水曜日→「テクノロジー」、「イノベーション」、「スタートアップ」。 土曜日→「ビジネス環境」、「地域経済」。 それぞれを取り巻く環境に関連する記事を担当。 Twitter: @samuelima18

皆さん、こんばんは。

本日ももう少し、スタートアップ界隈の環境に関してみていこうと思います。

今日のフォーカスは投資家に当ててみようと思います。

最初の記事では投資家のコロナ環境下でのスタートアップへの投資における貢献に関して取り扱っています。

2個目の記事では、アフリカに特化した投資を行っているVC4Aで書かれたシードステージのスタートアップ企業への投資の重要性について書いた記事をご紹介します。

どうぞお楽しみください!

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投資家との関係性が、コロナ環境下でどのようにスタートアップ企業の生存を助けているのか

英題:『How investor relationships are helping African startups survive during the pandemic』

記事リンク:https://techpoint.africa/2020/09/11/startup-investor-relationship/

内容と背景:

2019年のスタートアップ界隈への投資額が57%減少するだろうという予想がある中で、スタートアップ企業は今回のパンデミックの環境下で一番影響を受けている分野、あるいは人たちの一つと言っても過言ではないのでしょうか?

しかし同時に、記事によっては投資を受けるスタートアップ企業の数は減れど、一回一回の投資で動く金額は増えるのではないかという予測もあり、今回の環境下で投資家が納得するより多くの「適切」を揃えた場合、最も飛躍的な成長を果たしている可能性があるのも彼らなのではないでしょうか?以前、こちらのVol. 100(関連記事にも掲載)の際には、スタートアップ企業への投資の様相が変化していることをお伝えさせていただきましたが、今回は実際に投資からがどのようにこの環境下でスタートアップ企業への投資に貢献しているのかを扱った記事をご紹介します。

記事ではパンデミックの影響で事業がうまくいかなかったとこの状況を責める人が出てもおかしくないとしつつ、また、世界銀行やIFCなどの国際機関が相次いで今年の経済成長割合を見直したことに続き、KPMGナイジェリアが同社の今年度のナイジェリア経済の対する評価で、今年のパンデミックの影響が経済成長に、特に企業への直接投資やポートフォリオ投資に影響するとする評価をしたことが新しいことではありません。

こちらの記事を掲載しているTechpoint紙では、第二四半期で、ナイジェリアのスタートアップへの投資が昨年と比べ14%の増加が見られたと共有しているのと同時に、その理由を、実際に投資を受けるスタートアップの取り組んでいる分野が投資を得られるかどうかに影響してきているとしています。特に、ヘルステック、FinTech、AgriTechの分野では、彼らの提供するソリューションにより注目が集まるようになったことで、投資家の投資に対する傾向が変化したとしています。

また同時に、この投資が増えた理由は他の原因にも起因しているとしており、それらを評価するとと主に簡単に紹介しています。

その一つ目は、「投資家との関係性」となっており、ビジネス初期段階では築けない「スタートアップ企業ー投資家」という関係の中にある信頼性が、今回の様な環境下で花開くものだとしており、投資家らは投資する資金がある中、世界経済の不安定さから新しいところに投資するのではなく、これまで築いてきた関係性に投資しているのではないかとしています。

第二の理由としては、それぞれの段階でできた「投資家ースタートアップ企業」との関係がもたらすブランド的価値(価値観とでも理解した方がいいでしょうか)が、同一の投資家、または他の投資家からのさらなる投資を受けることにつながっているとしています。

こちらの記事でよりハイライトされていたことは継続的な関係性ではないでしょうか。今回の様な不況に陥ったときにより大きな働きをするようで、今後(パンデミック後)にこの関係性重視の投資家ースタートアップ企業の関係がどうなるのかも気になるところですし、これがあることで、今年はさらに大きな額がスタートアップ企業毎に(昨年の投資を受けるスタートアップ企業の数の増加とは対照的に)見られるという予測は理解できます。

