水曜日→「テクノロジー」、「イノベーション」、「スタートアップ」。 土曜日→「ビジネス環境」、「地域経済」。 それぞれを取り巻く環境に関連する記事を担当。 Twitter: @samuelima18

皆さん、こんにちは!

今日は土曜日にお届けしてます、地域経済圏関連の記事をお届けします!

今回は、AfCFTAの枠組み作りの中で大きな話し合いの焦点となっている関税に関するニュースをお届けします。

お楽しみください!


AfCFTA、加盟国が原産地規則の約90%に合意

英題:AfCFTA: Member countries agree on nearly 90% of rules of origin (Secretary)

記事リンク:https://www.ecofinagency.com/public-management/1401-42250-afcfta-member-countries-agree-on-nearly-90-of-rules-of-origin-secretary

内容と背景:

AfCFTAは1月1日に実際に施行され、現在では少しずつその上での貿易などの取引が行われているのですが、まだ、関税制度を同調化させるということが大きな課題となって残っています。特に、関税を一定の品目において撤廃することがこれからの同取り組みの形になるのですが、それにより、国によっては税収が減るところもあり、それをどのように補っていくのかなどの課題が残されているわけです。

今日の記事では、そこら辺のことを取り扱っているものを共有しています。

記事では、原産地規則(Rule of Origin)の約90%が合意に達しており、残りの文について話し合っているとしています。この上で、どの製品品目がこの原産地規則の対象になるのかについての話し合いに続くわけです。この原産地規則では、産品・製品の原産地を明確化させることで、対象となる製品の域内での関税の撤廃や減税といったことが可能になりますが、同時に、製品の迂回やすり替えなどを抑制するなどの効果もあります。アフリカでは、製品などを加工し、その上で輸出することがあまり行われていないというデータもありますので、ここで期待されることは、まず、域内での貿易を活発化させ、外国、あるいは他大陸への依存度を軽減し、さらには、製造業など、加工を加えることを域内で行うことを可能にすることで、大陸外への輸出に伴う貿易量・額の増加を実現することです。

実際、関連記事に共有しております記事では、最大840億ドル相当の効果が期待されるのではないかとのAfreximbank(Africa Export and Import Bank:アフリカ輸出入銀行)の調査結果が共有されています。この効果は特に南部アフリカでの、鉱産物や機械製品、農産物、車やその部品、プラスチックなどの取引が大きく関与するだろうとしています。

最初に記述しましたように、まだ約10%に当たる取り決めの合意が必要なのですが、記事を読み進めますと、それが今年の夏(7月)にが合意に達するのではないかと、AfCFTAのスタッフのトップであるSilver Ojakol氏のインタビューを伝えています。

さらに記事では、この貿易圏を完全な自由貿易圏として作り上げるために、加盟国が向こう5〜10年間のコミットメントを表明していると伝えているものの、やはりまだ、インフラ整備において不完全な状況である共有しています。そしてその不足分を埋め合わせるためには、年間1300〜1700億ドルの必要になるだろうとも共有されています。

現在、41カ国がこの貿易圏での取り組みに参加していることから、これが大陸全体のものになってきているという嬉しいニュースがあること、そして関税に関する最終的な取り決め、そして原産地規則に関する残された取り決めもこの夏には完成するのではないかとも伝えています。

しかし、関税かこれから撤廃されたり、減税されたりするわけですが、国によってはそれによって税収が減るという試算もあり、これが一つ関税関連の話し合いを遅れさせているとも思われます。

もう一つ関連記事で共有しています記事では、Afreximbankがそれを補填する約10億ドルをモビライズするというニュースも伝えられています。

もちろんこれまで、国家間の貿易があまりうまく機能していなかったので、今回の取り決めで、数十%もの損失を出すわけではないのですが、54カ国中49カ国では1.5%程度の関税収入、50カ国が0.3%の税収入が失われると同銀行は伝えています。

小さな数字に見えるものの、予算の資金繰りに難しさを経験しているアフリカにおいて、これだけの収入が減ることは大きな課題になるので、これらをどのように補填していくのかは大きな議題の一つでもあります。

コロナの影響でAfCFTAの施行がすでに遅れているため、現在のコロナがどのように影響するのかも注視していく必要がありそうです。

引き続き、このような施行における進捗や調査なども共有していきますのでお楽しみに!


関連記事:

  1. 「Africa Trade Deal Could Tap $84 Billion in Export Potential」 – Link
  2. 「Africa Trade Pact Gets $1 Billion to Offset Revenue Losses」 – Link
  3. 「やはり時間がかかるのかAfCFTA?!【Pick-Up! アフリカ Vol. 77:2021年1月9日配信】」Link
  4. 「AfCFTAは雇用と収入にどう影響する?【面白記事 Vol. 145: 2020年9月26日配信】」Link
  5. 「AfCFTAとその経済効果とは?【面白記事 Vol. 97(2020年8月1日配信)】」Link「」 – Link
  6. 「AfCFTAに関する新たなレポートをWEFが発表!【Pick-Up! アフリカ Vol. 94:2021年1月30日配信】」Link
  7. 「AfCFTAのインプリメンテーションまでもう少し!デジタル化で恩恵を一番受けるのは?【Pick-Up! アフリカ Vol. 71:2020年12月26日配信】」Link
  8. 「AfCFTA、「人とモノの自由な移動」実現に向けて各国のビザの状況は?【Pick-Up! アフリカ Vol. 59 (投稿:2020年12月12日)】」Link
  9. 「コラム – Vol. 1:「アフリカ」という見方」Link

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