Pick-Up!アフリカのメンバーです。初めての海外旅行はルワンダでした。アフリカが大好きです!

皆さん、こんにちは!Pick-Up!アフリカです。(^ ^)

突然ですが、今年の10月末に

が開催されることを知っていますか?

実は、アフリカ大陸で初のオリンピック関連の開催なんです!

「そもそもユースオリンピックって何、、?オリンピックと何が違うの?」

そんな様々な疑問を持つ方もいらっしゃるかと思います!今回は初心者向けにユースオリンピックの概要、そして今大会の魅力を説明していきたいと思います!🙌

開催まであと1ヶ月ちょっとですが、大丈夫!まだ間に合います!

概要を知って、一緒に競技を楽しみましょう!☺️

早速、大会の概要がこちらになります!

開催日時2026年10月31日〜11月13日(14日間)※ベースボール5の予選は10月30日
開催地セネガル 首都のダカール
実施競技・種目25競技153種目

セネガルの地図はこちら!⬇️

大会スローガンは

“Africa welcomes, Dakar celebrates.”(アフリカが歓迎し、ダカールが祝う)です。アフリカ初開催ということを祝った、素敵なスローガンですね。

オリンピックと何が違う?

ユースオリンピック競技大会とは、国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ前会長が2007年に提案した、15歳から※18歳までのアスリートを対象とした国際総合競技大会です。(日本オリンピック委員会より)※ダカールユースオリンピックから17歳までに引き下げ

では、オリンピックと何が違うのでしょうか。その違いについてわかりやすく表にまとめてみました!

ぜひ参考にしてください。🙌

特徴オリンピック(近代)ユースオリンピック
年齢制限無し(競技団体によって制限あり)15歳から18歳までの若いアスリート(ダカールオリンピックは17歳まで)
時期夏季・冬季に分かれ、それぞれ4年ごと夏季・冬季に分かれ、それぞれ4年ごと
初開催1896年に第1回アテネ大会がギリシャで開催 2010年に第1回夏季大会がシンガポールで開催、2012年には第1回冬季大会がオーストリアで開催
目的人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、 人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることなど。若者のスポーツへの関心や参加を促し、スポーツを通じて新たな刺激や学びを得てもらうことを目的の一つとしています。さらに、競技だけでなく文化や教育の機会を取り入れ、オリンピックの価値である「卓越」「友情」「敬意・尊重」を次世代へ伝えることも重要な役割です。
教育プログラム無しあり
提唱者「近代オリンピックの父」と呼ばれるピエール・ド・クーベルタン男爵IOC(国際オリンピック委員会)のジャック・ロゲ前会長

※また今回はアフリカ開催ということで、各種ワクチンやマラリアなどの対策が参加条件でもあります。

ざっと概要は掴めたでしょうか、ここからは今大会の魅力を4つに分けて紹介したいと思います!

魅力① アスリートの成長を支える!5つの「学びの教育テーマ」

ユースオリンピックの魅力は、単にスポーツの技術を競い合うだけではありません!

大会期間中には教育プログラムが用意されており、若きアスリートたちは以下の5つの教育テーマを通じて、人としても大きく成長できる貴重な機会を得ることができます。

  • オリンピズム(オリンピック精神の学び)
  • 能力の開発(キャリアとスキルアップ)
  • 幸福で健康的なライフスタイル(心身のコンディショニング)
  • 社会的責任(ロールモデルとしての意識)
  • 豊かな表現(世界への発信と自己表現)

【開催地ダカールの挑戦】未来へつなぐ4つの主要取り組みと持続可能なレガシー

ユースオリンピックの開催で、セネガル・ダカールでは一体どのような教育プログラムがあるのでしょうか。

ダカールでは単なるスポーツの祭典にとどまらない、アフリカの未来を見据えた熱い取り組みが進行しています。

注目の4つのプロジェクトをご紹介します!

