日本ルワンダビジネスコミュニティ(JRBC)運営メンバーの一人です。面白記事では主に、教育・社会福祉・ヘルスケアなどなどを担当させていただきます!


みなさん、こんばんは。

毎週月曜日はアフリカから教育分野に関係するニュースをピックアップしてご紹介しています。

本日は、マスターカード財団から発行されたアフリカの中等教育・就労についてのレポートを紹介した記事と、コンゴの女性職業教育支援イニシアチブに関して書かれた記事をご紹介します。

今週も面白記事は毎日更新予定です!お楽しみいただけると幸いです。


記事1:マスターカード財団、アフリカの中等教育:就労の未来に向けた青少年の準備レポートを発行

Secondary Education Should Prepare Young People for Work, says New Report Released by the Mastercard Foundation

記事リンク:https://allafrica.com/view/group/main/main/id/00074387.html

記事の内容と背景:

大手クレジットカード会社であるMastercard Foundationが、「アフリカの中等教育:就労の未来に向けた青少年の準備」と題したレポートを発行しました。

このレポートは、アフリカの若者が、デジタル化と自動化のトレンドが高まっているダイナミックでグローバル化された労働市場で成功するために必要なスキル、知識、能力を確実に獲得するための中等教育の役割に焦点を当てています。今後アフリカの若年層の人口は伸び続け、2075年にはインドや中国を抜いて世界1位となるであろうということが書かれています。そこで、緊急の課題として、教育システムを改善する必要性を強調し、増加する若者の潜在能力からアフリカに利益をもたらす方法について言及しています。

そこでこの記事によると、このレポートによるモデリングは、アフリカ大陸内での中等教育の需要が、現在から2030年までの間に、現在の6千万人の学生から1億600万人にほぼ倍増すると予想されることを示唆しています。初等教育の入学者数は2030年までに2倍になると見込まれており、今後10年間で中等教育レベルの学生が4600万人増えることになります。その上で、今後10年間で、さらに1,080万人の教師が必要になる見込みだということです。

そこで、質の高い教師を配属することは、すべての国の学生が仕事に必要なスキルを獲得し、グローバル世界の市民として成長させるために、国が行うことができる最も戦略的な投資の1つであると書かれています。

この調査に対し、この記事では、ルワンダのカガメ大統領が提案された報告書を達成するための分野横断的なパートナーシップの必要性を強調したことについて書かれていました。カガメ大統領は、「中等学校は、若者が職場で成功するための準備をする重要な入り口であり、このレポートでは、中等教育システムを将来に適応させるために採用する必要があるいくつかの主要な原則を示します。これを実行させるためには、政府、民間部門、市民社会の間の協力が不可欠であるところです。」と述べていました。

このようなアフリカの若者の就業機会について取り上げた記事は以前にもご紹介してきましたが、今回のレポートでは、その就業の準備性を高めるために中等教育に力を入れ、投資すべきであるということが書かれたものになっていました。

またレポートの中では何度か「21st-century skills」という単語が出てきていて、デジタルスキルや、STEM知識や技術について多く取り上げられていて、コロナ後の社会形成において必要とされる人材育成のために、的確な指標を指し示している内容が印象的に感じました。その一方で、アフリカの社会問題部分へもフォーカスを当てて、出産により学業をドロップアウトしてしまった思春期の女生徒に対する機会の保証などについても言及されていました。

関連記事に該当するレポートをご紹介しておりますので、そちらもあわせてお読みいただければと思います。

関連記事:

  1. Secondary Education in Africa: Preparing Youth for the Future of Work- Link
  2. アフリカ初、インターンシッププラットフォームの立ち上げ!他、教育に関する話題【面白記事 Vol. 104: 2020年8月10日配信】- Link


記事2:コンゴの若きシングルマザーの挑戦

From despair to hope in the DRC: a teen mother’s inspiring journey

記事リンク:https://esaro.unfpa.org/en/news/despair-hope-drc-teen-mothers-inspiring-journey

記事の内容と背景:次は、国連人口基金のニュースから、コンゴの女性職業教育支援イニシアチブに関するこちらの記事をご紹介します。

Kitumaini(キツマイニ)は、スワヒリ語で希望を意味し、このイニシアチブは、思春期の少女たちにできるだけ長く学校に留まる手段を与え、教育制度から除外された少女たちが職業訓練と社会経済的再統合を通じて希望を取り戻すことを目的とした革新的な多部門プログラムとなっています。

これは学校内および学校外の少女の人的資本に焦点を当て、UNFPAとユネスコの支援を受けて政府が設立したキツマイニイニシアチブで、以下の3つの柱を中心に設計されています。

  • 初等、中等、職業教育のカリキュラムにおける包括的な性教育/家庭生活教育の統合
  • 青少年と若者が情報に基づいた決定を行えるようにするライフスキルの開発。
  • これらの若い女の子の学校や居住地の近くにある医療施設での、特定のニーズに適合した質の高い婦人科系に関する健康情報とサービスへのアクセス

そこで、具体的には、思春期の少女たちが、学校の内外で包括的な性教育を受けることや、中等学校と4つの職業訓練センターが家庭生活教育を教育プログラムに組み込んでいるほか、シングルマザーのための13の職業訓練センターが運営されているようです。

今回ご紹介している記事では、若くしてシングルマザーとなった女性が子どもを育てながら、このイニシアチブによる職業トレーニングを受け、美容院に就職できたことについてのストーリーが書かれています。女性の社会進出や自立を促す上で、就労は最も重要なキーになると実感できるエピソードとなっています。その他このイニシアチブに関する記事は関連記事に載せていますので、ご興味のある方はぜひお読みください。

関連記事:

  1. When the “Kitumaini initiative” enables Ruth KALENGA to move from despair to hope – Link
  2. アフリカ、デジタル経済下の女性の社会進出についての話題【面白記事 Vol. 101: 2020年8月6日配信】-Link

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