日本ルワンダビジネスコミュニティ(JRBC)運営メンバーの一人です。面白記事では主に、教育・社会福祉・ヘルスケアなどなどを担当させていただきます!


みなさん、こんばんは。いつもPick-Up! アフリカをご覧いただきありがとうございます。

本日は南アフリカから障害のある子どもの教育について、学校教育現場から社会への移行のプロセスついて書かれている記事をご紹介します。

今週もPick-Up! アフリカは毎日更新予定です。

ぜひお楽しみください。


記事:

・障害者サミット:WorkExpo 2020と協力して、第9回年次職場準備プログラムを主催

・何百人もの障害のある学生が就労準備プログラムの恩恵を受ける

Disability Summit teamed up with Work Expo 2020 to host the 9th annual Workplace Readiness Programme

Hundreds Of Students With Disabilities Benefit From Work Readiness Programme

記事リンク:

  1. https://sowetourban.co.za/83551/disability-summit-teamed-up-with-work-expo-2020-to-host-the-9th-annual-workplace-readiness-programme/
  2. https://disabilityconnect.co.za/hundreds-of-students-with-disabilities-benefit-from-work-readiness-programme/

内容と背景:

本日は南アフリカの障害者サミットの一環としてヨハネスブルグのいくつかの学校を中心にして催された就労準備プログラムについて書かれた記事を2つご紹介します。

本日ご紹介する2つの記事は、南アフリカの取り組みについて、障害のある人々を対象とした職場準備プログラムについて言及したサミットの様子をもとに、教育を受けた後の出口としての就労と、学校教育現場とのつながりについて書かれています。

まず、障害者に関する教育の中では近年、インクルーシブ教育への取り組みが各国で積極的に行われています。

インクルーシブ教育は障害の有無にかかわらず、望んだ誰もが合理的な調整のもと地域の普通学級で学ぶことで、1994年にUNESCOによって開かれた国際会議にて「Education for All」というスローガンを元に全世界中に広がっていきました。

日本の社会においても、「インクルーシブな社会を構成するために、まずは教育から。」といった認識のもと、インクルーシブ教育システムの構築を進めています。しかし、その実現には多くの課題が山積しているようです。

例えば、ろうの子どもに対して手話通訳や文字情報の支援など、特別な支援をつけることが出来ず、ただクラスに在籍し、結果として子ども自身の尊厳が傷つけられるなどという事例が挙げられます。(なんの配慮もなく教室に入れるだけの行為は、インテグレーションと呼ばれインクルーシブとは別の定義になりますが、その辺りが曖昧になってしまう現状があるそうです。)

この状況は世界各国で同じようなことが見られ、この記事では、南アフリカではこれにより退学してしまうろう者が多くいると言及しています。

南アフリカでもインクルーシブ教育に関する取り組みは積極的に勧められているようですが、依然として導入までに大きな課題や困難を抱えているようです。そこで、政府やさまざまな組織は、障害者に対応できなかった教育システムの改善に向けて前進してきました。

その中で以前、こちらの記事でもご紹介したように、南アフリカでは手話を公用語として認めようとするなどの積極的な活動が注目を浴びています。この記事によると、南アフリカの手話の全国カリキュラムの採用や、その他のムーブメントは、このインクルーシブ教育を推進する上で必要な措置として位置付けられているようです。

またこの記事では主に、南アフリカの障害者サミットの一環として催された就労準備プログラムについて書かれています。南アフリカの企業がネットワークを構築し、課題と機会を共有し、業界のベストプラクティスについて話し合うことで、職場での障害に対する完全にインクルーシブな道筋を定義する場ができたということです。このサミットのスポンサーには、南アフリカの企業(Citadel、Barloworld、Armscor、Massmart、Telkomなど)が賛同しているそうです。

2つ目の記事の最後では、フィランソロピーの責任者が、障害者の学校から社会への移行の困難さについて言及し、このプログラムを後援する目的は、障害のある子どもたちに力を与え、次世代のビジネスリーダーのなるためのスキルを高めるということにあると述べています。

現在世界では、インクルーシブ教育を推進し、障害のある子どもが適切な配慮のもと地元の学校に通うことが期待され、また、その先につながる社会の対応もよりダイバーシティーの視点に立ったものであることが求められています。

今回のサミットではその学校と社会の2軸だけではなく、学校から社会へのその移行の場面についてこのような機会を構築していることに大きな価値を感じました。

企業と学校を巻き込んだこのようなサミットでは、学校から社会に向けた移行のプロセスについて適切な支援を行っていくことの大切さを再認識するいい機会になるのではないかと感じます。

関連・参考記事:

  1. 共生社会の形成に向けて 文部科学省 -Link
  2. 南アフリカ、公用語に手話の追加を検討【面白記事 Vol. 137: 2020年9月17日配信】- Link
  3. 南アフリカ:障害のある人だけを雇用する世界初の字幕制作会社【面白記事 Vol. 143: 2020年9月24日配信】- Link
  4. School sets up pilot programme on disability – Link


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