Pick-Up! アフリカの運営メンバーです! ルワンダで留学・インターン・プロサッカーチームの練習生をやっていました。 X→Hiro_Pick_Up

こんにちは!Pick-Up! アフリカです。

皆さん、「ルワンダ」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。

ほとんどの人は「フツ・ツチの衝突によって発生した大量虐殺」を思い浮かべるかと思います。

「ホテル・ルワンダ」や「ルワンダの涙」など、ルワンダでの虐殺の悲劇を描いた映画は日本でも有名です。

1994年に発生した大量虐殺はその後収束し、紛争から30年以上たった今では「アフリカの奇跡」と称されるまでに発展しており、Pick-Up! アフリカでもその様子を何度もお伝えしてきました。

一方で、未だに国家間紛争がルワンダ周辺で継続していることはご存知でしょうか。

今回は、この厳しい状況を平和教育から打破しようと奮闘する『有志団体とりくむゑ』の活動の紹介です。

終わりが見えないアフリカ大湖地域の紛争

アフリカ大湖地域とは、東アフリカ大地溝帯にあるビクトリア湖、タンガニーカ湖など、複数の大きな湖を囲む地域を指します。この地域にはルワンダ、コンゴ民主共和国、ブルンジがあり、数十年に渡って紛争と情勢不安が続いています。

大湖地域における紛争の解説図
大湖地域における紛争の解説図

現在、コンゴ民主共和国の東部では、100以上の反政府武装勢力や民兵組織が活動しているとされています。その中の1つであり、ルワンダ系の住民を中核としつつ、コンゴ東部にて自らの安全と権利が脅かされていると訴えている有力な武装勢力M23は、昨年1〜2月にかけてコンゴ東部の主要都市ゴマとブカブを相次いで制圧しました。

2025年1月から2月の戦闘だけで、少なくとも7,000人以上が死亡し、4万人以上が難民となってブルンジに逃れました。また多くの若者たちが戦場に駆り出され、暴力の犠牲になっています。(参考

大湖地域のコンゴ、ルワンダ、ブルンジの関係性は常に不安定でした。

しかし、今回の紛争によって、お互いに対する憎しみや敵対意識は増し、さらなる対立と分断が進んでいます。

有志団体とりくむゑ クラウドファンディングホームページから画像・解説引用)

有志団体とりくむゑとは

とりくむゑ(Turikumwe)はルワンダ語で「私たちは一緒」という意味です。

縁(ゑん)を大事にしていきたいという思いも団体名に表れています。

団体メンバーは、大学生時代にルワンダ・プロテスタント大学(PUR)に留学した若い世代で構成されています。

メンバー達は現在それぞれのキャリアを歩んでいますが、ルワンダ留学で苦楽を共にし、価値観を一新してくれた友人たちに恩返しをしたいという想いで、この団体を立ち上げました。

クラウドファンディングの紹介

とりくむゑは現在、不安定化しているアフリカ大湖地域で「若い世代に向けた平和教育の場」をつくりだす活動を推進しており、クラウドファンディングで資金提供を募っています。

クラウドファンディングの詳細はこちらから。

元Pick-Up! アフリカインターン生・加藤歩美さんからのコメント

今回は昨年度までPick-Up! アフリカメンバーだった、とりくむゑメンバーの加藤歩美さんからメッセージが届いています。

苦しみはわからなくても、支えることはできる 

遠い地で起きている紛争の苦しみを、本当の意味で理解することはできません。でも、平和を作ろうとする人たちを応援することなら、私たちにもできる。そう思ってクラウドファンディングに携わっています。

「アフリカの平和を支援したい」と聞いても、正直、自分には関係のない遠い世界の話だと感じる方もいるかもしれません。

でも、それはアフリカだからではないと思います。

たとえば、日本のどこかで昨日起きた事故や事件で大切な人を失った方の苦しみを、私たちは本当に理解できるでしょうか。

ニュースを見て「かわいそうだな」「つらいだろうな」と思うことはできます。でも、その人が抱えている痛みを、自分のことのように理解することは簡単ではありません。

私自身、ひき逃げでご家族を亡くした方から話を聞いたことがあります。また、アフリカ留学中には、紛争で家族を失った方々の話を聞く機会もありました。

けれど正直に言えば、私は彼らの苦しみを理解することはできませんでした。身近に感じることも大してできませんでした。

それでも一つだけ分かったことがあります。

それは、誰かが行動しなければ、何も変わらないということです。

私たちがこのクラウドファンディングを始めた理由は、とてもシンプルです。

アフリカで出会った大切な友人たちが暮らす場所が、平和で安全な場所であってほしい。

そして、その平和のために努力を続ける彼らを応援したい。

ただ、それだけです。

世界中の苦しみを理解することはできなくても、平和を願い、そのために行動する人たちを支えることはできると思います。

どうか、一人でも多くの方にこの取り組みに加わっていただけたら嬉しいです。

それはアフリカでも、中東でも、日本でも、どこであっても変わりません。

皆さまと一緒に、平和の輪を少しずつ広げていければと思います。

よろしくお願いいたします。

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