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みなさま、こんばんは!

先週1月7日木曜日にアメリカのトランプ大統領のアカウントに関してフェイスブック社が無期限停止、8日金曜日にはツイッター社が永久停止を実行したことは皆さん記憶に新しいかと思いますが、本日は同様の動きが起きているニュースとして、フェイスブック社がウガンダで予定されている大統領選挙に先立ち、数百もの政治的アカウントの削除を実行したというニュースをお届けいたします。

ホットな話題ですので、ぜひ読んでみてください!


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記事:「フェイスブック:大統領選挙に先立ちウガンダで数百もの政治アカウントを削除」

「Facebook has taken down hundreds of political accounts in Uganda days ahead of a tense election」

記事リンク:

https://ph.news.yahoo.com/facebook-taken-down-hundreds-political-122238936.html

内容と背景:

先週1月7日木曜日にアメリカのトランプ大統領のアカウントに関してフェイスブック社が無期限停止、8日金曜日にはツイッター社が永久停止を実行したことは皆さん記憶に新しいかと思いますが、本日は同様の動きが起きているウガンダからのニュースをお届けいたします。

ウガンダでは今年1月14日、明後日木曜日に5年ぶりとなる大統領・国会議員選挙が行われる予定であり、現在現職のウェリ・ムセベニ氏を含む11名が立候補を行っています。再選を果たせば5期目となるムセベニ氏が優勢と見られている中、本日ピックアップした記事によりますと、フェアスブック社が選挙実施日の5日前となる先週1月9日土曜日にムセベニ氏の支持者に関連する何百ものアカウントを削除したことが明らかとなっています。

削除されたアカウントには、政府に関連する公式のアカウントやムセベニ氏に傾倒する公務員や社会主義者のアカウントなどが含まれている模様であり、フェイスブック社はアカウントの削除を実行した理由として、強い影響を受けた個人やグループらが選挙に先立ち有権者を不正に操作しようとしたことを挙げています。同社はさらに、この動きにはウガンダ情報通信技術省に属する政府市民交流センターが深く関わっているとの見解を示しています。

フェイスブック社は偽のアカウントや重複したアカウントを使用してページの管理、他の人のコンテンツへのコメント、ユーザーのなりすまし、またグループ内の投稿の再共有などを不正に行うことを「協調的な不正行為(CIB:coordinated inauthentic behavior)」と呼んでおり、近年CIBへの対処を強化しています。今回大統領選挙に合わせてウガンダで行われたアカウントの削除も、CIBを通じてプラットフォーム上での公開討論を操作しようとする協調的キャンペーンを取り締まる同社の取り組みの一環と考えられます。

今回予定されている大統領選挙は事実上現職のムセベニ氏と、野党の最大勢力を率いるボビ・ワインことロバート・キャグラニ氏の戦いとされている中、ムセベニ政権支持者らはキャグラニ氏とキャグラニ氏を支持する外国の支持者らが今回のフェイスブック社の動きを扇動したのではないかと非難の声を挙げています。さらに政府市民交流センターのマネージャーを務めるダンカン・アビガバ氏も今回のフェイスブック社の動きをハイテク企業による通信プラットフォームの乱用と呼び、同社の動きを非難しています。

世界中で国の政治や統治に対するソーシャルメディアプラットフォームの影響力と重要性の高まりに注目が集まる中、今回のフェイスブック社の動きも言論や表現の自由を奪うものとして物議を醸すものと考えられます。関連記事に載せた記事で紹介されていますが、アルジャジーラで番組のプロデューサーを担当するバリー・マロン氏は今回の動きに関連して、情報の配信をほぼ独占しているハイテク企業らのもつ前例のない政治力に国民は注意を払うべきであると警鐘を鳴らしています。関連記事では加えて、アフリカの人々は外国のソーシャルメディアへの過度の依存に対する長期的な対策として独自のソーシャルメディアを構築する必要があると述べる専門家らの主張も紹介されています。

フェイスブック社はCIBへの対処状況を公開する最新レポートを定期的に発表しており、今回ウガンダで削除したネットワークの詳細に関しても今年2月に発表が予定されている1月のCIBレポートで詳しい情報を共有すると述べています。世界的に注目されているトピックであるだけに、こちらの投稿でもレポートの発表などに合わせ、最新の情報をお伝えしていければと思います。

関連記事:

  1. 「Facebook, Instagram Disable Scores of Ugandans’ Accounts」Link
  2. アフリカでのインターネットインフラ構築;Safaricom, Google, Facebookの最新動向【面白記事 Vol. 105: 2020年8月11日配信】Link
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