日本ルワンダビジネスコミュニティ(JRBC)運営メンバーの一人です。Pick-Up!アフリカでは主に、教育・社会福祉・ヘルスケアなどなどを担当させていただきます!

本日3月8日は International Woman’s Day 国際女性デーです!

そこで、本日はアフリカの各国から女性に関する内容を取り上げている記事を2つ集めてみました。

ニジェール:タクシー運転手がジェンダーに基づく暴力に対するアンバサダーになる。

Niger: In Niger, Taxi Drivers Become Activists Against Gender-Based Violence

記事リンク:https://allafrica.com/stories/202103050519.html

ニジェールでは先月、タクシー運転手が16日間のジェンダーに基づく暴力を廃止するためのキャンペーンを行われました。キャンペーンの内容は、女性や少女などへの暴力を撲滅するためのもので、首都ニアメーのタクシードライバー50名が、ジェンダー暴力撲滅のアンバサダーとなり、車にステッカーを貼ったり、オレンジ色のスカーフを身につけたりすることで、課題解決にコミットメントを示すというキャンペーンです。

これは、スポットライトイニシアチブ(女性と少女に対するあらゆる形態の暴力をなくすことを目的とした、欧州連合と国連によるグローバルなパートナーシップ)によって執り行われました。

ナイジェリアの首都ニアメーでは、タクシーが公共交通機関としてよく利用されているほか、虐待にあった女性が逃げるために利用されるケースもあるようです。このイニシアチブを通して、多くのドライバーは女性が逃げ込んできた先に適切な支援を橋渡しするノウハウを会得したということです。

ニジェールでは、ジェンダーに基づく暴力が蔓延しており、女性と少女は、児童婚や女性性器切除(以下、FGM)などの文化的慣習にさらされることが多くあります。国連のデータによると、少女や若い女性の76%が児童婚の対象となっているほか、女性人口の2%は依然としてFGMに苦しんでいます。

この記事の中でインタビューを受けている元小学校の教員は、クラスの生徒に対して、FGMを経験したかどうか問いた際、2名を除く全員が該当すると手を挙げた、という経験を話していました。実際に一部の民族では、FGMが伝統であり、切除されなければ、女性は本物の女性ではないと思われるという慣習がいまだに残っているようです。FGMは女性の人権侵害にも当たるほか、これを受けた女性は、感染症や不妊、死のリスクにもさらされます。国際社会でもこの根絶に向けてこの慣習を廃止すべきであるという意見が集まっています。

女性を取り巻く課題は様々な分野でみられています。ニジェールからは、ジェンダーに基づく暴力を廃止するための取り組みを行っているということに関して書かれている記事をピックアップしました。まずは、暴力、児童婚、FGMのような事態にさらされている女性がいるという事実を多くの人に知ってもらうために、首都のタクシードライバーをアンバサダーに任命するのはユニークな取り組みのように感じました。

合わせて、誰もがこの課題を自分ごとと捉えることのできる良いキャンペーンであると感じます。

関連・参考記事:

  1. ユニセフの主な活動分野|子どもの保護 女性器切除  – Link
  2. Spotlight Initiative - Link

国連:ジェンダーバイアスは女性のキャリアを阻害する

Gender Bias Stymies Women’s Careers in Stem – UN

リンク:https://www.scidev.net/sub-saharan-africa/news/gender-bias-stymies-womens-careers-in-stem-un/

次は女性のキャリアについて書かれた記事をご紹介します。

ユネスコは、今年4月にリリース予定の報告書から、ジェンダーについて言及した章を発表しました。この章では、AIなどの最先端分野の熟練した専門家の雇用機会において、女性が十分に恩恵を受けていないことを強調しています。

また、女性は科学技術で重要な役割を果たしている一方で、女性のキャリア科学者は依然として性別の偏見に直面しているようです。各分野での女性科学者が占める割合は、エンジニアの卒業生の28%、コンピューターサイエンスと情報学の卒業生の40%のみであると言われています。

この記事では、ユネスコ統計研究所によると、世界的には、博士課程に在籍する学生の44%を占めるにもかかわらず、研究者の33.3%のみが女性であり、女性のキャリアが進むにつれて男女格差が拡大していくと言及されています。

また、アムステルダムを拠点とするBoldDataによると、全世界のICT業界でCEOを務める女性のわずか2.9%であり、製造業の女性がトップに立つ企業は、わずか2.7%、建設業界では1.4%、石油およびガス産業においては0.005%と低迷していることが指摘されています。

今回の記事ではジェンダーバイアスが女性のキャリアを阻害していることに警笛を鳴らしています。

このような現状に対してアフリカでは、キャリア面でも様々な形で女性の活躍を目指した取り組みが行われています。

Pick-Up!アフリカで、以前取り扱った記事の中にも様々な具体的な取り組みを載せていますので、ぜひ見てみてください。

UN WomenとStandard Bankが南アとマラウィで女性のエンパワーメントを目指す農業開発プロジェクトを実施【Pick-Up! アフリカ Vol. 38 (投稿:2020年11月17日)】

  • Standard BankとUN Womenがパートナーシップを提携し、南アフリカとマラウィにて最新の農業技術の提供を通じた女性のエンパワーメントに取り組んでいるという話題です。

2021年末までの3年間の実施期間で、300万ドル(約3億円)を投じ、マラウィと南アフリカにて5万人の女性農民を対象に、農業技術および金融リテラシートレーニングを提供しています。

女性のイノベーション、テック業界、スタートアップ業界への進出を望むアフリカ【Pick-Up! アフリカ Vol. 39 (投稿:2020年11月18日)】

  • この更新では、二つの記事が紹介されています。一つ目は、10年間の西アフリカへの投資についての話題です。100万ドル以上の投資を得られたスタートアップのなかで、女性が設立した企業が占める割合は総額の10%のみであったという記事です。
  • 二つ目は、アフリカ開発銀行の12万ドルのコンペについて書かれた記事です。2500以上の応募があり、そのうち選ばれた25社のうち、62%が女性が起業に関わっている会社だったこと、あるいは管理職系役職につしている半数が女性であることに、主催のAfDBは喜びを共有するメッセージを発信しています。

アフリカ、デジタル経済下の女性の社会進出についての話題【面白記事 Vol. 101: 2020年8月6日配信】

  • この更新では、アフリカからデジタル経済と女性に関する記事をご紹介しています。
  • アフリカの女性がデジタル経済に参加し、ジェンダーギャップを埋めることの重要性について書かれた記事では、Women in TechやGirls Who Codeプログラムなど、女性がいわゆるSTEM分野(科学、技術、工学、数学)に参入できるようにすることを目的としたイニシアチブが近年急増していることについて書かれています。
  • デジタルソリューションで女性特有のヘルスギャップを改善する記事の紹介では、Covid-19期間中に心理的または肉体的虐待を経験している女性を守るためのデジタルソリューションについて書かれたものを紹介しています。

ぜひ、それぞれのテーマで関心があるものを読み返してみていただけたらと思います!


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