日本ルワンダビジネスコミュニティ(JRBC)運営メンバーの一人です。Pick-Up!アフリカでは主に、教育・社会福祉・ヘルスケアなどなどを担当させていただきます!

本日はルワンダやアフリカ諸国で行われている新型コロナウイルスへの対応・取り組みについて書かれた記事を2本選んでご紹介します。
高齢者への優先接種の取り組みとドローンを使ったワクチン提供の可能性について書かれています。

ぜひ2本合わせてご覧ください!


ルワンダ:脆弱なグループのためにドアツードアのCovid-19ワクチン接種を開始

Rwanda launches door-to-door Covid-19 vaccination for vulnerable groups

記事リンク:https://www.theeastafrican.co.ke/tea/news/east-africa/rwanda-door-to-door-covid-19-vaccination-3509994

内容と背景:

1つ目は高齢者などコロナウイルスに感染すると重症化してしまうリスクのある人々に向けて、ルワンダ政府が始めたワクチン摂取の取り組みについてご紹介している記事です。

この記事では、ルワンダは、高齢者を含む脆弱なグループのために、ドアツードアのCovid-19ワクチン接種を開始したということです。

方法は、地域のリーダーや地域のヘルスワーカーが、受益者を割り当て、データを収集します。

受益者は、フリーダイヤルに電話するか、近くの地域のヘルスワーカーに相談してワクチンを入手することができ、そのワクチンは自宅に届けられ、看護師により接種されるということです。

前回の記事でもお伝えしたように、(賞賛されるルワンダのコミュニティヘルスワーカーの活動【Pick-Up! アフリカ Vol. 198:2021年7月27日配信】)ルワンダでは、今回の受益者の割り当てのためのデータ収集に際しても、「国民健康保険制度」が功を成しているということが考えられます。ルワンダでは国民の92%が国の健康保険制度の対象となっており、その保険システムは世界で最も成功しているものの1つとして知られています。

関連・参考記事:

  1. 賞賛されるルワンダのコミュニティヘルスワーカーの活動【Pick-Up! アフリカ Vol. 198:2021年7月27日配信】- Link
  2. ルワンダ、ヘルスケア部門からのニュース(健康保険の適用範囲拡大に尽力、他1件)- Link

ドローンテクノロジーが医療提供をどのように促進するか

How drone technology facilitates healthcare delivery

記事リンク:https://www.sunnewsonline.com/how-drone-technology-facilitates-healthcare-delivery/

内容と背景:

次は、ドローンテクノロジーがどのようにアフリカの医療現場で役立つかということについてその可能性に関して書かれた記事をご紹介します。

以前からPick-Up!アフリカでは、アフリカでのドローンの活用可能性について様々な記事をご紹介してきました。(下記関連記事をぜひご覧ください)

この記事では、2016年にルワンダで血液や薬物の輸送を開始した米国企業のZipline(ジップライン)の、現在のアフリカにおける取り組みについて詳しく書かれています。

今日ジップラインのドローンはルワンダを100万キロメートル以上飛行し、13,000回以上の配達を行っています。また、ガーナでは、ジップラインのドローンを利用して、新型コロナウイルス検査キットの提供を開始しているようです。

このやりとりはオンデマンドで利用され、医療従事者はテキストメッセージまたは電話で注文し、平均30分で迅速に配達物を受け取るという流れが想定されているということです。

この記事によると、2月のアフリカドローンフォーラムでの議論は「レスキューロボット」が主流であったということが書かれています。ルワンダやガーナなどでは、ドローンが丘や曲がりくねった道路で人里離れた地域に、必要な物資を届ける方法として有効であるということを示しました。

また、この記事のなかで、ジップラインガーナの副社長であるMarfo氏は、医療現場でドローンを活用することの利点について、Ziplineの配送センターから離陸して着陸するため、サービスを提供する診療所に追加のインフラストラクチャや人員を必要としないことを述べています。合わせて、ドローンは自律的に飛行し、1.8kgの貨物を運ぶことができることや、1時間に110kmで巡航し、高速の風雨の中でも往復160kmの航続距離を持つことが可能であるということも示されています。

そこで、Marfo氏は、ジップラインは、それぞれ30台のドローンを備えた3つの配送センターから毎日24時間稼働し、州全体の1000を超える医療施設に配送することを想定していると付け加えました。

同社はまた、州の人々を雇用し、会社と協力するように訓練することにより、地元のコンテンツ開発に投資することを計画しているということです。

道路や鉄道のネットワークが貧弱な土地柄がゆえ、コールドチェーンの保管が限られているアフリカ全土の国々にもサービスを提供しており、超低温保管を必要とするCOVID-19ワクチンの提供方法に取り組んでいます。

このようにアフリカでは少しずつドローン技術を活用したワクチン提供を進めているということが分かります。

ドローン活用の可能性に関しては、関連記事にも過去の記事を載せたので、ご関心のある方はぜひ一度ご覧ください。

関連・参考記事:

  1. アフリカでのさらなるドローン活用に必要な環境整備とは?【面白記事 Vol. 84: 2020年7月14日配信】–Link
  2. ドローンと衛星を活用する農業セクターでの動きを紹介!【Pick-Up! アフリカ Vol. 96:2021年2月2日配信】- Link
  3. ルワンダのドローン産業含むロジスティクス関連の話題【面白記事 Vol. 111: 2020年8月18日配信】- Link

本日は以上2つの記事をご紹介しました。

2つの記事を読んでみると関連して見えてくるのは、Door-to-door、personalised medical service、just-in-time serviceなどのワードで、これまでにはあまり見られなかった形のサービスが台頭してきているということが分かります。

加えて、コロナ禍でより人との接点を減らすことが求められるなど、メディカルケアサービスにおいても変革のタイミングがきていると言えます。そこで、従来輸血用の血液を病院に運んでいたドローンがワクチンを運ぶ可能性を見出すなど、医療のみならずコールドチェーンなどのロジスティクス面においても相乗効果をもたらすことが期待できます。

引き続き、アフリカのテクノロジー産業や医療、コールドチェーンなどのロジスティクスにも注目して、アフリカがどのようにこのコロナ禍と向き合っていくのか、見ていきたいと思います。


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