Pick-Up! アフリカ運営メンバー。主に物流や貿易、農業セクターに関連した話題をご紹介しています。

明後日木曜日からいよいよ4月に突入するということで、本日は3月の人気記事ランキングをご紹介いたします。

3月は2位と3位、また4位で複数の記事が同率順位という結果になりました。

1位には東アフリカで大量発生しているサバクトビバッタに関して最新の発生状況や制御状況をご紹介している記事、2位以降には教育や福祉、また政治関係の話題を扱った記事がランクインしています。

今月も奮ってランキングをご覧ください!


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1位:サバクトビバッタの大量発生:最新の発生・対策状況は?【Pick-Up! アフリカ Vol. 129:2021年3月16日配信】

今年3月に最も多くのアクセス数を獲得したのは、昨年7月より継続してお伝えしている東アフリカでのサバクトビバッタの発生および対策状況に関して、国連食糧農業機関(FAO)の発表している最新情報をご紹介したこちらの投稿。

昨年春の大雨が繁殖に理想的な環境を作り出してしまい、東アフリカではサバクトビバッタの大群が発生し続けています。サバクトビバッタは農作物を食い荒らす特性をもつことから、現地の農家らが甚大な被害を受けており、特に食糧の安全保障が脅かされていることが問題視されています。

そんななかこちらの投稿ではまずサバクトビバッタの発生状況に関して、ソマリアやスーダンでは引き続き群れの発生が確認されているものの、ケニアでは1年前と比較するとサイズが小さく、数もはるかに少なくなってきているとご紹介しています。また今年の春は通常より降雨量が少ないと予想されていることから、今後の繁殖は制限されるとの見方も紹介しています。

一方、サバクトビバッタの制御状況に関しては政府や国際機関の他に民間企業からの取り組みとして、サバクトビバッタを収穫し製粉したのち、たんぱく質が豊富な動物飼料と有機肥料に変えるソリューションを開発しているケニアのスタートアップThe Bug Picture社の取り組みをご紹介しています。

投稿ではThe Bug Picture社のビジネスモデルも詳しくご紹介していますので、ご関心のある方はぜひご覧ください。


2位同率:アフリカ:ろう者のテクノロジーアクセスを高める【Pick-Up! アフリカ Vol. 119:2021年3月1日配信】

同率2位でランクインしたのは、「アフリカのろう者のテクノロジーアクセスを高める」と題された「スマートフォン向けの手話アプリ」と「アフリカの主要な通信携帯会社10社のなかで、どの企業が最も障害のある全ての人を含むアクセシブルなサービスを提供しているか」ということについて書かれた記事の2本をご紹介したものです。

「スマートフォン向けの手話アプリ」:この記事によると、コロナ禍においてケニアでは約4000人程度のろう者の学生がオンラインで学習しているということです。通常時であればろう学校は寄宿制の学校が多く、手話で楽しくコミュニケーションを取ったり、勉強したりすることができますが、外出自粛になると家族が手話が分からない場合はコミュニケーションの壁が生まれてしまいます。そこでその溝を埋めるために、このアプリを使って家族が手話を覚える手助けに役立つようです。

「アクセシブルな携帯通信会社の調査」:今回の調査によると、Vodacomがアクセシビリティアプリの開発において良い結果を出しているということが示されています。例えば、「大学と共同で開発したスマートフォンで聴力検査を行うことができるアプリ」などがあります。

このアプリ(hearZA)を実際にダウンロードして使ってみたところ、後ろでホワイトノイズが流れてるなかで、大小の音量で数字が話され、利用者は流れてきた数字を答えていくという形式になっていました。

アプリの注意書きには、正式な聴力検査を受信する必要があるかどうかの判断に役立てると記載されており、定期的に学校などで聴力検査のないアフリカでは、病院に行かずともまずは気軽に自分で聞こえの検査ができるという上で需要があるのではないかと感じました。

実際に使ってみたhearZAのアプリ画面


2位同率:アフリカ:タンザニア大統領の死去、アフリカ周辺国・タンザニア国内への影響は?【Pick-Up! アフリカ Vol. 131:2021年3月18日配信】

上記の記事と同率で2位に選ばれたのが、タンザニア大統領、ジョン・マグフリ氏が今年3月17日に死去した話題を扱ったこちらの投稿。

投稿ではマグフリ氏の死去により法律上、副大統領であったハッサン氏が次の選挙まで大統領に就任し、東アフリカで初となる女性の大統領が誕生する運びとなることに触れつつ、タンザニア大統領の交代がアフリカ周辺国やタンザニア国内へどのような影響をもたらすのか、記事をもとに見解を紹介しています。

