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こんにちは!Pick-Up! アフリカです。

アフリカへの渡航を検討する際、真っ先に気になる治安についての最新情報をお届けします。
「アフリカ」と聞くと、「治安ってどうなの?危険じゃないの?」と考える方が多いと思いますが、アフリカ54カ国で状況は様々。変わりゆくアフリカの治安状況をお伝えします。

★2025年の治安ランキングはこちら★
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アフリカ諸国の治安ランキング(2026)

2026年に発表されたGlobal Peace Index (世界平和度指標、①進行中の国家間・国内の紛争、②社会的な安全性、③安全保障・軍事、の3点に焦点を当てて計測される)という指標を使い、アフリカ大陸諸国の治安ランキングをまとめてみました。

このランキングは目に見える犯罪発生率などに限らず、政権の状態や国際社会での立ち位置といった間接的かつ長期的な視点の指標が用いられています。

86<Global Peace Indexから見るアフリカの治安ランキング>

※()内の数字は世界ランキング

※日本は世界10位。

アフリカ内順位2026年(世界順位)2025年(世界順位)去年からの推移
1位モーリシャス(18)モーリシャス(26)↔︎
2位ボツワナ(50)ボツワナ(43)↔︎
3位マダガスカル(59)ナミビア(50)↗︎
4位ナミビア(62)ガンビア(55)↘︎
5位モロッコ(65)シエラレオネ(57)↗︎
6位ガンビア(70)マダガスカル(59)↘︎
7位シエラレオネ(74)ガーナ(61)↘︎
8位セネガル(75)ザンビア(64)↗︎
9位ガーナ(76)セネガル(69)↘︎
10位チュニジア(77)リベリア(70)↗︎
11位アンゴラ(78)マラウイ(71)↗︎
12位ザンビア(82)タンザニア(73)↘︎
13位マラウイ(83)アンゴラ(76)↘︎
14位ギニア・ビサウ(85)チュニジア(81)↗︎
15位リベリア(86)赤道ギニア(82)↘︎
16位レソト(86)モロッコ(85)↗︎
17位ジンバブエ(90)ルワンダ(91)↗︎
18位アルジェリア(91)アルジェリア(92)↔︎
19位コートジボワール(93)コートジボワール(94)↔︎
20位タンザニア(98)エスワティニ(99)↘︎
21位ガボン(100)ギニア・ビサウ(101)↗︎
22位赤道ギニア(101)コンゴ共和国(103)↘︎
23位エスワティニ(104)エジプト(107)↘︎
24位ジブチ(105)モーリタニア(110)↗︎
25位モーリタニア(112)ベナン(112)↘︎
26位エジプト(113)ウガンダ(113)↘︎
27位ルワンダ(114)ジンバブエ(114)↘︎
28位ギニア(116)ガボン(117)↗︎
29位トーゴ(119)ギニア(118)↗︎
30位コンゴ共和国(120)レソト(119)↘︎
31位ベナン(122)モザンビーク(121)↘︎
32位南アフリカ(123)ジブチ(122)↗︎
33位リビア(125)南アフリカ(124)↗︎
34位モザンビーク(126)トーゴ(126)↘︎
35位エリトリア(128)ケニア(127)↗︎
36位ブルンジ(129)リビア(131)↗︎
37位ウガンダ(130)エリトリア(132)↘︎
38位ケニア(132)ブルンジ(133)↘︎
39位カメルーン(137)チャド(134)↗︎
40位エチオピア(138)カメルーン(137)↗︎
41位ナイジェリア(142)エチオピア(138)↗︎
42位チャド(145)ニジェール(143)↘︎
43位ニジェール(146)ナイジェリア(148)↘︎
44位ブルキナファソ(149)中央アフリカ共和国(150)↗︎
45位中央アフリカ共和国(150)ソマリア(151)↘︎
46位ソマリア(153)ブルキナファソ(152)↘︎
47位マリ(154)マリ(154)↔︎
48位南スーダン(158)南スーダン(156)↔︎
49位コンゴ民主共和国(161)コンゴ民主共和国(160)↔︎
50位スーダン(162)スーダン(161)↔︎

ランキング不動の1位モーリシャス

マダガスカルの東側に位置する島国のモーリシャスは、19年連続でサブサハラアフリカ地域で1位となりました。

モーリシャスは人口126万人の島国です。美しいビーチが有名で、観光産業に力を入れています。

モーリシャスの美しい海岸

一人当たりGDPも高く、アフリカで2位となっています。

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長年にわたり成熟した民主主義が維持されている点が評価されています。2024年に実施された極めて透明性の高い選挙を経て、新たに就任したラングーラム氏のもと、盤石な政権運営が続けられています。(参照

アフリカ他国が隣国との紛争に悩む中、島国で隣国の影響を受けにくく、地政学的に安定していることも19年連続アフリカ1位の要因になっていると考えます。

治安ランキングが顕著に上昇した国

★モロッコ(アフリカ16位→5位 世界85位→65位)

