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こんにちは、Pick-Up!アフリカです。☺️
ダカールユースオリンピックが10月末に開催されます!
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開催に関連して突然ではありますが、ダカールユースオリンピック大会に出場予定のとある選手の言葉をご紹介します!
| ダカールで一番楽しみにしているのはメダル獲得です。銀メダルでも銅メダルでもなく、金メダルが欲しいんです。でも、メダルには代償が伴いますよね。メダルを獲得したら、孤児院を建てたいと思っています。子どもたちが安全に過ごせる場所、アスリートたちが栄養のある食事をとれる場所です。そうしたいという気持ちが、私の心の中にあります。 ダカール選手クレメント16歳(競技:陸上競技、男子800m) |
16歳の夢とは思えない、他者を想う「利他的な」心を持ったこのクレメント選手。実はユースオリンピックでは国を持たない「難民チーム」の一員として競技に出場します。
今回の大会では難民チームが参加するのをご存知でしょうか。
これまでもオリンピックの舞台では難民チームが結成されてきましたが、
実は、ユースオリンピックへの参加は今回が史上初になります。さらに、アフリカ出身の選手のみでチームが構成されているのも初めてのことです。
さて、難民チームについて調べている中、こんな言葉が見つかりました。
「スポーツは安全な避難所」
現在スポーツは難民の方々にとって大きな希望となっていて、スポーツがもたらす難民との関わりは大きく変化しています。
スポーツが、難民に関する認知の向上や難民支援の手段として積極的に活用されるようになっているのです。
その象徴と言えるのが「難民チーム」の活動です。
今回はそんな難民チームについて紹介していこうと思います!
最後までお読みいただければ幸いです。😀
そもそも難民チームとは?どのような歴史背景があるの?
オリンピック難民チームは、
2015年10月26日に国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長によって創設が発表されました。世界各地で強制的に避難を余儀なくされている人々の窮状に光を当て、「世界中のすべての難民にとっての希望の象徴」とすること、そして避難民問題に対する国際的な認識を高めることを目的として提案されたものです。
2016年のリオデジャネイロ夏季オリンピックで、史上初めて母国を追われた選手たちによる独自のチームが結成されました。
この初出場を果たしたチームには、シリア、コンゴ民主共和国、エチオピア、南スーダン出身の選手10名(マラソン1名、中距離走5名、水泳2名、柔道2名)が参加しました。
国連難民高等弁務官のフィリッポ・グランディ氏は当時、彼らの出場について
「逆境を乗り越え、自身と家族のためにより良い未来を築こうとするすべての難民の勇気と忍耐力への賛辞である」と語っています。
2015年にニューヨークの国連総会で正式に設立が発表された際、バッハ会長はオリンピックの目的と国連の使命との親和性を強調しました。
その後の2024年のパリ夏季オリンピックでは、シンディ・ンガンバ選手が女子ボクシングで銅メダルを獲得、難民オリンピックチーム史上初となるメダルをもたらしました。故郷に戻ることが叶わない状況にあっても、難民が社会にとって豊かな存在であることを世界に示し続けています。
そして2026年、ダカールで開催されるユースオリンピックで初めて難民チームが結成されました。そのメンバーには、アフリカを拠点とする選手が選抜されました。
ダカール2026は、アフリカ大陸で開催される初のオリンピック大会となります。そのため、「世界に向けてアフリカ競技大会を開催する」という精神に基づき、初の青少年難民オリンピックチームを編成するにあたっては、アフリカを拠点とする選手を選抜することに重点が置かれているそうです。
現在の難民の状況は?
現在難民は世界にどのくらいいるのでしょうか。その数値を見てみましょう。
最新のUNHCRによる統計による (2025年12月末時点)と、紛争や迫害、人権侵害などにより故郷を追われた強制避難民の数は、
1億1,780万人を超え、
10年前のほぼ2倍に急増しています。
現在、世界では「70人に1人以上」が避難を余儀なくされている状況です。
もしこの人数を一つの国に集めた場合、
世界で14番目に人口の多い大国に匹敵するほどの規模です。
子供達への影響は?
特に深刻なのは子ども達への影響です。子供達の難民の割合はどのくらいなのでしょうか。実際の数値は以下の通りです。
子どもは2025年時点で世界人口約83億人のうち、24%を占めるに過ぎません(1)。
一方で世界全体で難民や保護を必要とする人々の実に38%(約4500万人)を子どもが占めています。
世界人口の割合よりも数が多いことに驚きですね。
(参考:https://www.unhcr.org/refugee-statistics)
アフリカはどのくらいいるの?
2025年末時点でのサブサハラ以南のアフリカの国内避難民は約3,170万人に上ります。これは、世界で国内避難を強いられている人々全体の約39%を占める深刻な数字です。
選出方法は?
今回のチームの選手たちは、IOC(国際オリンピック委員会)が設立したオリンピック難民財団(ORF)が資金提供を行うコミュニティプログラム「Game Connect(ゲーム・コネクト)」などを通じて選出されています。
ORFは人道危機に対応するためスポーツを活用しており、国内オリンピック委員会や国際スポーツ連盟と連携しながら、避難を余儀なくされたエリートアスリートが競技を継続できるよう支援しています。
なお、支援対象となるには、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の基準に基づき、受入国で正式に難民認定を受けている必要があります。
2021年初頭以降、ウガンダをはじめ12か国で17のプログラムを展開し、これまでに19万人以上の若者を支援してきました。さらに、2023年12月のグローバル難民フォーラムでは、2027年までに80万人以上を支援すべく、5000万米ドルの追加拠出が発表されました。
ケニアとウガンダの国内オリンピック委員会が手掛ける今回のチームは、アフリカを拠点とする選手のみで構成されており、大陸全土で暮らす数百万人の避難民を代表して大会に挑みます。
国歌斉唱はどうするの?
国や地域を代表しない難民選手団の場合、開会式での行進や表彰式での国歌・国旗の扱いはどうなるのでしょうか。
独自の国旗や国歌を持たない選手たちは、オリンピック旗(五輪旗)とオリンピック賛歌のもとで大会に迎えられます。開会式・閉会式の入場行進でもオリンピック旗を掲げて行進を行い、選手がメダルを獲得した際の表彰式ではオリンピック賛歌が演奏されます。
たとえば、2016年のリオデジャネイロ大会では、南スーダン出身のローズ・ナティケ・ロコニエン選手が難民選手団の初代旗手を務め、オリンピック旗とともに堂々と入場を果たしました。
ロールモデルとしての役割
難民の人が選手になることによって難民として生活をしている人たちのロールモデルとしての役割を担うことにもなります。実際に、リオ2016の難民選手が、10年後の今大会ではチームを率いる役職に着いた例もあります。冒頭で紹介してたクレメント選手も、将来の多くの有能な選手の鏡となることでしょう!
終わりに
難民チームを応援することで、国の違いを超えてスポーツを応援することができます!難民チーム、ぜひ注目してみてください!
参考文献
https://www.concern.org.uk/news/stories-of-resilience-meet-refugee-olympic-team
https://www.history.com/this-day-in-history/october-26/olympic-refugee-team-announced
https://blog.education.nationalgeographic.org/2016/08/08/what-is-the-refugee-olympic-team/
https://www.nbcolympics.com/news/what-know-about-refugee-olympic-team





