★目次★
みなさんこんにちは!Pick-Up アフリカです!
日本のカルチャーと聞くと、アニメやJPOP、アイドル、、、などなどたくさん思いつくと思います。では、アフリカの場合はどうでしょうか?アフリカと結びつきやすいのは、「伝統的な」というワードだと思います。本稿では、成長し続けるアフリカのエンタメ産業の今をお届けします!そして、、、実は日本とアフリカのエンタメ業界をつなぐ、新たなプロジェクトが進行しています。2025年に発足した大注目の組織、日本アフリカエンタメ事業協議会(略称:JAEBC)についてもご紹介します!
目次
1.産業が成長し続ける大陸
2.アフリカのエンタメってどんな感じ?
3.日本からアフリカのエンタメにアクセスしたい!
4.おすすめコンテンツ
5.終わりに
1.産業が成長し続ける大陸
国際通貨基金(略称:IMF)は、2026年アフリカは世界最速の成長地域になると予想しているそうです。国連の報告書によると、農業や鉱業、サービス業といった主要産業の回復がアフリカ経済の再生を支えている一方で、Big4コンサルタントファームのPwCの展望では、エンターテインメントやメディアといった創造産業も、モバイル技術や生成AIの導入を通じて新たな成長分野として注目されており、アフリカ経済の多様化に貢献しているようです。
そんな勢いのあるアフリカですが、今回ピックアップするのは、エンタメ産業です。インターネット普及率が世界的に上昇してることや、SNS、動画プラットフォーム、ストリーミングサービスが国境を越えて広く利用されていることを背景に、今では遠くの国のカルチャーへのアクセスがはるかに容易になりました。
アフリカの人ってスマホ持ってるの…?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。国ごとに偏りが大きいですが、アフリカ大陸全体としてスマホ所持率はおよそ60%前後とされています。ナイジェリアでは85%までにのぼるそうです。若年層、都市部での普及が特に急速に伸びています。African Countries with the Highest Number of Mobile Phones – William Kwamba
ちなみに、スマホ所持率の上昇とともに、Paypayのような電子決済の普及も進んでいます。
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2.アフリカのエンタメってどんな感じ?
タイトルにもある通り、次のカルチャーの震源地となり得るアフリカのエンタメとは、どのようなものでしょうか。
特に世界的にみても力を増している音楽、映画にフォーカスしてお伝えします!
①音楽
アフリカ音楽は世界的に存在感を増しており、特にAfrobeatsというジャンルの音楽は国際チャートを席巻し、数々のアーティストが世界の著名なアーティストとのコラボ曲を制作したり、欧米でのツアーを成功させたりしています。日本ではAmapianoというジャンルで有名な南アフリカ共和国出身のTylaが、2025年に有明アリーナでコンサートを行い大きな話題を呼びました。Tylaの「Water」や「CHANEL」は日本でもSNSで話題になったので、聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
アフリカの音楽に関してはこちらの記事もお読みください。
②映画
アメリカのハリウッド、インドのボリウッドに次ぐ、ナイジェリアのノリウッドと名高い、ナイジェリア映画。2000年代にデジタルカメラと編集ソフトが普及したことや2010年代後半のストリーミングサービスでの配信開始が後押しとなり、実は世界で最も作品数が多い映画産業の一つです。世界映画製作本数の25%ほどを占めています(2022年時点)。
ナイジェリアに関してはこちらの記事もお読みください。
B級映画のような雰囲気が魅力の一つではありますが、大手制作会社とタッグを組んでお金をかけた作品も増えています。
最近では、ディズニーがアフリカのアニメスタジオKugali Mediaと『Iwaju』を共同制作し、現在世界配信されています。Netflixもいくつかの映画の放映権を購入し世界に配信されています。さらにはYoutubeで制作した映画を公開するクリエイターもいるようです。
3.日本からアフリカのエンタメにアクセスしたい!
さて、そんな激熱なアフリカのエンタメですが、日本にいると実感しづらいですよね。
そもそも、どこで見るの?聴くの?と疑問に思うはずです。
最近では、YouTubeやNetflix、Spotifyで気軽にコンテンツを楽しむことができます。
特に、音楽ストリーミングサイトでは「アフロ」と調べるとプレイリストにまとめられた膨大な数の楽曲を楽しむことができます。上記で紹介した通り、YouTubeにもノリウッド映画が次々とアップされています。
気軽にアクセスできる一方で、多すぎてよほどの興味がないとアフリカのエンタメという海に深く深く潜って行く前に諦めてしまうかもしれません。
そこで、2025年11月に発足した団体、日本アフリカエンタメ事業協議会(略称:JAEBC-ジェイビース)を紹介します。日本企業と現地の産業の架け橋となるという趣旨の団体ではありますが、JAEBCおよび学生団体JAEBC Youthはアフリカのエンタメファンのコミュニティとしても機能しています。
【日本アフリカエンタメ事業協議会(略称:JAEBC-ジェイビース)について】
人口の中央値年齢が若いアフリカ。彼らを中心に日本のアニメや漫画などの消費も加速しています。日本の企業や投資家たちにとっては絶好の進出の場であるように思われますが、アフリカ進出にリスクはつきもの。他の産業においても大きな市場となり得るアフリカに、まずはエンタメ産業から切り込み、文化・ビジネス両面で主導権を握ることが重要になります。
そんな中、2025年に設立されたのが日本アフリカエンタメ事業協議会(略称:JAEBC)です!アフリカ発のポップカルチャーが世界的に影響力を拡大するなかで、日本とアフリカのエンターテインメント産業の連携を促進する目的で、日本企業の情報不足やネットワーク不足を解消し、戦略的な事業創出を支えるプラットフォームとして設立されました。
設立から半年にも満たない組織にもかかわらず、すでに中学校向けのワークショップやイベント「アフリカエンタメ元年宣言」の開催、さらにナイジェリアからアニメ関係者を招へいしアニメイベントへの参加など活動は多岐にわたっています。
学生組織も発足し、JAEBC Youthとしてアフリカのエンタメに関する勉強会などを行っています。
4.おすすめコンテンツ
・日本のAfrobeats曲
Creepy Nuts「Mirage」(2025)
Creepy Nutsが日本語でAfrobeatsをやってみたという挑戦的な一曲です。人気アニメ「よふかしのうた」Seanson2の主題歌でもあります。
・セレーナ・ゴメスとナイジェリアのアーティストRemaのコラボの大ヒット曲
Selena Gomez&Rema 「Calm Down」(2023)
2023年6月に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で最高3位を記録し、累計57週チャートインしました。 同曲は、レマにとって自身初の“Hot 100”にチャートインした楽曲です。
・FIFA World Cup 2026の開幕式で披露されたFIFA World Cup 2026公式アルバム曲
LISA, Anitta, Rema「Goals」(2026)
K-pop、ラテンポップ、アフロビーツという今日の音楽シーンを席巻するジャンルを代表するアーティスト三人のコラボ曲です。
ちなみに、Remaはナイジェリア出身です!
Wedding Party(2016)
ナイジェリアで一番人気のある作品です。異なる部族同士の結婚を描いた作品で、Netflixで視聴することができます。
5.終わりに
いかがだったでしょうか?まずは、この深く広く、激熱な海につま先だけでも触れてみて、ゆくゆくはこの潮流を乗りこなす人が増えてくれることを願います。
参考
New UN report: Africa’s economy to improve in 2025 despite global stagnation | Africa Renewal
IMF Outlook: Africa Outpacing Asia in 2026 Growth – FurtherAfrica



