こちらの記事は後編です。
前編はこちらからご覧ください⇩

南アフリカの夜は危ないのと朝5:30のフライトでくたくただったこともあり、初日は早めにホテルに戻りました。さてここで次の日の作戦会議。
我々はPheZuluという、ズールー族(南アフリカの民族のうちの1つ)の文化がわかる観光施設に行くことを計画していたのですが、中心地から遠くに位置しており、どうやって行くか手をこまねいていました。
というのも、Phezuluがダーバンの中心地から車で40分程度かかる場所に位置しているため、南アフリカ内の移動に日常的に使っていたUberだと帰りのUberを捕まえられない可能性があったからです。ミニバスはまだ怖いしどのバスに乗ったらいいかわからない。車を借りるのも2人じゃ値段が高いし決めきれないな…と考えていたところ、初日のガイドさんに連れて行ってもらえばいいじゃん!という話に。
さっそくガイドさんに連絡すると、快く引き受けてくれました。が、1人3万円と言われて驚愕。
何とか色々と交渉して1人1万円で行ってくれることに。あーよかった!アフリカの方々と契約する際には、思い切った金額を提示して値下げ交渉をしましょう。
2日目、朝はホテルでいただきました。ビュッフェ形式でパンやベーコン、デザートなどがあり、卵はその場で調理してくれました。
会場がとてもおしゃれで最高!南アフリカのホテルは安くても清潔で素敵なところが多かった気がします。

朝食の後はホテル近辺をお散歩。目の前にビーチが広がっていて、気候も温暖なので散歩にはぴったり!ただ前日同様、分厚い雲が空を覆っていて残念。
散歩も終わり、9時頃にガイドさんと合流。かなり大きくてがっしりした自家用車で迎えに来てくれました。
注目してほしいのはこの車線の多さ。
南アフリカの市街地では人通りや車の多い道も多く、ミニバスなどが危なっかしい運転をしていることもあるため注意が必要ですが、高速道路に出れば一変。交通量が少なく、道も整備されており、まるで別世界のように快適なドライブを楽しめます。
一時間弱のドライブを経てPhezuluに到着!
このPhezuluという場所には、①ダンスや伝統的な生活を知るツアー(文化村)、②サファリ、③爬虫類パークの3つがあります。こちらの施設の詳細はこちらの記事でご紹介しています。
着いたらさっそく私たちの1番の目的、Zuluダンスショーからから見に行きました。このダンス会場、山の上にあるのですごく景色がいい!(曇ってるけど)
ショーはダンスと音楽が物語調となっていて、恋愛模様や結婚するときの作法といったズールー文化を楽しく理解することができました。
ダンスが終わると、ズールー族の家屋や習慣などを学ぶVillageツアーがありました。家の作り方、道具の使い方、男性が入って右側・女性が左側に座ることなど。彼らの文化を深く知ることができました。個人的には以前訪れたレソトの文化村と似たところも多くておもしろい!(レソトのブログはこちらから)ズールー族やアフリカの方々の伝統的な暮らしぶりに関心のある人にぜひ体験してほしいツアーです。
受付のある建物にはお土産屋さんとレストランもありました。特にお土産屋さんは充実していて、ズールーダンスの際に見たようなビーズのアクセサリーや盾などズールー族ならではのお土産も!
お目当てのダンスショーが終わったらレストランでコーヒーを飲みながらほっと一息。お次は隣の爬虫類パークに行くことに。
正直、ヘビやワニなどが見れると聞いてもテンションが上がらない女子の私たち。でしたが、行ってみると結構楽しい。
クロコダイルとアリゲーターの見分け方を教えてくれたり、ヘビを持たせてくれたりしました。
にしてもワニは全然動かないので、かっこいいワニが見れるというよりは、微動だにしないワニたちを見守るって感じです。ワニは燃費が良くて1週間に1回くらいの食事でいいみたいな話をしていた気がします。(うろ覚え③)
爬虫類パークを楽しんだあと、近くの村に連れて行ってくれる予定だったのですが、ここでまさかの緊急事態が発生…!🚨
ガイドさん:「車が故障しちゃった」
えーーー!?しっかりした大きな車だったので、まさか壊れるとは思ってもみませんでした。
「私たち帰れるのかしら…」とお通夜ムード。
しばらく待っていると、なんと、訪問予定だった村に住む方が迎えに来てくれて、代わりに案内してくれることに!
ただ、その方がなかなか来ない。
「彼ら、めっちゃゆっくり運転するんだよ」とガイドさんが苦笑い。言われた通り、待つこと約1時間。ようやく迎えの車が到着!
