こんにちは!Pick-Up!アフリカです。

現在南アフリカに留学中の者です。

今回2泊3日でレソトという国に旅行に行ってきました。個人的にとってもお気に入りの国になったので、レソトの魅力をたくさんお届けできたらと思います!

これまでも、様々な国を紹介してきているので、ぜひこちらもチェックしてみてください!

レソトの基本情報

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国名レソト王国(Kingdom of Lesotho)
面積3.0万平方キロメートル(四国の1.6倍)
首都マセル(Maseru)
人口231万人(2022年:世銀)
民族ソト族
言語英語(公用語)、ソト語(公用語)
宗教大部分がキリスト教
時差-7時間
※これらの情報は外務省の国別基礎データから抜粋、修正を加えたものです

国旗・歴史

現在の国旗は2006年10月4日から採用されたもので、青・白・緑と真ん中に伝統的なソト族の麦わら帽子のシルエットで構成されています。こちらの記事によりますと、青は空と雨、白は平和、緑は繁栄を意味しているとのことです。

これまでにレソトは2度国旗を変更してきました。一番最初の国旗は1966年、イギリスから独立した時に作られました。その後、1987年に当時政権を担っていたバソト国民党のクーデターに伴い、新国旗を制定。2006年の変更は独立40周年を祝ってのことだったそうです。(引用:https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000480563.pdf

「天空の王国」レソト

レソトは2024年3月で200周年を迎えた王国で、別名「天空の王国」と呼ばれています。名前の由来はレソトが山岳地帯で構成されていることにあります。国土全体が標高1000メートルを超えている世界で唯一の国です。

レソト出身の友達は、「レソトは山の王国だ」と言っていました。

そして標高が高いこともあり、冬はかなり冷えるためなんと雪が降ります。アフリ・スキーというスキー場では冬限定でにスキーを楽しむことができます。

人口・面積・言語

四国より少し大きい位と、国としてはかなり小さな国で、200万人程のソト族と呼ばれる民族が住んでいます。小さな国なので、2日もあれば国全体のほとんどを周ることができます。

そしてレソトは周囲をすべて南アフリカに囲まれている非常にめずらしい国ですこのように、ある一つの国によって周囲を囲まれている状況は包領と呼ばれ、世界でレソト、バチカン市国、サンマリノの3ヶ国しかありません。

イギリスの植民地だった背景から、公用語として英語が認められています。現地の方々は基本的にはソト語で話していますが、ほぼ全員英語が話せます。そのため、観光中は言語面で特に困ることはありませんでした。学校の授業が英語で行われるため、レソトでは英語を話せない人を探す方が難しいと友達が言っていました。

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通貨

ロチと呼ばれる通貨が使われています。南アフリカのランドと価値は同じで、南アフリカランドをレソト内で使うことができます。(ロチは南アフリカで使えないので注意)

スーパーマーケットなどではカードが使えますが、ローカルな小売店に行くと使えない可能性があるので、一応現金を持っておくといいでしょう。私たちは、銀行のATMでキャッシングして現金を手に入れました。

また、レストラン等に行った際にはチップが必要なのでお気を付けを。大体10%くらいが目安です。

産業

こちらのデータからもわかる通り、主な輸出品は衣料品、羊毛、ダイヤモンドとなります。

都市部以外ではたくさんの羊が暮らしており、羊飼いが多く存在します。レソトでとれる羊毛は非常に質が高く、高値で取引されると友達が言っていました。かの有名なLevi’s(リーバイス)はなんとレソトで作られているとか…!レソトで羊毛からズボンまで作られ、アメリカに輸出されているそうです。

また、レソトはダイヤモンドの産出国としても有名で、ダイヤモンド採掘場がたくさんあります。労働者は住み込みでダイヤモンドを掘り、週末などに家族のもとに帰るそうです。友達のお父さんは採掘場で11年間も住み込みで働いていたらしいです。

交通手段

基本的な交通手段はになります。その他選択肢としてはバスタクシーもあります。

バスは、南アフリカと同様ミニバスが普及していて、南アフリカの国旗が書かれたミニバスも見かけました。

タクシーは黄色の線が入っている車で、現地の人も使っているようです。特に驚いたのが、かなり田舎の山奥の方でもタクシーが来ることです。田舎の方では、自分で作ったものなどを売りに都市部に移動する人がいるため、数は少ないですがタクシーが来るとのこと。(呼んでいるのか、巡回しているのかは不明)

