水曜日→「テクノロジー」、「イノベーション」、「スタートアップ」。 土曜日→「ビジネス環境」、「地域経済」。 それぞれを取り巻く環境に関連する記事を担当。 Twitter: @samuelima18

皆さん、こんばんは!

今日はイノベーションとスタートアップに関する記事を共有します。

ケニアからはテクノロジーを人々の生活にも根付いている、教会での礼拝に取り入れたという記事を。

そしてルワンダからは、ルワンダのスタートアップエコシステムの現状を書いた記事をお送りします。

少しでもこの分野で何が起きているのかを理解するお手伝いができれば嬉しいです。

また明日の面白記事もお楽しみに!


『ケニアの教会テクノロジーを取り入れる!日曜日の礼拝をオンラインで予約。』

英題:『Kenyan Churches Turn To Technology For Booking of Sunday Service Attendees』

記事リンク:https://gadgets-africa.com/2020/07/20/kenyan-churches-service-booking-sites/

内容と背景:

このコロナ環境下、ロックダウンを取り入れた例は多く聞かれたのではないかと思います。その中で、徐々にそのロックダウンを解除したところもあれば、いきなり全てを撤廃したところもあったことでしょう。徐々にロックダウンを解除したところでは、人々の生活スタイルに合わせ、人が集うところを現在も活動停止を続けていたり、再開のために厳しい課題を設定していたりします。教会やジムなどはその良い例で、国によってはまだ再開していなかったり、すごく少数でのみ再開を認めたりしています。

ケニアでは、教会も通常礼拝の再開をさせたものの、再開するためにはとても厳しい基準をクリアしなくてはいけないようで、それもあり、教会側としては再開を諦めざるを得ない例もあるようです。そんな中で、100人以下の集会に関しては認められていることもあり、教会の席を予約するシステムを導入し、人々が集うのを押さえようとしているのです。

Upper HillのDon Bosco Shrineでは実際にこのシステムを導入しており、カレンダーから、どの礼拝日の礼拝に参加したいのかを選び、その後個人情報を記入し、準備万端。となるわけです。はい。映画館の席を予約するのにすごく似てますね。

人々の生活の一部であるからこそこのようなシステムを導入したのでしょう。アフリカのいくつかの国でもロックダウンに入ってからテレビでのミサの生中継などが一般化しておりましたが、さらに一歩進んだ形です。

このようにテクノロジーが生活の一部になっているのはいいことですね。

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『ルワンダ:スタートアップエコシステムの成長がしていることを調査が示す』

英題:『Rwanda: Survey Shows Growing Ecosystem for Startups』

記事リンク:https://allafrica.com/stories/202007220227.html

内容と背景:

続いてはルワンダから。以前共有しました、スタートアップエコシステムのランキングで、ルワンダの成長が見られることを共有しましたが、今回はCredit Swiss社が行った調査結果をまとめた記事をお伝えします。

国際金融サービス会社である同社はルワンダで461名に対してアンケートを行い、うち、402名は起業家、59名はそういった起業家をサポートする団体に所属する人たちから回答を得られたようです。社会ネットワーク分析(Social Network Analysis)を活用し、スタートアップエコシステムを取り巻く環境を理解しようとした調査でした。起業やスタートアップの組織においてのジェンダーギャップが国際的に比較してもあまり大きくないという点や、現在ある20の起業家支援団体と起業家の割合だったりが高いことなどの結果が見られたのと同時にいくつかの課題も見えてきたようです。

女性が創業あるいは共同創業者となっている企業体が全体の41%を占め、国際平均の10~20%をしのぐなど、女性の進出がハイライトされた反面、現在20ある起業家支援団体に対し、41000人の起業家がいることから、一つの支援団体に対する起業家の割合がとても高く(20スタートアップあるいは2000人の大学卒業生)、これは世界でも高い割合であることが見えてきたようです。この数字からはエコシステムが成長している具合が見られたが、課題も見えてきたようです。

課題としては、起業家支援団体の提供するメニューに被りが見られることから、あまり多様性がないように見えることや、資本へのアクセスが困難であることが指摘されています。特に後者は、多くの起業家が所属する支援団体よりも外部の資本にアクセスする割合がとても低い(75%が外部資本にアクセスできていない)ことを示しており、特にアーリーステージ相当の段階のスタートアップが資金繰りで困難さを経験していることを示しているとレポートは書いています。

しかし、農業国らしく、農業やICTに関連するサポートプログラムが多いことや、この分野で事業を行っているスタートアップはその中でも高いパフォーマンスを記録していること、そして雇用の創造においてルワンダ経済に貢献しているということも見て取れたようです。

この後の課題として、ビジネス関係者同士の交流を高める必要があること、そして投資家との交流も高めることでキガリのビジネス環境を向上させることで、さらなる成長が見込めるとレポートでは締め括っています。

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関連記事:

  1. 「アフリカのスタートアップ環境、本当はどうなの?【面白記事 Vol. 58:2020年6月13日配信】」Link
  2. 「なぜナイジェリアはStartup Ecosystem Rankingで順位を落としたのか?【面白記事 Vol.64 (2020年6月20日配信)】」Link

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