Pick-Up!アフリカのメンバーです。アフリカ歴は2週間です!これからルワンダ留学1年間予定です!ルワンダ大好きです!

2026年4月現在、中東地域で続く混乱は、日本だけでなくアフリカにも深刻な影響を与えています。

特に、アフリカ地域は日本と同様にエネルギーや食糧の問題を中東地域に大きく依存しています。

本記事では、アフリカが直面する危機として「エネルギー」「食糧」の2つの側面からお伝えします。

エネルギーへの影響:高まる輸入コストと燃料不足

中東への高い依存度

東アフリカ地域の多くは、自国内に十分な石油精製施設を持たず、原油ではなく、石油の全量を輸入に頼っています。

特に地理的に近い中東の湾岸諸国は、主要な供給元です。各国の石油の輸入を見ていきます。(出展:国連貿易統計2024報告書)

ケニア: 石油輸入の約80%UAE、オマーン、サウジアラビア、クウェート等の中東5カ国に依存。

エチオピア: 依存度は約97%に達する。

ウガンダ約72%を依存。

この高い依存度により、情勢が悪化するたびにガソリン価格が高騰し、物流の停滞や燃料不足が市民生活を直撃しています。

再生可能エネルギーが「防波堤」となるか

一方で、東アフリカ地域には希望もあります。この地域は世界的に見ても再生可能エネルギーの比率が高いのが特徴です。

各国の再生可能エネルギーの現状を見てきます。(出展:IEA2023データ)

ケニア地熱、水力、風力発電が電源構成の85%を占める。

エチオピア・ウガンダ水力発電90%以上

これにより、石油不足が即座に「大規模停電」に直結する事態は回避できる可能性があります。

しかし、トラック輸送や農業機械の燃料は依然として石油に頼らざるを得ず、物価高騰への懸念は拭えません。

迫り来る農業危機と食糧不安

原油価格の変動による生産コストの高騰

原油価格の変動は、石油そのものだけでなく農作物の生育に必須となる肥料の価格も押し上げます。

農業を基幹産業とするアフリカにとって、肥料コストの高騰は死活問題です。

ケニア: 肥料の約33%サウジアラビアやカタールなどの中東5カ国から輸入。

タンザニア: 肥料の約39%中東諸国に依存。

このように農業国は肥料の多くを中東から輸入しており、価格高騰が農作物の生産コストを大きく押し上げています。

輸出国でもある中東地域

中東は農作物の「得意先」でもあります。現在、ケニアからUAEサウジアラビアへの茶葉の輸出が滞るなど、外貨獲得手段にも影響が出始めています。

3000万人以上の食糧不安の予測も

2026年半ばまで戦闘が続き、原油価格が1バレル100ドルを超え続けた場合、アフリカ全土3,000万人以上が深刻な食糧不安に陥るという予測も発表されました。(出展:国連世界食糧計画)

地域食糧不安に直面する予測人数該当国数
中東・北アフリカ約520万人12カ国
東・南部アフリカ約1,770万人16カ国
西・中央アフリカ約1,040万人12カ国

このように、経済活動だけでなく、アフリカに住む一人一人の生活にも大きな影響を与えています。

まとめ

中東情勢の悪化は、単なる遠い国の紛争ではなく、アフリカのエネルギー安全保障と食糧供給を根底から揺さぶる事態となっています。

日本と同様、エネルギーの確保について、多くの特定地域に依存するリスクが浮き彫りになる中、アフリカ各国が今後どのような対策を図るのか。

そしてこの危機がアフリカの市民生活にどこまで影響するのか。PickUpアフリカでも、この動向を追い続けていきます。

参考:

https://www.scgr.co.jp/report/survey/2026040979997/

https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/03/bb63e8f8b6995ced.html

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