また、大きな車に乗っている人にヒッチハイクを求めている人もいました。私たちも田舎の方から都市部に向かう道中で4人程乗せて帰りました。レソト出身の友達の1人は今までにも荷台に人を乗せたことがあると言っていて、もう1人は乗せたことがない、と言っていました。観光客のみの場合はおすすめはしませんが、現地の人々の移動手段としてはそこそこポピュラーなのかもしれません。

通信環境

レソトでは、電波の状況は悪くなく、5Gが利用可能な場所もあります。山が多いため、場所によっては電波塔の関係で電波が通じにくい場所もありましたが、基本的に山の中でも電波は通じていました。

レソトにはEconet TelecomVodacom Lesothoの2つの通信会社があります。VodacomはVodafone系列で南アフリカにもありますが、国が変わるため南アフリカで買ったデータは使えません。南アフリカVodacomのSIMカードは一応使えますが、ローカルローミングという形になるので、値段が高くなる可能性があります。

レソトは南アフリカと比べて水が豊富な国です。カツェダムは南アフリカとレソト2カ国で作ったダムで、南アフリカの水の足りていない都市(ヨハネスブルグなど)に水を供給しています。

内陸国ですが川やダムなどが多いので、魚も食べられているとのことです。南アフリカでは民族によりますが、あまり魚を食べるイメージがないので、内陸国のレソトで魚を食べると聞いて驚きました。

また、水道水は飲むことができます。ただ、日本の水道水とは成分などが異なると思うので、ミネラルウォーターを飲むことをおすすめします。

観光地

 ・アフリ・スキー

 ・サニパス

 ・カツェダム

 ・タバ・ボシウ

 ・レツェンダイヤモンド鉱山

 ・マレツニャーネ滝

これらが主な観光地になります。

緑と水が豊富な国なので、大自然を堪能することができます。

また、どこでも馬・牛・羊・ロバといった動物を見ることができます。

今後レソト観光についてはくわしく記事にしていく予定です。お楽しみに!

親日性

2泊3日の滞在では現地の人々と触れ合うことは少なかったため、あまり感じられなかったです。ただ、友達はアジア人、特に中国人はレソトにたくさん住んでいる、と言っていました。特に日本に対して悪い印象はなさそうだなという印象です。

治安

治安はいいとは言えません。友達にレソト内は1人で歩けるか、と聞いたところ、「歩けないところもある。基本的には車で移動する。」と言われました。特に外国人である私たちは積極的に歩かない方がいい、という感じでした。

社会の安全性や国内・国際紛争のレベル・軍事化のレベルなどから決定される2023年の世界平和度指数を参考にすると、世界163ヶ国中

9位日本
111位 レソト
130位南アフリカ

となっています。南アフリカと同程度に注意が必要だと考えられます。

南アフリカの治安についてはこちらの記事でご紹介しています。

南アフリカとの違い

南アフリカとはかなり違う国だと思います。レソトは全体的に貧困度が高く、南アフリカの方がかなり発展している印象です。

例えば、家一つとっても南アフリカでは基本的に頑丈な一軒家が多いのに対し、レソトではハット式の家を多く見かけます。他にも、南アフリカはショッピングモールのような商業施設が多く存在するのに対して、レソトにはトタンでできた小屋でお店を構えているところが多いです。

他にも、南アフリカには白人やアジア人など、幅広い人種が存在していますが、レソトには基本的にソト族しか存在せず、黒人が人口のほとんどを占めるということも特徴としてあげられます。

しかし、都市部では特に南アフリカと同じスーパーマーケットや銀行などがあり、首都のマセルにあるショッピングモールのつくりはほとんど南アフリカと同じで、同じアパレルブランドがありました。また、レソトの方々は南アフリカに買い物に行くこともあるらしく、レソトの人々の生活に南アフリカは密接に関わっているといえるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

日本人からするとあまり馴染みのない国ですが、興味を持っていただけたのではないかと思います。

今後も、レソトの魅力が伝わる記事を投稿していく予定です。お楽しみに!

また、私たちのX(旧Twitter)ではアフリカの現地の様子を写真付きで紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください!

レソト旅行のブログはこちら↓

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