1. ダカール2026ラーニングアカデミー:次世代を担うイベントプロフェッショナルの育成

2025年5月に発足した「ダカール2026ラーニングアカデミー」は、21歳から35歳までのセネガルおよびアフリカ全土の若き専門家400名以上を育成・採用する一大プロジェクトです。

2025年4月から2026年9月までの18ヶ月間、参加者はIOCによる10日間の専門研修に加え、5日間のソフトスキル開発研修を受講します。大会計画やスポーツ運営の実践的な知識を身に付けます。研修終了後は組織委員会の一員として大会運営を支えるだけでなく、将来アフリカ大陸で大規模イベントを主導できる貴重な人材資産となることが期待されています。

2. 市民スポーツオリンピック資格:90万人の子どもたちへ届ける教育プログラム

「市民スポーツオリンピック資格(Brevet Olympique Civique et Sportif)」は、オリンピック精神に基づいた全国規模の教育プログラムです。2026年までに11,000校、9歳から15歳の子どもたち約90万人を対象に展開されます。

参加者はダカール2026でボランティアとして活躍する機会が得られるほか、指導者には毎年開催の「ダカール・アン・ジュー・フェスティバル」にて修了証が授与されるなど、地域全体でスポーツ文化と奉仕の精神を育んでいます。

3. キッズ・オリンピック・スキルズ:スポーツを通じて夢と体験を提供

フェスティバル「ダカール・アン・ジュー」からスタートした全国的な取り組み「キッズ・オリンピック・スキルズ」は、6歳から18歳までの青少年に多彩なスポーツを体験する場を提供しています。スポーツの楽しさを知り、身体を動かす喜びを学ぶことで、次世代のアスリートやスポーツファンの裾野を広げています。

4. インパクト52フィットネス:国民全体の健康とウェルビーイングの推進

「Impact 52 Fitness」は、セネガルの人々に日常的な運動やスポーツへの参加を呼びかけるヘルス促進イニシアチブです。大会開催をきっかけに、国民一人ひとりの健康と幸福(ウェルビーイング)を向上させ、活気ある社会づくりを目指しています。

魅力② 通常のオリンピックにはない!注目を浴びるユニークな新競技・新形式

ユースオリンピックならではの大きな見どころ。

それは、通常のオリンピックにはない、あるいはこれから正式採用を目指す、若々しくエネルギッシュな競技や独自のゲーム形式にいち早く触れられる点です!😊

ダカール2026で特に注目したい3つの競技をご紹介します。

1. ストリートから世界へ!新次元のスピード野球「Baseball 5」

「Baseball 5(ベースボールファイブ)」は、2017年に世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が公式に発表した、従来の野球を究極にシンプルかつスピーディーにした都市型スポーツです。 

 特徴

  • グローブもバットも不要!:必要なのは柔らかいゴムボール1個だけ。手のひらでボールを打ち、守備も素手で行います。
  • どこでもプレイ可能:広いグラウンドや防球ネットは不要。路上、学校の校庭、広場など、コンパクトなコート(縮小されたプレーエリア)があればどこでも楽しめます。コートのサイズは野球の約5分の1と小さいのも特徴!
  • 男女混合のハイスピード戦:5人制(男女混合、女子3人・男子2人、またはその逆)で行われ、試合時間が短く、野球同様に表裏それぞれ3アウト制で1イニングとした5イニング制で、5イニング終えるのにかかるのは20分程度である。

瞬時の判断とチームワーク、試合中の状況に応じて、自分たちで工夫したプレーや戦術を生み出す力が試されるクイックマッチです。

ユースオリンピック初の正式競技として採用され、特別な道具を必要としないその手軽さから、世界中で急速に人気が広がっています。

こちら⬇️の動画にわかりやすくルールが載っているのでぜひ参考にしてください!

2. 芸術性と技の融合!中国の伝統から生まれた「武術(ウーシュー)」

中国発祥の現代武術(カンフー)が、ユースオリンピックで初めてプログラムに組み込まれます!

中国武術は国際的には「武術(ウーシュー、Wushu)」と呼ばれています。太極拳はその中の主要な種目の一つですが、日本では太極拳の愛好者人口が非常に多いため、各種の中国武術や中国拳法を含めた総称として「武術太極拳」の名称で普及が進められています。

競技は、

①空手や新体操のように武術の型演武を採点で競う「套路(とうろ)競技」

②2人が対抗して打つ、蹴る、投げる技(わざ)を掛け合う「散打(さんだ)競技」

の2種類から構成されます。

今回のユースオリンピックでは、以下の「套路(とうろ)」のみが種目となります!

特徴

  • 套路(とうろ)素手や武器を用いて、体系化された一連の動作(攻撃、受け流し、跳躍、バランスなど)を演じる、武術の芸術性と技術力を競う「演武」競技です。専用のマット(14m x 8m)の上で行われます。
  • ダイナミックな採点システム:審査員は10点満点の実績ある尺度に基づき、以下の3つの基準で厳格に評価します。
    • 動きの質(グループA):姿勢(脚・骨盤)や腕の技の正確さ、力強さ、流動性。
    • 全体的な演技(グループB):リズム、気(エネルギー)、調和、動きの協調性、振り付けへの忠実さ。
    • 難易度(グループC):特定のアクロバットやジャンプの成功度(安定した着地やひねりなど)。※転倒や省略は減点対象。
  • 多様なスタイル:アクロバティックでダイナミックな「外功スタイル(長拳など)」と、ゆっくりと流れるような「内功スタイル(太極拳など)」があり、観客を魅了します。

伝統的な衣装に身を包んだ、息をのむような美しい演武は必見です。

こちら⬇️は武術の日本人選手である本多彩夏選手の競技の様子です!

