水曜日→「テクノロジー」、「イノベーション」、「スタートアップ」。 土曜日→「ビジネス環境」、「地域経済」。 それぞれを取り巻く環境に関連する記事を担当。 Twitter: @samuelima18

皆さん、こんばんは。

今日はアメリカとアフリカの関係に関して少しお届けします。

トランプ大統領時代はあまり良い関係性が作れなかったようにみられているのですが、大統領が交代したことで、新しいビジネス機会がうまれるのではとの期待が寄せられています。

幾つかの参考記事も共有しているので、どうぞお楽しみください!


なぜアメリカの企業はアフリカに進出しているのか?

英題:Why US Companies are Investing in Africa

記事リンク:https://www.borgenmagazine.com/investing-in-africa/

内容と背景:

アメリカで大統領選挙が行われ、大統領が変わったことで、アメリカとアフリカとの関係性が変わるのではないかと期待されてます。特にトランプ大統領時にはあまり良い関係が作れなかったこともあり、今回は少し変わるのではとの期待感を共有している記事をよくみますのでそちらを共有します。

こちらで共有したアメリカとアフリカの貿易を扱った記事でもありましたように、アメリカの企業はこれまでアフリカへの進出投資に関して消極的でした。特に汚職や腐敗に加え、貧困率の高さなどが影響する購買力の低さ、そしてビジネス環境の未整備具合がそれらの主な理由となってきたのですが、国際機関や政府主導の取り組みなどを通してそれらの課題を解決しようと取り組まれてもいます。記事では、今後10年間でアフリカの消費市場が2.5兆ドル規模になるとの予測があり、この成長に合わせ、アメリカの企業もビジネスチャンスを見出せるのではないかと記事では記述しています。

Brookngsの2018年末のレポートでは、2010年以来この市場は年3.9%の成長を記録していて、2015年時点では約1.4兆ドルだた消費市場が、2025年には2.1兆ドル、そして2030年までに上でも書いたように2.5兆ドルに達すると予測しています。

さて、記事に戻りますと、この2.5兆ドルのうち20%以上がアフリカの大きな市場でもあるナイジェリアなどを除いたサハラ砂漠以南の国々が占めるという予測も共有しています。

記事ではこの様々な取り組みが紹介されているのですが、最初に紹介されているのは、ガーナに本部を持つシンクタンク、Africa Center for Economic Transformation(ACET)という非営利組織です。こちらはアフリカのいくつかの政府(ガーナ、リベリア、モザンビーク、ルワンダ、シオラレオネ)、あるいは世界銀行や国連、各国政府などで10年以上の経験を持つ人々がボードメンバーとして加わっている組織で、リサーチなどを通し、アフリカの政府に対し政策の立案などのアドバイスを提供しており、彼らはDEPTH(Diversification 〔多様化〕、Export competitiveness 〔輸出の競争力〕、Productivity increases 〔生産性の向上〕、Technological upgrading 〔技術の改良〕、improved Human well-being 〔人の幸福の実現〕)などへの働きかけを通して、経済の成長に貢献することを目指して動いているようです。

また、アメリカ側からの働きかけとしては、African Growth and Opportunity Act(アフリカ成長・機会法)というのを制定し、アフリカの国々に対し、アメリカとの取引ができる機会の提供をするのですが、同時に幾つかの事柄をクリアしていることをアフリカの国々に求めており、それができないとビジネスの機会が失われてしまうようです。それらの事柄には、法整備をしっかりすることや、アメリカの企業に対する制限を取り除くこと、貧困の削減、汚職の排除、労働者の権利の確保などが含まれており、現在54カ国中、38カ国がこれらのリストをクリアしていたり、それに向けて取り組んでいたりするようです。アメリカにとってはこの数が増えることで、ビジネス先となる国が増えるので、アフリカの国々がこれらを達成することをサポートしていることが予測されます。

また、記事ではUPSやIBMなどの企業のアフリカでの活動を通したビジネス機会を作り出すことへのサポートなどを共有しており、直接のビジネス機会の創出だけでなく、IBMの例では、ケニアと南アフリカでの研究所の設立などを通し、中東アフリカとなっていた括りを、アフリカにフォーカスしビジネス機会を見極める方法を作り出していることが共有されています。

関連記事にはいくつかアメリカとアフリカとの関係に関して書いた記事を載せていますので、ぜひ読んでみてください。

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関連記事:

  1. バイデン政権の誕生はアフリカにとって何を意味しているのか【Pick-Up! アフリカ Vol. 32 (投稿:2020年11月10日)】Link
  2. アメリカはAfCFTAをどう捉えているのか?〔AfCFTAと他大陸地域 其の一〕【Pick-Up! アフリカ Vol. 30 (投稿:2020年11月7日)】Link
  3. 「Africa is the biggest investment opportunity the US is missing out on」Link
  4. 「It’s Time for an Africa Policy Upgrade」Link
  5. 「Africa’s consumer market potential: Trends, drivers, opportunities, and strategies」Link

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