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関連記事:

  1. 「「誰がより投資を受けられるの?」《アフリカのスタートアップへの投資の現状と傾向 其の2》【面白記事 Vol. 100(2020年8月5日配信)】」Link
  2. 「UPDATE: Nigerian startups raised $55.37m in Q1 2020, with over 99% from foreign sources」 – Link
  3. 「Top 10 Business Risks in 2020/2021」 – Link
  4. 「Report: Nigerian startups raised $28.35m in Q2 2020, 14% higher than in Q2 2019」 – Link

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アフリカのスタートアップにとってシードステージのスタートアップへの投資がなぜより意義を持つのか

英題:『Seed stage investing and why it matters for Africa’s startup and innovation community』

記事リンク:https://vc4a.com/blog/2020/08/18/seed-stage-investing-and-why-it-matters/ 

内容と背景:

続いての記事では、シードステージ(Seed stage)のスタートアップ企業への投資の重要性に関して書いている記事です。関連記事にもあります、面白記事 Vol. 94では、ルワンダの例ではあるものの、多くのスタートアップが、所属しているスタートアップ支援団体外からの投資、資金を受けるのに苦労していることを共有しました。今回の記事はこの状況への回答ともいえる記事なのではないでしょうか?

記事では、シード前では多くのスタートアップが家族や知人などからの投資を受けることが多いことに触れ、シードステージになると、彼らの提供するソリューションなどがある程度可能性のあるものとして認識された状態で資金調達しようとしている段階に入るとしています。また、アフリカにおいてはこの段階では数十千ドル規模の収益を出していることが多いともしています。

また、他の大陸と比べ、経済状況の不安定さなどから、アフリカのスタートアップにはこの段階の時点で、より多くのことが求められてしまっており、また、収益の分野でも100,000ドル(千万円以上)の収益が求められており、その数も年々増えていることから、スタートアップ企業にとっては大変な環境になっているとしています。

しかし、質の高いメンタープログラムの増加や、ビジネス的視点や取り組みを念頭に置いたネットワークの拡大、そしてテクノロジーに精通し、さらに他のアフリカの国々への拡大に積極的な起業家の台頭が見られる様になったことで、まだ足りないにしてもシードステージのスタートアップ企業への投資が行われるエコシステムが見られる様になってきたとしています。

同時に、これらのスタートアップ企業を育てている機関・団体での、苦闘(卒業するスタートアップの数とその中で十分なレベルにある数)との良いバランス作りがまくいかず、より質の高いメンタープログラムの提供ができておらず、レベルがあまり高くないスタートアップが卒業してしまっているという課題も指摘しています。

ただ、マイナスな面だけでなく、競争力がとても高まっている上に、より準備できているスタートアップ企業はとても高いレベルのソリューションを提供しているだけに、シードステージにあるスタートアップを対象とした投資プログラムを作ることや、スタートアップ法の設立を通した環境整備、そしてインキュベーションセンターなどの質の向上が必要だろうとしています。

シードステージは可能性が見出されていると言っても、外からのサポートがなければ良いものも花開かなくなってしまうだけに、この分野への投資はとても重要と記事ではしており、VC4Aでは、この様な分野に特化した投資プログラムも準備していると記事をむすんでいます。

投資機関ならではのインサイトがとても役に立ちそうですが、アフリカのスタートアップが注目されている中で、リスクは大きいかもしれないが金の卵に先に手をつけることのできるかもしれないシードステージへの投資も検討してみるのもありかもしれません。

この様な話題にご興味ある方は、今後も似た様な記事や、アフリカを中心に活躍している投資機関・企業の情報を提供していこうと思いますので、是非お楽しみください。

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関連記事:

  1. 「生活の一部になりつつあるテクノロジー。ついに礼拝の予約もできるようになる!他【面白記事 Vol. 94(2020年7月29日配信)】」Link
  2. 「About VC4A」Link

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