今回は、3月に開催されたInternational Adolescent Health Week(国際青少年健康習慣)についての記事をお伝えします!!


1000万件もの望まない妊娠の責任を担う思春期の若者たち

Adolescents Responsible for 10 million Unintended Pregnancies | THISDAYLIVE

内容と背景:

今回ご紹介する記事によると、2019年から2020年の1年間で、発展途上国の15歳から19歳の思春期の子どもたちのなかに、1000万件ほどの望まない妊娠があったと推測されています。また、若い女性の5人に1人が18歳未満で結婚し、7分ごとに暴力によって思春期の若者たちが亡くなるなど、思春期の若者たちの性にまつわる健康問題は未だに大きな課題になっています。望まない妊娠については、妊娠と出産による合併症は1つの大きな死因であり、将来の生活にもかかわるため、重要な問題であるといえます。

また、こうした思春期の若者たちの健康に関する状況は、COVID-19の流行によって悪化しているといわれています。例えば、SRH(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルスケア)などの必要不可欠なサービスへのアクセスが制限され、HIVを抱える若者たちが治療から遠ざかり、GBV(gender-based violence:ジェンダーに基づく暴力)や危険な慣習(FGMなど)が増加していることなどがあげられます。

そういった状況のなか、2021年もInternational Adolescent Health Weekがオンラインで開催されました。このイベントは、思春期の若者たちとそのコミュニティに、健全な大人への移行を促すことを使命として掲げ、毎年3月の第3週目に行われます。

今年は「Adolescent Resilience in the Face of a Pandemic(パンデミックに直面する若者たちの回復力)」がテーマとして設定され、上記のようなCOVID-19下での困難や課題に、テクノロジーやSNSを主に用いて立ち向かい、解決の一助を担おうとした思春期の若者たちの回復力と柔軟性を褒め称えました。

以前、Pick-Up!アフリカでご紹介したこちらの記事では、(アフリカ、デジタル経済下の女性の社会進出についての話題【面白記事 Vol. 101: 2020年8月6日配信】)パンデミックによって新たに誕生した試みの例として、WhatsAppをプラットフォームとする虐待を対処するケニアのサポートグループの取り組みについて紹介されていました。COVID-19以前には対面で行われていた自助グループでの活動を代替し、WhatsAppプラットフォームを通して女性同士のカウンセリングサポートを行うという内容でした。

今回ご紹介した記事の中でも、「思春期は子どもから大人への移行期であり、健全な大人への移行は子ども時代の重要な健康投資の基盤によって可能となる」と書かれているように、COVID-19下においても思春期における健康は、将来にも直結する極めて重要なものです。当人たちが積極的に自らの健康問題に向き合い、解決しようと努力することが必要不可欠であると感じました。

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