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みなさま、こんばんは!

先週金曜日の投稿で、近年農業生産性の向上を目指す動きの一つとして衛星データの活用に期待が集まっているとご紹介したかと思いますが、本日は実際にその活用を通じてアフリカの農家らに対する支援を目指している南アフリカのスタートアップAerobotics社の最新動向をご紹介しています。

ぜひご覧ください。


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記事:「ドローンと衛星を活用して農家に作物データを提供する南アフリカのAerobotics社が1,700万ドルの資金調達に成功」

South African startup raises $17m to use drones and satellites to provide farmers with crop data

記事リンク:

内容と背景:

本日ピックアップした記事によりますと、先月半ば、衛星やドローンの提供する航空画像を活用することで農家による樹木や果物の栽培を支援している南アフリカのスタートアップAerobotics社が、シリーズBラウンドにて1,700万ドルに及ぶ資金調達を完了しました。

今回の資金調達には南アフリカを拠点とするテクノロジー企業Naspers、南アフリカとケニアにオフィスを構えるオランダ政府の起業家銀行FMO、またCathayInnovationとAfricInvestの所有する汎アフリカファンドCathay AfricInvest Innovationなど複数の投資家が参加したようです。

エンジニアや農学者、データ科学者で構成されるAerobotics社は、衛星画像、高解像度ドローン画像、また機械学習の3つのテクノロジーを組み合わせ、2014年よりアフリカ、アジア、ヨーロッパの18カ国にて、樹木の病気の特定、害虫の追跡、またより良い収量管理のための分析などを行い、農家らが作物の健康状態を適切に管理し、生産性を向上させるのを支援しています。

Pick-Up! アフリカでも昨年7月の投稿でご紹介していますが、近年アフリカの農業セクターでは、伝統的な農法を補完する目的で、主に肥料や熟成剤の散布、また害虫の駆除にドローンが活用されるケースが増加しています。しかし、本日ピックアップしている記事では、Aerobotics社の提供する技術は独自のソフトウエアを搭載したドローンと衛星による航空画像を組み合わせたものであり、単に農業を機械化している従来の活用法とは差別化される技術であると紹介されています。

近年は気候変動の影響で定期的な植え付けや収穫が脅かされるケースも多く、ドローンや衛星の提供する画像データを活用した作物管理や収量予測は、生産量を最大化するために重要であると考えられます。ただ昨年7月の記事でもご紹介しているように、ドローンや衛星の活用を促進するには各国で無人航空機の規制システムがさらに整備される必要があると考えられるため、その整備環境の動向にも注目したいところです。

本日ピックアップした記事本文には、農家らがAerobotics社の技術にアクセスする方法や同社の技術の詳しい機能に関しても言及されています。ぜひ関連記事等と合わせてお読みください。

関連記事:

  1. アフリカでのさらなるドローン活用に必要な環境整備とは?【面白記事 Vol. 84: 2020年7月14日配信】Link
  2. 衛星データの活用がアフリカ経済にもたらすインパクトとは【Pick-Up! アフリカ Vol. 93:2021年1月29日配信】Link
  3. 「South African startup Aerobotics raises $17M to scale its AI-for-agriculture platform」Link
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