか
モロッコには素晴らしい観光地が多くありますが、ラバトは「観光地化されすぎていない」ことが最大のおすすめポイントです。

2024年時点でラバトの観光客数はマラケシュの約1/12。
まだまだ観光客からの注目度は低い状況です。
実際に私がモロッコに訪れた時も、マラケシュは街全体が観光地化され、食べ物やモノも全て観光客向けで価格も高めでした。
一方のラバトは、街で見かけるのはそこに住んでいるローカルの人ばかり。お店もローカル向けで溢れています。

ずばり、ラバトがおすすめな人は「モロッコの日常をゆったり楽しみたい人」です。
ラバトに何がある?おすすめスポットを紹介
ラバトのおすすめスポットを8つ紹介します!

①おすすめホテル: Riad Dar Zouhair
私が実際に滞在しておすすめだったホテルを紹介します。
ラバト旧市街に位置する「Riad Dar Zouhair」がおすすめです。
現在(2026/09/01時点)Booking.comで宿泊予約ができます。
魅力はそのロケーション!
ラバト旧市街の目と鼻の先に位置しており、ふらっと散歩に行きやすいです。中央駅からも徒歩17分ほどです。
オーナーの家族が暮らしている家の1室を借りる形式になっていますが、そのオーナーの方がとてもフレンドリーで対応が良かったです。
必要最低限の設備が揃っているなかで、2人用の部屋の1泊料金は¥4,000以下です!
②ラバト旧市街(メディナ)

モロッコのメディナと言えば入り組んだ路地に商店が立ち並ぶスタイルが一般的(マラケシュ・フェズなど)ですが、ラバトのメディナは路地が整備されており、ゴミゴミし過ぎていないところが特徴かもしれません。
また、品揃えの豊富さではマラケシュ等に一歩譲るものの、モロッコならではの雰囲気を味わえる雑貨店や飲食店が充実しています。
それらが観光客向けではなく地元の方向けである点も大きな魅力と言えます。私はラバトでぼったくり価格を見たことがありませんでした!



おすすめはこのようなパン・スイーツ屋です!
モロッコではパンが日常食として欠かせない一方、アーモンドや蜂蜜を使った伝統菓子をミントティーと楽しむ習慣もあります。

中でもおすすめはこのブリワットというお菓子!サクサクのパイ生地が層状になっている中に、アーモンドペーストが入っていました。
他にも「蛇」を意味するお菓子ムハンシャ(渦巻き状の見た目)、「ガゼルの角」を意味するコルヌ・ド・ガゼル(三日月の形状)、かりんとうに似た味のシェバキアなどなど、特徴的なお菓子が盛りだくさんです。

また、フルーツもおすすめ!
ラバトの近くにイチゴの一大生産地があり、旬の時期である1月〜4月は1キロ約300円という破格の値段で買うことができます。
日本のブランド品より甘さでは劣りますが、甘酸っぱい大きなイチゴはとてもおいしかったです。

さらに、海に近いラバトでは新鮮な魚介も楽しめます。
路面電車の駅近くに市場があり、基本的にはローカル向けに魚介類を販売しています。

旅行中に魚まるまる1尾を買うことは難しいですが、切り身で販売しているお店も!
私は鮭の切り身を購入し、マーケットで醤油を現地調達。照り焼きのようにして食べました。
新鮮でふわふわの身が大変おいしかったです。
③海沿いエリア:白と青の街並みカスバ・ウダイヤと緑豊かなアンダルシア庭園

旧市街を海に向かって歩いていくと大通りに差し掛かります。
その向こう側にあるのがカスバ・ウダヤです。
12世紀にイスラム王朝の軍事拠点として築かれた城塞跡であり、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。
そこに17世紀にスペイン最南部のアンダルシアから渡ってきたモーロ人(ムスリム)が移り住んだことで、地中海の色彩とスペインの風情が混じり合った、ここにしかない景観が誕生しました。



城塞内にある「アンダルシア庭園」もおすすめです。

20世紀初頭にフランス人建築家によって設計されたこの庭園は、水路や石畳の小道が左右対称に配置されているのが特徴で、スペイン・フランス・モロッコの3カ国の要素が楽しめます。

ラバトには複数庭園があり、街中に位置するヌザ・ハッサン庭園もおすすめです。
いずれも市民の憩いの場となっており、落ち着いた時間が流れています。
④ラバト1の観光地:ムハンマド5世廟とハッサン塔
同じ敷地に位置しているムハンマド5世廟とハッサン塔はラバト1の目玉観光地です。


モロッコ独立を実現した国王ムハンマド5世を祀る霊廟は、白い大理石の建物と緑の屋根が印象的な、ラバトを代表するイスラム建築のひとつです。1971年に完成しました。
内部にはムハンマド5世のほか、息子のハッサン2世らも埋葬されています。

