みなさん、こんにちは!
最近は記事の更新しかできておりませんでしたが、これから少しずつブログなども充実させていこうと思っています!
どうぞお楽しみに〜!

さて、今回は、10月20日に東大阪市で開催された第一回目大阪アフリカビジネスフォーラムに参加したことを少し書いてきます。

第一回目ということなので、初開催です!笑
今回のイベントを開催したのは、設立4年目を迎えた、Africa Diaspora Network Japan (一般社団法人在日アフリカ人ネットワークADNJ)!

みなさん、こちらの団体はご存知でした?

不覚ながら、私はLinkedInでこちらの団体の代表、David Kpondehou氏と繋がるまではわからなかったです。
でも一度繋がり、イベントのことを知ると、すぐに連絡をとり、オンラインミーティング!

ミーテイングでは、イベントのことだけでなく、団体としてどのようなことをしようとしているのか、そしてどのような協業の可能性がありそうかなど話し合いました。
一番は、日本にアフリカとの繋がりを作ったり、強めたりすることを目的としている団体はあるものの、ビジネス面での繋がりを強めるため、日本に住んでいるアフリカのどこかの国の国籍を持っている方々が中心となって活動している団体は少ないのではないでしょうか?

ということで、将来的な協業の可能性を探りに参加することで弊社代表田中より参加許可を取得!そして、参加するにあたら、イベントにも協賛として名前を連ねることに!

さて、イベント当日!10時からいくつかオンラインミーティングの予定があったので、7時くらいの新幹線に乗り、先に会場入りし、そこでミーティングをこなし、イベントに参加する計画。

と、最初っからアクシデント発生!珍しく起きたいと思っていた時間に起き、準備もすらすらと進む。乗りたかった最寄駅の電車にも乗り、ここまで何も問題がない。はい、何かがおかしいです笑

品川駅に到着し、(あ、前日に新幹線のチケットも購入済み)新幹線の方に行くと連絡改札を渡らない人たちが。
どうやら新幹線の点検が行われ、不具合が見つかったそう。しかも、復帰の目処はわからないとか。

どうすべきか考えた結果、30分待って何も進展がなかったら家に帰ることに決めた。
待つこと15分、復帰の目処が立ったとのアナウンスがなり、結果的には、新幹線より遅れること20分くらい?の電車に無事乗れることになった。
さすが日本!と思った瞬間。他の国だったらどうなっていたのだろうか?午前中は使い物になりません、とか、本日はもう無理です。とかなるんだろうか?と思いながら自分の席に。本当は富士山が見たかったので右側に座りたかったけど、ほぼ時間通りに新幹線に乗れたからそこは我慢。

と、新大阪駅に着き、会場のある東大阪市へ移動。
会場は、東大阪市文化創造館。近鉄奈良線「八戸ノ里駅」駅から歩くこと約5分のところにあるから助かる。
会場に着き、予定していたことを行い、午後2時からのイベントを待つ。

少しお昼休憩している時に、会場内にある図書館?の方が話しかけてきた。アフリカのこととか、ルワンダのこととか、文化のこととか色々質問を受け答え。少しでも疑問の思われてたことを解決するのに役に立てたかな〜?と思った次第です。

さて、イベントが始まりました。
アフリカの太鼓演奏 → 開会挨拶。ウスビ・サコ教授、駐日セネガル大使代理、中村俊之JICA理事長特別補佐、関隆夫JETRO企画部海外地域戦略主幹と続き、最後に野田義和東大阪市市長が開会挨拶を行いった。その後は、サッカーチームFC大阪のマーケティングダイレクターの青野剛暁さんが特別公演をしました。

そして、この日のメイン(勝手にそう思ってます笑)の、ウスビ・サコ教授の基調講演。ウスビ・サコ教授!そう、日本ではアフリカ人初の学長になられた方。2018年に京都精華大学の学長になられた記事を読んでからいつかお会いしてみたいなーと思っていましたが、やっとその機会に出会えました。