北アフリカ最大の経済大国であるモロッコは大幅に順位を上げ、アフリカ上位に食い込みました。

モロッコのカサブランカ

特に指標中の②社会的安全性が高く評価されました。

モロッコが位置する北アフリカからサヘル地域にかけた帯状のエリアは、現在不安定化が進んでいます。特に中央サヘル地域(ブルキナファソ、マリ、ニジェールなど)は、世界のテロリズムの新たな震源地と化している中で、モロッコは対テロ戦略を強固に推し進めて国内の安定性を守っています。
国内では2003年〜2023年の間で200以上のテロリズム組織解体、3,500件以上のテロリズム関連の逮捕事例が報告されており、対テロ戦略への力の入れ具合が見て取れます。(参照

2030年にはスペイン・ポルトガルと共同開催するFIFAワールドカップが控えており、内需の拡大も見込まれるモロッコは今後注目の存在です。

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★レソト(アフリカ30位→16位 世界119位→86位)

南部アフリカの内陸国レソトが27ランクの上昇を果たしました。

レソトは南アフリカに囲まれているという特徴を持ち、国土全体が標高1,000mを超えている世界で唯一の国です。ドラクエの世界のような景色が見れることで有名です。

レソトのドラクエのような景色

レソトは196年のイギリスからの独立以来、長年『文民統制(シビリアン・コントロール)』の不足に悩まされてきました。軍が不当に政治介入し、汚職も発生していたレソトでは、2022年の統計で殺人発生率が10万人あたり40.9人。世界最悪レベルの治安状況でした。

その中で、2022年に実業家サム・マテカネ氏が立ち上げた新党「繁栄のための革命(Revolution for Prosperity: RFP)」はガバナンス・法の支配・実力主義の強化と汚職撲滅をミッションに掲げ、比較的一貫した政策遂行能力を示してきました。(参照

これにより指標中の②社会的安全性が評価され、実際にGlobal Peace Indexでは政治的な暴動が効果的に押さえ込まれていると報告されています。

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★ジンバブエ(アフリカ27位→17位 世界114位→90位)

世界三大瀑布の一つヴィクトリアフォールズがあることで有名なジンバブエ。

ジンバブエのヴィクトリアフォールズ

ジンバブエもレソトと同じく政治的安定性や政治的な暴動等の指数で改善が見られ、ランクを上昇させました。

現政権は野党勢力への強硬姿勢を崩していませんが、暴力的なデモの発生等は未然に防いでいると見られます。

Global Peace Indexの評価メカニズム的に、デモの沈静化は「市民の欲求が満たされた結果」でも「政権の威圧によって抑圧された結果」でも暴力事件の発生件数が減少すればスコアが上昇することになっており、根本的な問題が解決されたとみるのは厳しい状況。

未だに「ジンバブエドル」で有名なハイパーインフレーションの爪痕、高い失業率、インフラの欠如などの課題が山積みです。

一方、ジンバブエは指標中の①進行中の国家間・国内の紛争において、外部リスクが極めて低く評価されており、国際的な武力紛争に一切関与していない点がジンバブエの平和度指数を底上げしていると言えます。

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治安ランキングが顕著に下降した国

★コンゴ共和国(アフリカ22位→30位 世界103位→120位)

中部アフリカに位置するコンゴ共和国。旧宗主国はフランスで、名前が似ているコンゴ民主共和国は旧宗主国がベルギーだったことが異なります。

絶滅危惧種のニシローランドゴリラが生息していることで有名です。

ニシローランドゴリラ

②社会的な安全性に含まれる指標が軒並み評価を落としました。
各国大使館は首都ブラザビルやポワントノワールなどの都市で路上犯罪が多発していると報告しています。
また、米国国務省は治安当局の機能不全を指摘しており、国内の不安定な状況が結果に現れています。(参照

コンゴ共和国の情報はかなり限られており、現地の実情はなかなか見えにくい状況です。

★ルワンダ(アフリカ17位→27位 世界91位→114位)

ルワンダは外部紛争への関与の観点から大きく順位を落としました。

コンゴ民主共和国東部の紛争への軍事的な関与(ルワンダ政府は否定)が国際的に問題視され、指標に反映されています。

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一方、自国内の治安は非常に安定しており、街では女性が夜に1人で出歩いても問題ないレベルです。

ルワンダの首都キガリの整然とした街並み

首都キガリは道路インフラも整然としており、ゴミもほぼ落ちていない清潔ぶり。初めてのアフリカにおすすめの国です。

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ルワンダガイドブック

★タンザニア(アフリカ12位→20位 世界73位→98位)

タンザニアは2025年10月に行われた大統領選挙で全国規模のデモ・暴動が発生し、大きく順位を落としました。

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おわりに

いかがだったでしょうか。

現在、世界的な平和度指数はウクライナや中東の情勢悪化を背景に低下傾向にあります。 2026年には、国家間の武力紛争が第二次世界大戦後で最多となる61件に達しました。

こうした国際情勢の中、アフリカ諸国の平和度指数を左右している主な要因は、外部からの影響というよりも、国内政治の安定性や隣国との利害関係をいかに適切に調整できているかという点に集約される傾向が見て取れました。

出張や旅行でアフリカ諸国を訪れる際は、最新の国内状況をよくチェックすることが必要です!まずは外務省の海外安全ホームページを確認すること、そして出来れば現地に精通している人に最新状況を確認することが好ましいです。

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