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ウィキペディア、「アフリカのストーリー・物語の拡声をこれまで支えてきた」

英題:Wikipedia: We’ve helped amplify more African stories

記事リンク:https://techcabal.com/2021/02/03/wikipedia-in-africa-weve-helped-amplify-more-african-stories/?utm_source=mailster&utm_medium=email&utm_campaign=techpoint%20africa%20digest

内容と背景:

何か調べ物を始める際に、簡単に情報を得る方法としてまず先にWikipediaを活用することは少なくないのではないかと思います。様々な言語で同じ議題に関しての情報が得られるうえ、そこから派生する、あるいはそれに関わる情報などへのリンクなどもあり、情報の中に溺れてしまうこともあるのではないかと思います。

Wikipediaは2001年にローンチされ、今年で20年目を迎えているんですが、それに際して、アフリカ関連の情報、アフリカのストーリーを世界に拡張するのに一役買っているという点に今回の記事では伝えています。

さて、これらの情報は基本的にボランティアとしてエントリ(書き込まれる)ことは多く、特別な資格が必要がないこともご存知なのではないかと思います。そんな中で、今回の記事では、アフリカから情報を書き込むボランティアの人たちの数が近年増えていると伝えています。

現在は、コンゴ、ナイジェリア、ガーナ、南アフリカ、ウガンダ、マリなどの国を中心に22のWikipediaのコミュニティーがあるようで、そこに所属するボランティアの数はどんどん増えているようです。

Wikipedia内には、WikiProject Africaというページがあり、そこにはこれまで、そして今現在も情報の入力に貢献している人たちも紹介されており、合計約390の貢献者(内現在も貢献しているのは308名、現在は貢献していないが過去に貢献した人が85名)らがいると書かれています。

記事では、Wikimedia Foundationにて地域パートナーシップを担当しているRudolph Ampofo氏へのインタビューも行っており、アフリカの貢献者らの数が年々増えていることや、2011年以来貢献している人たちへの感謝を示す目的で作られたWikimedia of a yearアワードを3度(2012年、2017年、2020年)アフリカの関係者が受賞していることから、アフリカの後継者らのアフリカの情報を拡声しようとする熱意がとても強く、それに団体として感謝していることを共有しています。

さらにインタビューではWikipediaが解決しようとしていることは何かというところまで言及しており、情報を買うことをせずにも情報を手に入れることができる環境を作ることが目的だとし、それによって、自由に情報を得られる状況を作り出したいと彼は話しました。どうやら、Wikipediaでは写真などのビジュアル情報の不足を補うために写真などの提供を求める取り組みも行っており、アフリカでは、ガーナやナイジェリアの教育機関などもそれに関わるなどの動きが見られるようで、その輪が広がっていることに満足している旨を話しています。

近年Wikimedia Foundationはオフラインでも外部の団体とのコラボレーションも行っているようで、イタリアの製造業者でMoleskinノートでもおなじみMoleskin Foundationとは南アフリカで、また、GSMAとはデジタルリテラシー関連の取り組みを一緒に行なったとしており、引き続きパートナーシップなどを強化していくと話しています。

Wikipediaを見ますと、3月4日時点で9万以上のアフリカ関連のページがあるのですが、これは全体の約1.5% しかしめていないということもあり、まだまだ情報が足りないのだろなというのが想像できます。また、情報を発信している言語という意味でも、まだまだアフリカの言語で書かれている情報は少ないようで、今後はそれらの点でもWikipedia上でのアフリカの情報の拡散・拡充が必要になってくることが想像できます。


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  4. 「Wikipedia:WikiProject Africa」Link

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