日本語での講演。感動してしまいました!日本語の上手い外国人は多いと思いますが、目を閉じていても日本人と区別のつかないような間とか、発音の仕方とか、言い回しをする人は少ないと私個人は思うのですが、そういうことができる方でした!流石です!(どの身分で言ってるんだ!と突っ込まれるかもしれませんが、そこは多めにみていただければ嬉しいです笑)

感動し過ぎて、こんなツイートをしてしまう始末笑

サコ先生(と勝手に呼ばさせていただきます)は自分がマイクを持っているから時間は自分のもの!と笑いを誘いつつ、真面目な話も。でも時間の関係で結構端折りながら進めていく感じでテンポが良かったです。

その後、中小機構の古田浩アドバイザーもプレゼンを行い、同機構の取り組みや、それを通して見えてくるアフリカに関する情報、アフリカに進出しようとする日本企業の経験するチャレンジなど、様々なことが共有されました。

パネルディスカッションのセッションでは、前出のサコ先生、古田さん、中村さんがパネリストとして様々な意見を共有しました。話題も多岐に渡り、トピックだけでも、アフリカのスタートアップとか、教育の問題、農業と食糧、貧困、ウクライナ・ロシア戦争のアフリカへの影響、脱炭素エネルギーのアフリカでの可能性、健康と保険、アフリカで取られているデータの扱い方・理解の仕方、日本のヨーロッパを介したアフリカへの進出というストラテジーに関して思うこと、アフリカでビジネスをやる上で、あるいは進出していく上での長い目でのリターンという視点を持つことの重要性、アフリカ→世界進出という可能性などなど!

パネルディスカッションの様子

中でも私がいちばんの学びだなーと思ったことは、アフリカのビジネス界のあり方(インフォーマルセクターとフォーマルセクターの関係性)をどのように捉え、そこからどのような経済環境を作っていくのかというところでした。
ここでのメッセージは、インフォーマルセクターが中心として色々なことが成り立っているのならば、それを中心とした経済環境を作るのがいいのではないか?という考えでした。世界経済が基本的にはフォーマルセクターが良く、それを中心とすることが正しいと捉えられている中で、違った経済活動の環境があるアフリカにおいて、必ずしもそれを実現しなければいけない理由はなく、むしろ、アフリカにある環境から新しい経済環境・経済の枠組みを作る方が良いのではないか?ということでした。

あ、データの件も含めてなのですが、アフリカに対する見方を、「点」として捉えるのではなく、「エリア」として捉えよ!とも共有されてました!これは深いなーと感じました。
多くのことが複雑に作用しあう環境にあって、切り離してそれぞれを理解しようとするのではなく、それぞれの繋がりをも意識しながら大枠で捉え、理解することの重要性を教えられた気がします。
私の好きなバガボンドで沢庵宗彭が武蔵に対して言った、「一枚の葉にとらわれては、木は見えん。一本の樹にとらわれては、森は見えん。どこにも心を留めず、見るともなく全体を見る。それがどうやら… 「見る」ということだ」に通じるものがあるのかも?と思い思い出したりしていました笑

イベントもクライマックスに向かっていたわけですが、ここで、ADNJ Award 2022と題し、ADNJが選出する、アフリカと日本の関係構築により貢献した方々を表彰も行われた。

閉会前には、ADNJ代表のDavidさんが閉会挨拶を行った。さらなるアフリカと日本との関係の深化を願いながらイベントが締めくくられました。
そして最後は写真撮影。

フォーラム終了後の集合写真(ADNJのLinkedInページより)

その後は3つの話題(文化・教育系、農業系、AfCFTA)を取り扱った分科会に分かれ、それぞれの参加者がアフリカへの理解を深めていました。分科会によっては、関係する機関や、専門家などをオンラインで招き、直接そう言った方々から話を聞くことのできる機会がありました。

イベントの映像はFacebookからも見られるようです。
https://fb.watch/gNL-Lh0sCI/

関連リンク:
ADNJウェブサイト:ADNJ – アフリカ ディアスポラ ネットワーク ジャパン
LinkedInページ:https://www.linkedin.com/company/africa-diaspora-network-japan/

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