ハーバード大学とアフリカCDCが、オンラインワークショップで初のグローバル看護リーダーシッププログラムを開始

Three Harvard schools and Africa CDC launch inaugural global nursing leadership program at virtual workshop

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内容と背景:

ハーバード大学とアフリカCDC(疾病予防管理センター)は、グローバル看護リーダーシッププログラムを立ち上げ、省レベルの看護師と助産師に対してグローバルな公衆衛生と集団健康管理の基礎理解と現場経験ができるプログラムを開始しました。

このプログラムは先月の世界予防接種ウィークの際のオンラインワークショップで正式に開始され、20か国から約80名の看護師と助産師が参加しました。

そのオンラインワークショップの中で、世界貿易機構(WTO)の事務局長は、コロナ禍の現在とポストコロナの時代には、看護師・助産師の診療範囲の拡大を提唱する必要があるということを述べています。

さらに医療従事者不足について言及し、コロナ禍において深刻化した医療現場においてそこで従事する看護師や助産師の労働力を支援し、教育、強化するという新たな取り組みが必要であると示されています。

ハーバードグローバル看護リーダーシッププログラムは、公衆衛生・リーダーシップ・管理などを通して、看護師と助産師のキャリアアップを可能にする2層の能力ベースの教育計画を提供します。プログラムはアフリカで始まり、その後、アジア、ラテンアメリカ、カリブ海、北アメリカの看護師と助産師を含むように拡大していく予定だということです。

今回ご紹介している内容とは別に、グローバルな領域では、Global International Nursing Instituteが主催している類似するプログラムも存在しています。

グローバル看護リーダーシップ(GNLI)プログラムは、世界各国から集まる実力を兼ね備えた看護師が、オンラインでの9ヶ月の能力強化研修(地域社会・健康・福祉)の3つのモジュールを学び、修了すると国際的な資格や定期的なミーティングに参加できる資格が付与されるという内容になっています。

前述したハーバードのプログラムとは異なり、より政策面や社会開発にコミットできる各国のリーダーとなる看護師の育成を掲げているようです。

また、このプログラムに参加するためには、参加費として2,400 CHF (スイスフラン※日本円にして約30万円)ほどが必要ということですが、低中所得国からの参加者には奨学生として参加費が優遇される措置が講じられるということです。

このように様々な団体が国や地域を超えた形で、各国の看護師をエンパワメントするという取り組みが行われているようです。アフリカの医療従事者不足と頭脳流出における課題は深刻化しています。

グローバルな枠組みで、リーダーシップを持つ看護師を育成することによって、アフリカ各国を牽引していくような看護師や助産師が誕生していくことを期待しています。

関連・参考記事:

  1. Global Nursing Leadership program – Link
  2. Global Nursing Leadership Institute™ (GNLI) – Link, Link
  3. アフリカ、医療従事者の頭脳流出問題について【Pick-Up! アフリカ Vol. 89:2021年1月25日配信】- Link


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