水曜日→「テクノロジー」、「イノベーション」、「スタートアップ」。 土曜日→「ビジネス環境」、「地域経済」。 それぞれを取り巻く環境に関連する記事を担当。 Twitter: @samuelima18

皆さん、こんばんは!

今日は地域経済圏に関するニュースをお届けします。

これまでアフリカにおいてインターネット環境の整備が不十分なことはお伝えしてきましたが、インフラ面だけでなく、アフォーダビリティーも一つの課題として挙げられてきました。

人々がアクセスできるインターネットの実現に向け強いメッセージが発せられましたので、その記事をお届けします。

お楽しみください!


アフリカの首脳陣、インターネットの価格の50%削減に取り組むことを約束!

英題:African leaders commit to reduce internet cost by 50%

記事リンク:https://furtherafrica.com/2020/12/10/african-leaders-commit-to-reduce-internet-cost-by-50/

内容と背景:

これまでもいくつかの記事で共有してきましたように、コロナ環境下でオンラインにて様々な取り組みが行われなければいけなかったことで、これまで以上にインターネットインフラの不整備具合がより一層目立ちました。そんな中で、Facebook社やGoogle社を中心とし様々なインフラ整備事業が発表され、早速取り組まれたりしています。

インフラも一つの課題ではありますが、同時に、サービスが良心的な価格で提供されそのサービスにアクセスできなければ元も子もありません。実際、世界的に推奨されているインターネットの価格(一人当たりの収入に占めるインターネットのための支出の割合)と、実際にアフリカで提供されている価格を比較した時、その推奨に即した価格を実現している国もありますが、多くの国ではまだそれを実現できていないという背景があります。

今回ご紹介する記事では、この価格の課題に取り組もうとする動きに関してです。

さて、最初に記事では、12月7日にSmart Africa Alliance(スマートアフリカアライアンス)という、アフリカの31カ国、民間企業、国際団体、そして教育機関などが会員となっており、アフリカでの持続可能な社会経済活動をブロードバンドとICTの有効な活用を基盤とした知識集中型の経済の構築で実現しようとする団体が行った第9回目の理事会が行われたことを伝えています。この会議で話し合われた議題のうち、インターネットへのアクセスが一つの話題になったようです。そしてその中で、価格を下げることが、一つの議題として話し合われ、理事会として50%の削減が合意されたようです。

記事では、国連の専門機関の一つである、ITU(International Telecommunication Union: 国際電気通信連合)とUNESCOとが合同で設立した委員会(UN Broadband Commission for Sustainable Development: 持続可能な開発のためのブロードバンド委員会)示している、1GBの価格が平均収入の2%以上にならないようにという推奨に対し、アフリカでは54カ国のうち、18カ国がこれに即しているものの、他の国に関してはそうも言えず、国によっては16%以上を占めてしまう例もあるようです。アフリカで一番高いと言われているのがマラウィなのですが、ここでは収入の87%の価格になっており、とてもこの定義からかけ離れたものになってしまっているのです。

そこで、今回の委員会ではこの価格の50%削減を実現するための戦略的な取り組みを行なっていくことに合意したということです。そのため、来年以降活動を行なっていくようで、第一フェーズでは7〜10カ国で実証実験を行い、それを他の加盟国に広げていく予定のようです。

記事では、これ以外にも、Smart Africa Digital Academy(デジタルスキルを高める上でのキャパシティビルディングに対する取り組み)やGiga Africaイニシアチブ(UNICEFとITU主導で行われている、教育現場でのデジタル化を促進する取り組み)などの複数の取り組みが承認されたことも共有されています。

またスマートアフリカの取り組みにあるフラッグシッププロジェクト(各国に割り当てられており、それぞれの国が計画書を作成・提出し、理事会で承認され実際に取り組まれる)のうち、Digital Identity(ベニン担当)、ICT Start-Ups and Innovation Ecosystem(チュニジア担当)、Smart Broadband 2025(セネガル)、Smart Village(ニジェール)などのプロジェクトの計画書も承認され、今後本格的に取り組まれて行くとも記事では共有しています。

それぞれの取り組みがアフリカの将来の行方を大きく左右する事柄でもあるので(特にデジタル化の必要性が今年のコロナの影響もあり、さらに一層重要視されるようになったということもあり)引き続きみなさんにも進み具合を共有していこうと思います。

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関連記事:

  1. アフリカの教育業界×ICTに関する話題【面白記事 Vol. 59: 2020年6月15日配信】Link
  2. アフリカ教育現場のコロナにおける影響【面白記事 Vol. 62: 2020年6月18日配信】Link
  3. eコマースセクターとネット接続向上に関する最新の話題【面白記事 Vol. 135: 2020年9月15日配信】Link
  4. 「Why mobile internet is so expensive in some African nations」Link
  5. 「SA has some of Africa’s most expensive data, a new report says – but it is better for the richer」Link
  6. 「Worldwide mobile data pricing: The cost of 1GB of mobile data in 228 countries」Link
  7. 「Smart Africa Alliance」ホームページ

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