本当にかっこいい✨のでぜひ見てみてください!

3. 砂の上の熱きバトル!ダイナミックに進化する「ビーチレスリング」

砂浜を舞台にした、シンプルでエキサイティングな「ビーチレスリング」が、ユースオリンピック競技として初登場します!

 特徴

  • 極めてシンプルなルール:砂の上にマークされた円形のリング内で、相手を倒すか、リングの外に押し出すか、あるいは安全に仰向けに倒すことでポイントを獲得します。
  • スピーディー&ダイナミック:試合時間は短く、砂の上という不安定な足場が生み出す予測不能でスリリングな展開が魅力です。
  • 装備も超シンプル:防具は一切着用せず、選手はショーツやTシャツなどを着用して裸足で戦います。

ダカール2026では男子48名、女子48名のアスリートが体重によって分かれる※4つのカテゴリーに分かれ、砂の上の初代王座をかけて熱い戦いを繰り広げます。

※4つの体重区分のカテゴリーは以下の通り⬇️

女子:50kg、60kg、70kg、+70kg 
男子:70kg、80kg、90kg、+90kg

(⚠️大会によって変動します)

こちら⬇️はビーチレスリングの動画となります!ぜひ参考にしてください!☺️

魅力③ 歴史的瞬間!難民チーム!男女平等!

ダカール2026は、オリンピックの歴史において新たな1ページを刻む記念すべき大会です。アフリカ大陸で初開催となる本大会では、スポーツの未来を示す2つの象徴的な試みが実施されます。

1. 完全に達成される「男女平等(ジェンダーイコーリティ)」

大会の歴史的画期を象徴するのが、完全な男女平等の実現です。

  • 選手数の完全均等化:パリ2024大会と同様、全35競技(25の競技と10の参加型プログラム)において男女それぞれ同数の出場枠が割り当てられます。
  • バランスの取れた種目構成:実施される全153種目は、女子73種目、男子73種目、そして混合7種目で構成されています。

2. 史上初!「オリンピック・ユース難民チーム」の誕生

さらに注目すべきは、ユースオリンピック史上初となる

「オリンピック・ユース難民チーム」の参加です。アフリカ開催という理念に基づき、アフリカを拠点とする若いアスリートたちが中心となって選出されます。

出場資格として、主に以下の2つをクリアする必要があります。

①選手はそれぞれの競技においてエリートレベルの競技者であること

②国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によって難民として認定されていること

競技種目、性別、地域におけるバランスの取れた代表性も考慮されているそうです。(参考

ダカール2026難民オリンピックチームのメンバーは以下の通りです。

  • アルノ(競技:柔道、男子55kg級)
  • クレメント(競技:陸上競技、男子800m)
  • フローレンス(競技:陸上競技、女子200m)
  • ローランス(競技:テコンドー、女子49kg級)
  • ニャタバ(競技:陸上競技、女子800m)
  • ラシッド(競技:陸上競技、男子200m)

IOCのトーマス・バッハ会長は、この取り組みについて次のように語っています。

「世界的な避難民と難民の危機に光を当てるだけでなく、オリンピズムの精神に基づき、最も優れた若いアスリートたちを結集させることの重要性を強調するチームを選出できることを楽しみにしています。そして、包括的なユースオリンピック競技大会であるダカール2026を目指します。」

終わりに

いかがでしたでしょうか!ユースオリンピックはオリンピックと違う面白さがありますね!初のアフリカ開催、とっても楽しみです!☺️

参考文献

https://spaia.jp/column/other/9571

https://www.joc.or.jp/games/olympic

https://www.olympics.com/fr/dakar-2026/programme

https://www.olympics.com/ioc/dakar-2026-youth-legacy

https://www.joc.or.jp/column/olympic/history/002.html

https://www.olympics.com/en/dakar-2026/news/dakar-va-accueillir-la-premiere-youth-refugee-team-de-lhistoire

https://www.joc.or.jp/games/asia/2014/stats/44description.html