一方のハッサン塔は、12世紀に建設が始まった巨大モスクの未完成のミナレット(尖塔)です。
完成すれば世界最大級になる予定でしたが、建設途中で計画が中断され、現在は高さ約44mの塔が残っています。赤茶色の塔と周囲に並ぶ柱が特徴で、ラバトを象徴する歴史的スポットです。
どちらも入場料無料です!
旧市街から2kmほど離れていますが、ラバトは歩きやすい街なので30分かけて歩いていくのも良いかもしれません。
⑤モロッコの現代アートを楽しめるモハメド6世現代美術館
2014年に開館したモロッコ初の近代・現代美術専門の国立美術館です。

20世紀初頭から現代に至るまでのモロッコを代表する芸術家たちの絵画、彫刻、写真、インスタレーションなどの作品を展示しています。
入場料は約450円で、中央駅からも近いため行きやすいと思います。
⑥モロッコ最高峰タワーのムハンマド6世タワー
私は時間の問題で行けなかったのですが、ラバトのどこにいても確認できる巨大すぎるタワーがあります。

それがムハンマド6世タワーです。
その高さはなんと250m!周りに高い建築物が全くないことからも異様な雰囲気が漂っています。
2022年に完成予定でしたが、2026年にやっと完成しました。
高級ホテル、オフィス、住居、文化施設を組み合わせた垂直都市として開発されたようなのですが、私が訪れた時はまだオープンしておらず、また、現在もネット上にあまり情報がなく謎に包まれています。
タワーへの入場は予約が必須で、チケットは約4,300円です。
チケットはこちらのサイトから購入できる模様です。
Waldorf Astoria Rabat Saléという高級ホテルもオープンしている模様で、1泊15〜30万円で宿泊できます。
ラバト中心街から離れており、公共交通機関が近くに整備されていないことから、タクシーでの移動が必須になりそうです。
口コミでは「高層からの景観が美しかった」というポジティブな意見が見受けられる一方、「価格の割に合わない」「交通アクセスが不便すぎる」「スタッフの対応が悪い」などの批判的な意見も散見しており、今の段階で行く価値があるかどうかは疑問です。
⑦1世紀ローマ時代の遺跡と13世紀イスラム朝の遺跡のコラボ:「シェラ遺跡」

シェラ遺跡は、古代ローマ都市「サラ・コロニア」の遺構と、13〜14世紀のマリーン朝の王族墓地が同じ敷地内に残る、ラバトでも特に歴史の層が面白いスポットです。
この場所は紀元1世紀からローマの都市として発展し、フォルム(公共広場)や浴場、神殿などが築かれました。その後、13世紀末からマリーン朝が王族の墓地として整備し、モスクやミナレット、霊廟などを建設しました。
そのため、ローマ時代の石造りの遺構を歩いていたと思ったら、そのすぐ先にイスラム建築のミナレットや墓が現れるという、かなり不思議な景観を楽しめます。
遺跡の中には緑も多く、コウノトリが巣を作っていることでも知られており、歴史スポットでありながら落ち着いて散策できるのも魅力です。
シェラ遺跡はラバト中心部から約2km。ラバトの世界遺産「ラバト:近代都市と歴史都市、共有遺産」を構成する場所のひとつでもあります。
遺跡好きであればかなりおすすめです!
⑧アツすぎるサポーターと一緒にサッカー観戦:モロッコの強豪サッカーチーム「AS FAR」
ラバトを本拠地とするモロッコサッカートップリーグのAS FARの試合を観戦するのもおすすめです。
AS FARには過去に日本人選手(森下仁道選手)が所属したこともあります。
私が観戦したスタジアムは北にある街のケニトラにあり、ラバト中央駅からケニトラ駅まで35分ほど電車に乗りました。
メインスタジアムは南にあるムーレイ・アブドゥラ・スタジアムで、現在2030年W杯開催に向けて大規模改修中!
完成後の観客動員数はなんと68,700人になる予定です!!

2030年W杯開催に向けて準備を進めるモロッコの様子はこちらから。
AS FARのサポーターは非常に熱狂的なことで有名です。
私が観戦した試合も大盛り上がりで、発煙等や爆竹、花火等々の使用がありました。
警察も多く動員されており、試合開始前は物騒な雰囲気になっていました。
財布を出していると「盗られるぞ」と注意されたため、スリなどにも警戒が必要であると思われます。
貴重品は肌身離さず、人目につくところでは取り出さないようにしましょう。
チケットは当日に窓口で買えたため、サッカー好きであればふらっと見に行ってみることをお勧めします。
おわりに
いかがだったでしょうか。
モロッコの日常が楽しめるラバトの魅力は伝わったでしょうか?
特に⑥で紹介したムハンマド6世タワーの周辺は今後開発が進み、更に見どころが増えるはずです。
是非ラバトに行ってみてください!

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