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皆さん、こんばんは!

水曜日はテック、イノベーション、スタートアップ関連のニュースをお届けしています。

今日はこれまでお伝えしてきましたテック、イノベーション、そしてスタートアップ関連のここ数年をまとめる記事に出会いましたので、この機会にその記事を共有するとともに、私たちの毎日更新記事で配信してきましたいくつかの印象深い関連記事も共有していきます。

少し振り返りのような感じで楽しんで見てください。


コメント「パンデミック下でもアフリカのテックシーンに投資家らは期待を持ち続けている」

英題:Comment: Investors keep faith with Africa’s tech scene amid pandemic

記事リンク:https://www.internationalinvestment.net/opinion/4021862/comment-investors-faith-africa-tech-scene-amid-pandemic

内容と背景:

本日最初の記事は、パンデミック下の状況でも、投資からのアフリカのテック界隈への期待を持ち続けているという記事。このシリーズの中で、過去最高額の投資額を記録した2019年と比べ、投資家のアフリカのスタートアップへの投資の推移がどうなるのかに関して取り扱った記事もいくつか御共有してきました。

下の関連記事もまたご確認いただければと思いますが、一つ大きなキーワードがあるとするならば、「投資家の投資前の評価基準の変化により、『浅く広く』という形でスタートアップやイノベーション界隈に投資家集まるのではなく、『狭く深く』という形で投資が行われ、より現在皆が経験している課題を解決しているような取り組み(社会問題解決型)がより投資を集める」ということではないでしょうか?そんな中で、投資家と起業家の関係性がより長期的なものに変化してくだろうという点がこの裏にあり、いくつかの記事の中でもそんなことがハイライトされてきたように思います。そして、さらにこの期間あるいはその前に形成された関係性によっては、昨年同等の投資額もありえるかもしれないという記事もありました。

さて、今回の記事では、この7ヶ月の間のアフリカ大陸のテック分野(ITやソフトウェア開発など)への外国直接投資(Foreign Direct Investment:FDI)が昨年の50%増加を記録し、8億3100万ドル(約831億円)を計上していると書き始めています。2019年の投資においてはスタートアップ界隈に4億9160万ドル(約491億6000万円)で、そのうち、fintechやe-コマース、agri-tech、e-healthなどに代表される新たな企業への投資が61%を占めたとも述べています。この動きの中でやはりケニアやナイジェリアが中心となってきていました。

この傾向はアフリカだけでなく、南アメリカ地域やインドなどでも見られており、この分野にテック企業として世界的に知られる企業たちもその魅力を意識するほどだとも言われているとしています。さらにその例として、Facebook社やGoogle社、Microsoft社などがアフリカのこういった動きの中心となっている才能ある若者の育成に乗り出し、アフリカに研究センターや育成センターなどを建設しているとも共有しています。若者へのアプローチだけでなく、彼らを通しアフリカの地元の課題を解決できるソリューションを自社から発信するということが予測されているわけです。

また、記事では、2019年には618箇所にまで成長(2018年は442箇所)した、アフリカのテックハブの数にも表れているように、これらのハブにいるアントレプレナーやデベロッパー、技術者、エンジニアなどのプールにアクセスできることもアフリカの一つの魅力になっているとし、その中心には「アフリカのイノベーションの四角地帯」と言われる、ナイジェリアや南アフリカ、エチオピア、そしてケニアを中心に発展しているようです。

このような傾向から、各国政府では、若者、アントレプレナー、イノベーションが生き生きとする環境づくりに乗り出しているというニュースを読むことも少なくなく、2018年にチュニジアで制定されたスタートアップ法を皮切りに、セネガルでもすでに制定され、現在は、マリやケニア、ガーナ、コートジボワール、コンゴ民主共和国(DRC)、そしてルワンダなどの国々でも同法の制定に向けた動きが活発化してきています。

このような環境の中で今回のコロナが起こったわけですが、外出制限が敷かれたことで、学校が休校になり、リモート教育、仕事を自宅で行う、あるいは遠隔医療の必要性が出てくるなど、多くの課題が見えてきました。その中でアフリカのインターネット環境の悪さがハイライトされると同時に、新たにこの分野に取り組むプロジェクト(GoogleのケニアでのLoonプロジェクトや、Facebokを中心に複数企業で取り組むの中東-アフリカ-ヨーロッパを繋ぐ海底ケーブルを敷くプロジェクト)なども発表されました。

そんな中で、アフリカの経済活動を大きく支える、農業や、上にあげましたような教育、医療、電子決済、e-コマース、ロジスティックの電子化(特に管理系)など直接的に人々の生活に影響を及ぼすソリューションを提供しているスタートアップの著しい成長が見られてきました。そしてその成長に引き寄せられるように、これらの分野への投資や、AIやブロックチェーンなどの最先端技術を活用したテック分野などへの欧米企業のパートナーシップや買収、出資を通した進出に関するニュースも目立つようになったわけです。

記事の中ではMIT(マサチューセッツ工科大学)の教授の意見を紹介し、スタートアップがコロナ環境下で解決が求められている、健康医療や経済不況の分野で風向きを帰る上で大きな役割を担うだろうと締めくくっています。

アフリカのイノベーション、テック分野、そしてスタートアップ分野はまだまだ成長を続けている分野ではありますが、時に立ち止まって見てみるとこの数年で大きな動きがたくさん起こっている分野でもあります。

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関連記事:

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