日本ルワンダビジネスコミュニティ(JRBC)運営メンバーの一人です。Pick-Up!アフリカでは主に、教育・社会福祉・ヘルスケアなどなどを担当させていただきます!


皆さまこんばんは。

いつもPick-Up! アフリカをご覧いただきありがとうございます。

本日はアフリカのヘルスケア分野についてCOVID-19に関連した記事を2つご紹介します。

「ルワンダのCOVID−19の取り組みがWHOにより称賛された記事」、「アフリカの結核ワクチンの開発スピードについて言及された記事」の2本です。

本日もぜひ最後までお読みください!


記事1:ルワンダ:WHOがCOVID-19に対するルワンダの対応を称賛

Rwanda: WHO Applauds Rwanda’s Response to Covid-19

記事リンク:https://allafrica.com/stories/202010210174.html 

内容と背景:

WHOの事務局長であるTedros Adhanom Ghebreyesus博士は、10月20日に自身のTwitterで、ルワンダのポール・カガメ大統領とルワンダの人々の功績を讃えました。

「ルワンダはハイレベルのリーダーシッップ、国内および国境での強靭な疾病監視システム、公衆衛生及、地域社会に役立つテクノロジー使用のおかげでCOVID-19に迅速に対応した。」ということが述べられています。

ルワンダは3月21日に最初の症例を確認し、パンデミックの押さえ込みのため、本質的な活動を除くほぼ全ての活動を停止するなど厳格な措置を課しました。その他にも治療センターへのロボットを配備し、医療従事者と感染患者の接触を減少させることでウイルス感染によるリスクを軽減できたということです。

このような取り組みが功をなし、現在のCOVID-19による死亡者数は34名に留まっているようです。しかし、保健大臣はこれについて、パンデミックは依然として続いており、継続的な能力開発が引き続き必要になってくると言及しています。


記事2:アフリカ:結核ワクチンのスローモーションレース

Africa: The Slow Motion Race for a TB Vaccine

記事リンク:https://allafrica.com/stories/202010190829.html 

内容と背景:

結核は世界の10大死因の一つと言われています。

HIVと結核に重複感染している人は結核を発症するリスクが20倍から30倍高くなると言われ、結核の患者数と死亡者の95%以上は開発途上国で発生しています。

今回ご紹介する記事は、結核のワクチン開発について、新型コロナウイルスワクチンの開発のスピードと比較し、その遅さについて言及しているものになっています。

世界各国に混乱をもたらした新型コロナウイルスですが、そのワクチン開発には莫大な資金やリソースが投入されていると言います。

新型コロナウイルス(COVID-19)を引き起こすウイルスであるSARS-CoV-2の出現から1年も満たない間に、100を超えるワクチン候補が現在開発段階にあります。このような急速な開発とは対照的に、最も有望な新しい結核ワクチンの開発は約1世紀にわたり、向こう10年以内にやっと準備が整うと言われているようです。

この記事によると、2019年には世界で約140万人が結核によって死亡したと言われています。11月2日現在の新型コロナウイルスによる死亡者は120万人ほどであるということから、少なくともこの死亡者数は同等と扱えるのではないかと言及されています。

にもかかわらず、なぜ結核のワクチンの開発にはこれほどまでに時間がかかっているのでしょうか。

この記事のなかで、とある活動家は政府は、このワクチンの開発に十分な投資を行っていないということが一つの要因であると非難しています。

COVID-19の場合、アメリカ政府はそれぞれのワクチンメーカーとの契約に10億ドルを超える契約をしていることに対し、結核ワクチン分野全体の10年以上の開発における総額を超えていると言います。この記事によると、結核ワクチンへの資金提供は年間約1億ドルであったことから、資金繰りにおける優先順位設定の問題であると言及されています。

その他にも科学的理由により結核研究開発に時間がかかるという要因も書かれていますが、

この記事では、結核ワクチンの開発がCOVID-19ワクチンの開発と比べて停滞していることについて先進国の多くではあまり問題視されていない結核を、世界は気にかけていないと述べています。

COVID-19のワクチンに関しても開発が進む中で、イギリス政府が6種類のワクチン計3億4000万回分の購入を決めているほか、各国政府はワクチンの確保に手を尽くしています。ただ、全ての国にこの能力があるわけではなく、裕福な国がこのワクチンを買い占めてしまうことで、貧しい国で弱い立場にある人達に行き渡らなくなってしまうということが懸念されています。

関連記事で掲載したBBCのニュース記事「新型コロナウイルスのワクチン、いつ誰がどうやって使えるようになるのか」によると、「COVAX」と呼ばれるCOVID-19ワクチンの世界共同購入・配分計画には、日本を含む約80の富裕国や地域が参加を表明しているということです。このCOVAXに資金を集めることで、アフリカ、アジア、中南米各地の低所得国92カ国に、「速やかに、かつ公平公正に」COVID-19ワクチンを配分することを狙いにしています。

本記事で取り扱っている結核ワクチンの開発の進捗も含め、COVID−19のワクチンに関しても、全ての国や人々が迅速かつ公平・公正に享受できる体勢を整えられることを望んでいます。

また、その一方で開発途上国を中心に蔓延する結核やマラリア・HIV/AIDSなど、多くの人々を苦しめ続けている感染症にも、引き続きそれらの進捗を見守っていきたいと思います。

関連・参考記事

  1. 厚生労働省検疫所 FIRTH 結核について (ファクトシート)- Link
  2. 新型コロナウイルスのワクチン、いつ誰がどうやって使えるようになるのか – Link
  3. 新型コロナワクチン確保へ 国際的共同購入「COVAXファシリティ」に参加 – Link
  4. Africa: Treatment Time Can Be Cut By a Third for Most Kids With TB - Link


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