まずマグフリ氏が大統領であった際は、政府役人のコストを削減し、貧困層や病気の人々を支える費用に財源を回したことや、自身の給料を3分の1以下まで減額したことから国内人気は高かったものの、海外渡航を最小限にとどめていたことや、輸入抑制政策(NTB)をめぐりケニアと対立していたことから、周辺国との関係性に関しては疑問視されている場面も多くあったと紹介しています。

さらに、マグフリ氏がコロナ禍で東アフリカ共同体としての協力関係の構築を拒否したことも紹介し、ハッサン氏に大統領が代わることで新型コロナウィルス対策における東アフリカ共同体内の協力関係が改善する可能性に触れています。

加えて、以前マグフリ氏が妊娠中の学校に通う子供たちに出産後も家にいることを強制したことや、同性愛者を追い詰める対応をしたことを紹介し、女性やセクシュアリティ、人権に関する部分では女性の大統領が着任することによって、国内環境が改善する可能性にも触れています。

ホットな話題ですので、ご関心のある方はぜひ投稿をご覧ください。


3位同率:アフリカの科学技術研究の課題 – 脱植民地化に向けて【Pick-Up! アフリカ Vol. 43:2020年11月23日配信】

アフリカの科学技術研究における課題について言及された調査研究の記事が3位にランクインしました。この記事では、アフリカ大陸内に優れた科学者・研究者が少ないという事実について課題視しています。そして、その原因を主に「科学の植民地化に関する問題」「研究論文の出版上の問題」として、内容を詳しく取り上げて紹介しています。

2009年の調査では、中央アフリカの研究論文の約80%が、地域外に拠点を置く共同研究者によって作成されたものであったことや、西洋の科学者西がアフリカ地域の研究のトピックの舵取りをするなどという風潮が残っているようです。現在でも植民地化に向けた議論が繰り広げられているということです。

そのほかにこの記事では、アフリカの研究者の研究論文出版上の課題についても詳しく言及しています。ぜひ、全文をお読みください!


※3位には同率で以下3つの記事がランクインしています。

それぞれ以前のランキングでご紹介した投稿ですので、ご関心のある方はリンクをご覧ください。


3位同率:コラム – Vol. 5: SDGsからみるアフリカの経済成長 – ディーセントワークの視点

https://www.pickup-africa.com/column-vol-5/


3位同率:アフリカのゲーム業界の今、少し解説します!【Pick-Up! アフリカ Vol. 34:2020年11月12日配信】


3位同率:東アフリカで再びバッタが大量発生か【Pick-Up! アフリカ Vol. 50:2020年12月1日配信】

https://www.pickup-africa.com/p-u-a-vol50/


4位同率:ルワンダICT教育の取り組み、現状・成果・課題は?【Pick-Up! アフリカ Vol. 128:2021年3月15日配信】

ICT立国と呼ばれるルワンダでは、現場ではどのようにICTが教育面で活用されているのか。ということについて詳しく書かれた記事が4位にランクインしました。

この記事では、ルワンダのICT教育の概要について詳しく説明したあと、毎月最終月曜日に配信されているルワンダのラジオ番組、EdTech Monday Rwandaの内容が記事になっているものを取り上げて説明しています。

今回の登壇はMastercard Foundation、ルワンダ教育省 (Mineduc) 、Rwanda ICT chamberの3団体で、ルワンダのICT教育の取り組みについてその「成果・長所・短所」についてがトピックとなっていました。ルワンダのIT起業家は、キガリだけでなく、州全体で300を超える学校にすでにそのソリューションを提供していたり、あらゆるコンテンツのデジタル化やオンライン化を促進する技術が学校現場に提案されたりしているようです。

その他にも、それぞれの団体の取り組みが詳しく述べられていて、ルワンダでは、政府・MastercardFoundation・ICT chamber(商工会議所)の3つの組織が協力して、それぞれの切り口からICT教育の推進、実働をしているということが理解できます。


※4位には同率で下記の記事がランクインしています。

以前のランキングでご紹介した投稿ですので、ご関心のある方はリンクをご覧ください。


4位同率:南ア:多くの学生を大学教育にアクセスさせるための新たな提案【Pick-Up! アフリカ Vol. 49:2020年11月30日配信】

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