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海外旅行や海外出張に行くときに欠かせないパスポート。ルワンダではパスポートのみで渡航できる国が増え、世界パスポートランキングで2ランク上昇しました。本日はこのことに関する記事をご紹介します!


ルワンダのパスポート、世界パスポートランキングで2ランク上昇!

Rwandan passport jumps two places in global passport index

記事リンク:

Rwandan passport jumps two places in global passport index | The New Times | Rwanda

内容と背景:

今回ご紹介する記事によると、Henley & Partnersが作成する世界パスポートランキング(Henley Passport Index)の最新版にて、ルワンダは2020年の83位から2つランクを上げ、110位中81位になったそうです。

世界パスポートランキングは世界中のトラベルドキュメントに関するランキングのパイオニアであり、このランキングでは、国際航空運送協会(IATA: International Air Transport Association)のデータに基づき、世界中のパスポートを、事前のビザ申告なしで行くことができる国の数が多い順にあらわしています。

今回ルワンダが2つランクをあげたのは、ビザなしで渡航可能な国が2つ増えたことによるものです。2010年時点でルワンダのパスポート所持者が事前のビザ申請取得なしで渡航できたのは39カ国でしたが、現在では61カ国に増えました。

ちなみに、世界パスポートランキングでは日本が3年連続で1位を獲得し、世界最強のパスポートとして紹介されています。日本のパスポートのみで渡航が可能な国は2021年1月時点で191カ国に及び、その中にはアフリカ大陸の33カ国も含まれています。

ビザなしで渡航が可能な国数の増加にとどまらず、ルワンダは国内へのアクセスを容易にするための先進的な制度を多数取り入れています。

その例として、ルワンダは2019年に東アフリカe-パスポートの発行を開始し、今年の1月には国際民間航空機関(ICAO:  International Civil Aviation Organization)の Public Key Directory(PKD)(e-パスポートの認証に必要な情報を交換する中央リポジトリ)に参加したことががあげられています。

ここからは、以上の2つについてより詳しくお伝えします。

ルワンダ、東アフリカe-パスポートの発行を開始

2019年6月、ルワンダは新たに東アフリカe-パスポートの発行を開始しました。このe-パスポートは、ルワンダの他、ケニアやタンザニアやウガンダも採用しています。

このとき新しく発行されるパスポートは東アフリカ共同体(EAC: East Africa Community)やICAOの新しい技術設計に準拠したもので、パスポート偽造や個人情報の盗難を防ぐためのセキュリティが強化され、また、新たにマイクロチップが搭載されるようになり、改ざんの防止や、政体情報取得による迅速で効果的な個人の識別が可能になりました。

こうした新機能により、ルワンダのパスポートの信頼性や安全性がアピールされ、ビザなしでも渡航が可能になる国が増えることが見込まれています。

国際民間航空機関のPKDに参加

2021年1月には、ルワンダはICAOのPKDに加入しました。ICAOのPKDは、旅行者や国についての情報を共有することで、受入国の入国管理局が迅速かつ効率的にe-パスポートの認証を行えるようになり、したがって、PKDに加入することにより、ルワンダのパスポートを持っている人々が世界中で円滑に通関手続きを行うことが可能になります。さらに、国内のe-パスポートの動きをさらに促進させる役を担うことが期待されています。

オンアライバルビザの取り組み

上記に加え、ルワンダは2018年1月以降世界の全ての国からの事前のビザ申請をなくし、全ての国の人々が空港到着時にビザを取得できるようになりました。

2018年にルワンダを訪れた観光客は2017年より8%増加したというデータもあり、また、GDPにおける観光業の割合も2000年の4.5%から2019年には15.1%へと上昇し、ルワンダへのアクセスが容易になったという面からも、上記の取り組みがルワンダ国内への人々の流入の増加に影響を与えているとも考えられ、今後はビジネス関連の訪問も増えることが期待されています。

ビザをとるには必要な手続きがいくつもあり少々手間がかかりますが、ビザを取得せずパスポートのみで渡航ができるようになれば、国境を超えた人やモノの行き来も行われやすくなり、そのような国や都市が増えれば、観光客や移住者が増加し、また、国内外のビジネスのチャンスも広がりやすくなることが期待されます。その結果として国の経済的収入も見込めるため、どのようにして国内への人々の流入を増やしていくのか、今後のルワンダの動きに注目していきたいと思います。

関連・参考記事:

  1. Rwanda begins issuing East African e-passport – Link
  2. Rwanda’s e-passport project gets a boost – Link
  3. AfCFTA、「人とモノの自由な移動」実現に向けて各国のビザの状況は?【Pick-Up! アフリカ Vol. 59 (投稿:2020年12月12日)】 – Link

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