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今日は、物流と交易から記事をピックアップしました!


記事リンク:

Namibian Infrastructure ‘Ready’ for Intra-Africa Trade

ナミビアのインフラは域内貿易へ向けて「準備ができた」

https://allafrica.com/stories/202110120100.html

内容と背景:

今回は、ナミビア、ザンビアで行われているインフラへの投資についてご紹介します。アフリカでは、域内の貿易が進んでおらず、域外の国々との貿易の依存度が依然高い理由の一つになっています。その域内の貿易がより活発にならない理由として、貿易やサプライチェーン、ロジスティックスに関わるインフラが整っていないこと、産業が重複していること、各国の市場の規模が小さいこと、そして各国間の関連政策が違うことなど、主に四つ主にあげられます。

一般的に、アフリカでは、その産業が天然資源や農業に偏っていることから、域内での産業の種類が少なく、貿易が進んでいません。また、アフリカは54ヶ国の地域であるにも関わらず、GDPの約6割は上位5カ国(ナイジェリア、南アフリカ、エジプト、アルジェリア、アンゴラ)で構成されています。それほど、市場規模の小さい国が集まっており、国単体では対抗できないことから経済統合が必須とされています。

その上、インフラが整っていないことで、モノやサービスがスムーズに動かず、アフリカの国同士だけでなく、ほかの国との取引にも影響を及ぼしています。今後、インフラへの投資が進むことによって、アフリカ域内・域外の貿易が盛んになることが見込まれています。

今回ピックアップした記事では、ナミビアが同じアフリカの国であるザンビアと、より効率的でタイムリーに貿易ができるような開発を進めていると紹介されています。ナミビアの貿易省(Ministry of Trade)のLucia Iipumbu大臣は、ナミビアがこういったアフリカ域内での貿易から多大な利益を得ていると話しており、新型コロナウイルスによる不況からの回復の後押しになるのではないかと考えられています。

ナミビアとザンビアは2019年頃から、二カ国間のインフラ整備を進めてきました。ザンビアは、南部にある都市カズングラとリビングストンを結ぶ200kmの鉄道と、北部にある都市ソルウェジと中央部にある都市カオマを結ぶ800kmの鉄道へ投資しました。ナミビアは、中央部にある都市グルートフォンテインと北部にある都市ルンドゥを結ぶ鉄道を建設しました。また、ナミビアはウォルビスベイ港の発展を続けてきました。

今回の記事の中では、ナミビアの貿易省が、IMEX(Import and Export system)と呼ばれるオンラインで両国間の貿易をまとめるシステムを打ち出したことが報告されています。デジタルプラットフォームを導入することで、国境を越えた取引の中で取引や投資の手続きを簡易化し、モノの移動をスムーズにすることが期待されているようです。

さらにこのプラットフォーム上では、この回廊機関はその性能評価を行い、障害が起きたときに解消する機能を監視しています。Iipumbu大臣はこのことを、モノやサービスの移動を阻害しうる、国境を越えた貿易の課題や障害を国として解消しようとしている証拠であるとインタビューにて話しています。

また、通関業務のコンピューター化が進められています。ASYCUDA Programmeは、通関書類の手続きを自動化するシステムであり、このシステムの導入も同国が抱える上に述べられているような貿易上の課題解決に貢献することが期待されています。通関書類関連の作業が自動されることにより、貿易がシームレスに行われることというものです。

また、上記にも述べた通り、ナミビアは自国にあるウォルビスベイ港の発展を目指しています。この港は積荷や大きな船の受け入れを増やしてきました。Iipumbu大臣はウォルビスベイ港をアフリカで最も安全で効率的な港だとしています。というのも、貨物を扱うにあたってのインフラや設備が整っているからです。こうした投資によって、効率的な一貫輸送が確立されているとのことです。この港が発展することで、ナミビアとザンビアの貿易もより活性化していくかもしれません。

以前、このような投資で成功した事例がタンザニアとルワンダの間であります。タンザニアとルワンダの国境にあるルスモ橋は両国間の物流の重要地点ですが、橋梁幅が狭く老朽化も進んでいたため、貿易量に対応しきれていませんでした。また、国境を超える際に必要な手続きも複雑でした。この橋がJICAの協力によって、ルスモ国境を通過する車両の重量・速度規制が緩和され、越境手続の時間短縮や、両国間の輸送コストの低減、貿易・投資の拡大が実現されました。

アフリカへの投資はアフリカ域外の国からも盛んに行われています。以前投稿したこちらの記事では、中国がアフリカへの投資を伸ばしているということが紹介されています。ここでも、インフラの整備への投資について触れられています。中国が今後アフリカと貿易をしていくにあたり、インフラの整備は欠かせないものであり、投資を進めているということでした。今回、ナミビアはインフラへの投資を進めているとのことでしたが、その割合は中国には到底及びません。こちらの資料によると、中国の投資だけでも、アフリカの各国政府の投資の合計額に迫る勢いです。

このような国外からの投資を利用していくことも今後視野に入れる必要があるでしょう。

今後、投資が進み、アフリカ域内・域外の貿易が盛んに行われることに期待しましょう。


関連・参考記事:

1.Rail link planned for Namibia – Zambia corridor-Link

2.アフリカにおけるインフラ事業・資金調達トレンド:日本への示唆-Link

3.今後、中国アフリカ間の貿易が活発化していくのか【Pick-Up! アフリカ Vol. 223:2021年10月8日配信】 –Link

4.ルスモ国際橋及び国境手続円滑化施設整備計画-Link

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