日本ルワンダビジネスコミュニティ(JRBC)運営メンバーの一人です。Pick-Up!アフリカでは主に、教育・社会福祉・ヘルスケアなどなどを担当させていただきます!


みなさん、こんばんは。

本日からPick-Up!アフリカの更新をスタートします!

日本ルワンダビジネスコミュニティの運営する「面白記事」は、2019年2月から更新をスタートし、先週金曜日で150回目を迎えました。本日からは、Pick-Up!アフリカと題し、サイトをリニューアルしてお届けします。

引き続きアフリカに関するあらゆるニュースを独自の目線でピックアップし、毎日配信させていただきますので、これからもご購読・応援のほどどうぞよろしくお願いいたします!

さて、Pick-Up!アフリカ第1回目の更新となる本日は、アフリカの教育分野に関連する記事をピックアップしてご紹介します。

それでは、今週も毎日更新予定です。リニューアルしたPick-Up!アフリカをぜひお楽みください!


記事:アフリカからの難民、職業訓練教育で幸福を見つける

Young African migrants are pushed into uni, but more find success and happiness in vocational training

記事リンク:https://theconversation.com/young-african-migrants-are-pushed-into-uni-but-more-find-success-and-happiness-in-vocational-training-145026

内容と背景:

本日はアフリカからの難民の若者に対して、提供されるべき適切な高等教育に関して言及された記事をご紹介します。

今回ご紹介する記事は、アフリカから難民としてオーストラリアに渡った若者にフォーカスを当て、彼らにとって適切な高等教育や生涯学習とは一体どんなものなのか、職業訓練教育の役割について対象者へのインタビューを元に考察している内容となっています。

この記事では、アフリカから渡ってきた難民にとって、VET(職業教育訓練)こそが、彼らの就労を容易にし、幸せな生活を送るために適切な教育手段になりうるのではないかということが示唆されています。

アジア福祉教育財団難民事業本部の情報によると、オーストラリアは2000万人の国民の約25%が移民という移民国家であり、難民政策は基本的に移民政策の一環として扱われてきました。現在では全体の70%をアフリカ(主にスーダン難民)から難民及び人道的配慮による受入プログラムによる人々を受け入れているようです。Link

この記事では、オーストラリアで生活するアフリカからの難民の人々のコミュニティの中で、職業訓練教育に関する評価が特に低いものとして見なされている傾向があると書かれています。職業訓練校は、主に早期に学校教育をドロップアウトした学生を対象としているというイメージが強く、その結果、親が子どもを大学に進学させることを望むケースが多いといいます。
しかし、この記事では、大学に進学しても途中でドロップアウトしてしまう難民の学生が多いことを言及し、学位のないまま大学を中退するよりも、手に職がつけられる職業訓練校を選択することの方が、将来設計において有益であるということを述べています。

そのほかにも、この記事では難民のバックグラウンドを持つ人々は学力の面で、大学進学の際に不利になってしまう点について言及され、必要な生涯学習の機会の提供についても述べられています。

内戦や情勢の悪化により、難民キャンプで何年も生活を余儀なくされていた人々にとっては、その間の教育が全く享受されていなかったというケースもあります。

それでも大学に通うことを願う学生の場合、この記事の筆者によるインタビュー調査の結果によると、大多数の学生が技術・継続教育(TAFE)を経由して大学等高等教育機関にアクセスしているようです。

(※技術・継続教育、TAFEは、オーストラリアの職業教育機関であり、中等後または第3期の教育とされ、多くはNational Training System、豪州資格フレームワーク、Australian Quality Training Frameworkの認定を受けている。一部には学士号を与えるコース、夜学コースもある。)

このように職業訓練教育は、生涯学習の一環として、大学に入学する前の基礎教育の準備を整える部門としても機能しているようです。

アフリカ国内の若者に向けた職業訓練教育についての記事は過去にも色々とご紹介してきましたが、本日はアフリカ大陸の外で暮らす人々を対象にした内容のものでした。この記事の中で、職業訓練教育は再教育の場にもなるという記述もあり、アフリカからの難民のバックグラウンドを持つ人びとは、30〜39歳の年齢の人々が職業訓練校に多く通っているということも書かれていました。

職業訓練教育は、単に対象者の就労機会を拡大するだけでなく、生涯学習の機会・高等教育に向けた準備・再教育の場として機能しているということが理解できます。

最後にこの記事では、オーストラリア政府は、アフリカ難民の独特の状況を認識し、彼らに的を絞った政策を提供する必要があると提言しています。アフリカからの難民が抱く課題や困難を把握し、生涯学習の機会へのアクセスなど必要な支援を行うことが必要なのかもしれません。

関連・参考記事

  1. India’s new national education policy – Lessons for Africa - Link
  2. Technical and Further Education – Link
  3. 東アフリカ地域、職業訓練教育に関する話題【面白記事 Vol.116: 2020年8月24日配信】- Link


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