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農業投資企業、アフリカの不完全なバリューチェーンに投資の機会を見出す!

英題:Agricultural investment firm sees opportunity in Africa’s ‘incomplete value chain’

記事リンク:https://downtownafrica.com/agricultural-investment-firm-sees-opportunity-in-africas-incomplete-value-chains/

内容と背景:

今回の記事の中心は農業なのですが、アフリカの農業は約60%、国によっては70〜80%の労働者が関わっていると言われています。また、国によってはGDPの約3割の貢献度を占めていることも少なくありません。そんな中で、農家の生活環境などはそこまで良くなく、多くの課題を抱えていると言われています。特に、彼らの労働時間と、それに対する報酬、あるいは収入は割りがあっていないということもありますが、その原因は農場から実際に購入する人たちとの間のバリューチェーンにあるとこちらの記事では書かれています。

さて、今回ご紹介します記事では、アフリカの農業分野、特に小規模農家への投資を行なっているイギリスの投資企業SilverStreet Capitalが行った投資に関して言及しています。2011年に設立されて以来、南アフリカ、ナミビア、エスワティニ、ザンビア、タンザニア、ケニア、ウガンダ、そしてモザンビークでの事業に投資してきたようです。投資ファンドとして、自社へのリターンを求めると同時に、持的な社会的、環境的、気候的インパクトを求めているようで、顧客らはそれらの要素などをも理解するのに熱心だと同社で投資チーム参事のChris Dravers氏の言葉が伝えられています。

また、同僚のLuke Lowsley-Williams氏のその中では、バリューチェーンの「波(流れ?)」を解決することで、小規模農家に至るまでの収入が増え、それによって農家にまでその影響が及、彼らが良質な肥料や種子にアクセスすることができることで、農業ビジネスが成長するとの意見、そして、世界的に、今後30年の期間が人口増加にあたるとし、その期間での需要への供給の合致を目指すことがユニークな機会をもたらすとの意見も共有されています。

同社で感じている課題に関しても記事では共有されており、農家が付加価値の低い農作物の生産に終始してしまっていることが改善され、高価値な作物と、その種子へのアクセスが高まることで、彼らの収入が高まり、生活が改善されるのではないかとしています。

この流れの中で同社が行ったタンザニアでの投資も共有されています。タンザニアでの大豆生産の件が共有されています。彼らの投資で、大豆の国内初の加工工場を建設したことで、工場周りの小規模農家にも良い効果をもたらしたと共有されています。

同社は、同国内に18の供給センターを建設し、現在では11万以上の小規模農家に直接的なインパクトを及ぼしていると続けられています。

しかし、彼らの小規模農家への取り組みは良い面だけでなく、どのようにリスクを管理していくかにも関わるようで、記事では、彼らのリスクへの取り組み方も共有されています。この点に関しては、政治的なリスクも考えられることから、アメリカ合衆国国際開発基金公社(US Development Finance Corporation)や、世界銀行多数国間投資保証機関(Multilateral Investment Guarantee Agency: MIGA)との補償などを敷くことでリスクを低くしたとも共有されています。

同社は、第二ファンドやそれ以外の投資ファンドを準備、施行しているようで、これらを通してプラットフォームを作り、その後の同分野の発展、そして先に敷かれたインフラを活用した発展を目指しているようです。

アフリカの農業への投資の可能性として一つ参考にしていただければと思います。

引き続き、アフリカの投資の機会や、前例などに関しても共有していきますので、お楽しみに!


参考・関連記事:

  1. Value Chain Development in Africa
  2. SilverStreet Capital

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