水曜日→「テクノロジー」、「イノベーション」、「スタートアップ」。 土曜日→「ビジネス環境」、「地域経済」。 それぞれを取り巻く環境に関連する記事を担当。 Twitter: @samuelima18

皆さん、こんばんは!

水曜日は、スタートアップやイノベーションなどに関するニュースをお届けします。

今日は昨年のスタートアップ界隈の出来事を振り返る記事をお届けします。

大きなニュースになったアフリカのスタートアップ企業の買収から、スタートアップ法の制定に向けた準備など様々な話題がトップ5のニュースとして触れられています。

どうぞお楽しみください。


2020年のパンアフリカのスタートアップ関連の話題トップ5!

英題:The top 5 pan-African startup sector developments of 2020 

内容と背景:

過去最高の資金調達を記録した2019年から、コロナの影響で資金調達も2019年よりも少ないものになるだろうとの予測もされましたが、実際に蓋を開けてみると、昨年に引き続き、Fintech、Agritech、HealthTech、EdTech、e-コマース、そして物流を効率化などに取り組むスタートアップの活躍もあり、実際には2020年も2019年と同等あるいはそれ以上の資金調達をアフリカのスタートアップ企業は実現させるのではないかと言われています。

これから多くのレポートなどが発行されていきますが、それに先立ち、今回の記事では、5つの話題事を共有しています。

最初に記事では、アフリカのスタートアップ企業が素晴らしいペースで成長していることをしつつ、最初の大きな話題が、Paystackというナイジェリアのスタートアップ企業の200億ドルでの買収のニュースです。この買収を行なったのは、Stripeというオンラインでのビジネスを可能にすべく、支払いソリューションを提供する企業で、同様のソリューションを提供する企業の買収をしたことになります。Paystackは既にその地位をナイジェリアでも確立しており、FedEx、UPS、MTN、Amazon、Google、Shopify、Zoomなどの大企業などを含む6万のビジネスに対し同ソリューションを提供しており、ナイジェリアのオンライン決済の50%以上を占めているとも言われています。

二つ目の話題は、アーリーステージ(Early-stage)のスタートアップへの投資を活動の中賃に据えているファンドの設立が多かったこととしています。これまでもこちらの記事でも取り上げてきましたが、スタートアップ企業の資金調達は大きな課題となってきました。それなりに大きな規模になると他の大陸からも資金調達ができるものの、多くのスタートアップがそこに行き着くまでに資金調達に何を抱えてしまうという課題がありました。

しかしここに、例えばAndela社の設立者が中心で設立したFuture Africa Fundや、Sharpa Venture、Acuityなどを代表とし、また日本からもKepple Africa Ventures(2020年だけで36のアフリカのスタートアップに対し投資を行なった)の名も度々スタートアップ関連の記事で読まれました。

これにより、日の出を見ずに終わっていた企業にも新しいチャンスが訪れることが期待されます。

記事では書かれていませんが、各国の国際協力機関や国際機関のインパクト投資なども目立った一年になりました。

三つ目の話題は、一つ目の話題にもつながりますが、スタートアップ企業によるスタートアップ企業の買収も見られたことと伝えています。これを行うことで自社の持っているソリューションをさらに強化することができたようです。

四つ目の話題は、コロナの影響もあり、より多くの賞金獲得の機会が作られたことです。二つ目の話題の最後にも書きましたように、社会インパクト、特に教育やHealthなど、コロナ環境下でオンラインにその場を移すことが求められた分野のスタートアップには新しい成長の機会ができたと言っても過言ではないでしょう。

五つ目の話題は、スタートアップ法の制定に向けた動きです。こちらの記事でも届けましたが、ルワンダやケニア、ガーナ、マリ、コートジボワール、コンゴ民主共和国(DRC)などの国が、2018年にアフリカで最初に同法を制定し成功を収めているチュニジアや、2019年にそれにつづいたセネガルに続き、多くの国が彼らに倣い同胞の制定に取り組みました。話し合いは始まったばかりではあるものの、スタートアップ企業のアフリカ経済への貢献度合いの高まりや、次々に新しいスタートアップ企業が台頭している現状を反映した動きに思えます。

スタートアップ界隈の成長著しい状況と、彼らが直面している資金調達の課題、さらにはメンターシップなどまだ取り組まれなければいけないことはありますが、アフリカならではの成功例が見えてきたことで、他の国々が追随している状況は良い傾向ともみえるでしょう。

今月末から2月、3月にかけてはさらにこの分野での2020年の動きを分析したレポートも多く発行されるはずなので、そちらも引き続きご報告していきます。お楽しみに!

関連記事:

  1. Nigerian fintech startup Paystack acquired by Stripe in landmark moment for African tech ecosystem』 – Link
  2. Japanese VC firm Kepple backs 16 more African tech startups to take 2020 total to 36』 – Link
  3. 『「誰がより投資を受けているの?」《アフリカのスタートアップへの投資の現状と傾向 其の1》【面白記事 Vol. 85(2020年7月15日配信)】』 – Link
  4. 『アフリカ×イノベーション&スタートアップに関する話題【面白記事 Vol. 60: 2020年6月16日配信】』 – Link
  5. 『「誰がより投資を受けられるの?」《アフリカのスタートアップへの投資の現状と傾向 其の2》【面白記事 Vol. 100(2020年8月5日配信)】』 – Link
  6. 『スタートアップ企業と投資家の関係《アフリカのスタートアップへの投資の現状と傾向 其の6》【面白記事 Vol.148(投稿:2020年9月30日)】』 – Link
  7. 『アフリカでのスタートアップ法への期待【Pick-Up! アフリカ Vol. 62:2020年12月16日配信】』 – Link
  8. 『規制局とテクノロジー&イノベーションの良い関係性って?《テクノロジー・イノベーションと政策・規制の関係からみる – 其の2》【面白記事 Vol. 124(2020年9月2日配信)】』 – Link
  9. 『ルワンダ政府Startup Act制定に向け動き出し!他、スタートアップの成長しやすい環境作り【面白記事 Vol. 142 投稿(2020年9月23日)】』 – Link
  10. 『スタートアップ法制定、ケニアも!【Pick-Up! アフリカ Vol. 3 (投稿:2020年10月7日)】』 – Link
  11. 『アフリカのスタートアップを取り巻く機会と課題【面白記事 Vol. 91(2020年7月22日配信)】』 – Link

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