そしてその車に乗り込んで村へ向かうと……本当に運転が遅い!(笑)ずっと時速30kmくらいで、山道をのろのろ進みます。目的地まではそんなに遠くないはずなのに、村までの山道が永遠に感じました。
やっとたどり着いた村は、山の中にあって、車がないと町へ出るのはかなり不便そう。でも、家がたくさん建っていて、意外にも多くの人が住んでいることがわかります。
この村でまず驚いたのは、家がけっこうしっかりしていること。それまでに見たルワンダの村やレソトの田舎と比べると、頑丈そうな家が多くてびっくりしました。もちろん、都市部の家ほどではないけれど、それに近い雰囲気の家もちらほらありました。
運転手さんからは、その村の文化についてたくさん教えてもらいました。
特に印象的だったのが、ヤギと人間の関係にまつわるお話。すごくざっくり言うと、赤ちゃんが産まれると、祖先への感謝の気持ちを込めてヤギを屠殺し、そのヤギの一部(例えば皮など)を赤ちゃんにアクセサリーのように身につけさせる、という文化があるのだそうです。
日本の文化ではなかなか考えられないことですし、アフリカの中でも私は初めて聞いた話だったので、本当に驚きました。
これらの文化について、詳しくはこちらの記事にかなり詳細に書いてあるので興味のある方はぜひそちらも読んでみてください。
また、運転手さんが「数年前?に水道ができたんだよ」と言っていました。(うろ覚え④)個人的にインフラ開発などに関心があったため、「水道ができる前川で洗濯などしていた時と、水道ができてからはどちらの方がいい?」と聞いてみると、「まあ水道がある方がいいね」と話してくれました。ただその反応が「水道最高!」というものではなく、「あった方がやっぱり便利だね」という言い方だったのが、非常に興味深かったです。
ドライブが終わるとお知り合い?の方のお家に案内してくださいました。車を降りてみると車の中から見た印象とは全く違ってびっくり!鶏が家の前を歩いているし、犬もその辺を歩き周っているし、近代的と思った家の内装はかなりアフリカンでした。
村の方々は快く私たちのことを受け入れて、お家の中に案内してくださいました。
そして、そこで私は出会ってしまったのです…
またこれ😭😭😭😭😭😭😭
前編をまだ読んでいない方はぜひご覧ください…
こちらは家の中でいただいたので(床に近すぎるけど)前日ほどの悪夢感はなかったのですが、すでにトラウマで食欲が湧きません。今回の旅で、ズールー族の方々のご飯と言えば”これ”なことがよくわかりました。
あとこちらはおすすめされたビール。常温でしたがこちらはおいしかったです!
彼らの家の中はこんな感じ。壁に張り付けてあるものはヤギか牛かの皮?らしく文化的に大切だといったようなことを説明してくださった気がするのですが忘れました。子供が産まれるときにヤギを殺すことに何か関連していた気がしなくもなくもありません。(うろ覚え⑤)
さて村の中を散策。こういう村は歩いているだけで面白い。私が住んでいたプレトリアは首都のうちの1つで(南アフリカには首都が3つある)かなり都会だったので、南アフリカの新たな一面を見た気がしました。
その後は村の売店兼酒屋?に。ここはスナックなどがあり、冷蔵庫があるので冷えた飲み物を買うことができました。
隣は酒屋さん。たしかこのお店にはテレビがあって、そこに集まっていた人たちはサッカーを観たり、おしゃべりをしたりと、この場所がちょっとした“憩いの場”になっていたように思います。
冷蔵庫やテレビも置いてあって、「南アフリカの村って、意外と電気がしっかり通ってるんだな」と感じました。
また、ここにはビリヤード台があり、そこで飲んでいた人たちと一緒に遊びました。こういうのが旅の楽しみ!アジア人の小娘にも優しい村の方々に感動しました。
また、この村で驚いたことは村の方々の中には英語が流暢ではない方もいらっしゃるということ。私の知っている南アフリカの方々はみんな英語がペラペラだったので少しびっくり。私の友達も私と一緒で、英語を話せるようになるのに勉強したのかな~なんて思いました。まあ、日本と比べたら田舎に住む彼らが不自由なく英語を話すことができる時点ですごすぎるんですけどね。
この後は先程のPhezuluまで送り届けてくれました。この村ツアーでは本当に素敵な経験ができたなと思います。
ガイドさんのもとに行きましたが車は直っておらず、ガイドさんがホテルまでのUberを手配してくれて帰宅しました。
翌朝はフライトが早く、朝6時ごろにはホテルを出発しなければなりませんでした。
そんな早朝のチェックアウトにもかかわらず、このホテルでは、朝食の提供時間前に出発する宿泊者向けに、なんと軽食を用意してくれていたんです。
なんて優しいのかしら🥺心が温まりました。
この後はフライトでヨハネスブルグに帰りました。楽しかった~
ローカルマーケットやプレトリアとは違った街の雰囲気、ズールー族の文化、田舎の様子などこれまでに見たことのない南アフリカを感じられた最高の旅行でした。
いかがでしたか?
この記事を通して、少しでもアフリカの魅力が伝わっていれば嬉しいです。
他にも、南アフリカに関する情報やアフリカ大陸内の他国の旅行情報を発信していますので、ぜひお楽しみください。
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